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アルテシマ 本と本棚好き。 |
暗号のクダリはややこしい感じで流し読み。2重、3重の仕掛けがあるのは、流石ですね。
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クスノキの番人
熱烈なオススメを受けて読んでみた。なかなか状況ぐ進まなくて、どういうことなんだろうと思ったけど、別に結末を急ぐ必要なんてないんだ。 一見恵まれない不幸な主人公と思いきや、実は根底には愛を注いでくれる母がいて、助けてくれる叔母がいて。クスノキの番人をすることで、色んな人たちとの交流が生まれ、成長していく。無欲なようで、ちゃんと欲がある。最後の彼の優しさには、涙がほろり。どんな人にも、その人の人生があり、それがその人をつくっている。自分の想いを言葉で伝えることは出来るけど、それが本当にそのままの想いで伝わっているかはわからない。その意味で、クスノキの存在は尊いし、魔法のような能力だ。 読み終えて、自分の大事な人には、自分との記憶を忘れてほしくないと思った。そして自分自身も。そんなこと、自分でコントロールは出来ないけれど、これまで積み上げた時間が消えることほど、切ないことはない。記憶を大切にしてるからこそ、それを無くす恐怖がある。でも、それを笑って受け入れてくれる人がいたなら。こんなに幸せなことはないだろう。 2020.12.27
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殺人の門
★★★★★ 2020.12.07. 読了
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危険なビーナス
★★★★★ 2020.10.27. 読了
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怪しい人びと 新装版
東野圭吾 短編なので、空き時間に 気分転換にもってこい。
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