|
田中 七緒 言葉が好きです。 |
引き込まれる文章で、とても面白かった。
私はもう大人だけれど、どんな時代にも思い当たる節があるのではないかと思う。
|
田中 七緒 言葉が好きです。 |
引き込まれる文章で、とても面白かった。
私はもう大人だけれど、どんな時代にも思い当たる節があるのではないかと思う。
|
![]() |
緑のなかで
大学生を真面目に楽しんでいる双子の男子のお話。進路に悩んだり、友達の良い所や出会う人の事を思って感じながらの日常。自分の子供たちはこれから学生生活を謳歌するのか、どんな生活を送るのかなと思ったら、嬉しいと素直に思った。
|
![]() |
ゴールデンタイムの消費期限
かつて天才少年ともてはやされた、高校生小説家綴喜に届いた「レミントン・プログラム」への招待。 賞味期限切れの天才たちを再生させる「レミントン・プロジェクト」とは何なのか? 集められた「元天才」たちが知る、現実の残酷さと可能性を描いた作品。 斜線堂有紀は、才能が枯渇した小説家と、少女との交流を描いた『私が大好きな小説家を殺すまで』を以前に書いている。このテーマによほど関心があるのかな。 |
![]() |
アイム・トラベリング・アローン オスロ警察殺人捜査課特別班
オスロで起こった少女連続殺人事件。 少女たちは人形の服を着せられ、首には「一人旅をしています」というタグが付けられ無惨に殺されていた。 犯人の異常性もさることながら、次の犠牲者を救うためこの事件を捜査する警察官たちもまた常識外れ。 双子の姉を死に追いやった男を捜査の最中に射殺してしまったミア、そしてその上司で数学マニアのムンク、転職1日目でこの特捜班に入れられたホワイトハッカーなど一癖も二癖あるメンバーたちが揃う。 シリーズ一作目ならではの少々挑戦的なトリックや犯人設定の無茶、都合の良い巡り合わせなども目立つが、おそらく掴みとしては上々では。 オスロのピンと張り詰めた空気が感じられるような怜悧な文章も好みなので次作もぜひ読んでみたい。 |
![]() |
だから、もう眠らせてほしい 安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語
生き方と死に方は表裏一体で、生きて築いてきた関係性とか社会との関わり方とかが最期の選択肢を増やしたり減らしたりする。 本書には主体的に死に方を選びたい患者と周りに委ねたい患者が登場するが、どちらも主治医である著者に出会えたことで自分の生き方を貫けたように見えて少し羨ましい。 今の日本では、信頼できる医師や医療従事者を見つけなければ自分の死に方はなかなか実現できない。 改めて、死に方を考えることから、生き方を考えなければと思う。
|