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コロナ後の都市のテーマは「衛生」ではなく「自由」である(「はじめに」より) オリンピック・パラリンピックの祝祭モードから一転、自粛ムードに覆い尽くされた... 続き

コメント

 「明治以降、日本の近代化は西からやってくるということで、新橋駅は、まさしくその近代化の玄関口だったわけです。西志向は戦後の工業化社会で、太平洋と東海道を日本列島の産業の中心に考える志向に発展し、我々の間にさらに染み付いていきました。一方で東京では上野駅が長い間、近代的な発展から取り残されてきた東日本の終着駅だった。東北・上越新幹線が上野駅からさらに東京駅に乗り入れるようになったのは平成になってからで、その点も象徴的です。東北の貧しさというものは、近代以前から日本にとって大きな問題だったけれども、戦後、経済の発展を優先するということで、その問題をずっと抑圧し続けてきたわけでしょう。でも、東日本大震災3.11を機にその問題も含めて、東北に目が注がれるようになった。日本の中における東日本のポジションが、震災で変わった気がします。」p.212~213

隈は日本の硬直したシステムを「オオバコモデル」であるという。

「オオバコモデル」閉じたハコ、すなわち人工的な環境に人を閉じ込めること、閉じ込められることが「効率的」であるとされ、それが、「幸福」であるとも定義された。大都市の工場やオフィスビルはハコの典型であり、中でも超高層ビルは、それらのチャンピオンだった。人々は、電車やバスというハコに詰め込まれて、自然を破壊して建てた郊外のハコに帰る。その行動様式がポストペスト時代の生活のデフォルトになった。僕はこれを「オオバコモデル」と呼ぶ。実際のところ「オオバコモデル」は、今や少しも効率的ではなく、ストレスの原因でしかない。」p.11

高度経済成長期には確かにそのシステムは有効であったが、低成長少子高齢化社会では、

時代遅れになっている。更に世界的には「金融」や「IT」のような「オオバコ」ではない軽い産業が主流となりそのシステムからの脱却が進んだ。しかし日本では慣性力が強くいまだ古くなったモデルを引きづっている。

オオバコシステムからの脱却 コロナ禍はその節目になるかもしれない。息詰まるオオバコモデルに代わる新しい価値基準をどのように提示できるか建築家のみならず一人ひとりに問われている。

それにしてもタイトルはもう少しどうにかならなかったものだろうか。

読者

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新書

オスマン帝国-繁栄と衰亡の600年史

オスマン帝国-繁栄と衰亡の600年史

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

世界史とってなかったこともあって知識がまだらなので第一次世界大戦の敗戦国のうちにオスマン・トルコが含まれていることを知ってちょっと驚いてその歴史に興味を持ったので。日本だと鎌倉時代から明治にかけて実に36代、600年続いた王朝の通史を新書にコンパクトにまとめたものなのでかなり大雑把ではあるけれどかえって大きな流れが理解できてよかった。まずタイトルがオスマン帝国とあるけれどそれはオスマン家という実は出自のはっきりしないトルコ系の遊牧民が王様(スルタン)を務めてはいたものの政権の中枢を担っていたのはアルメニア人やクルド人など多岐にわたる民族であってトルコ帝国とはいえないということらしい。更には宗教もイスラム帝国でありスルタンはいつしかイスラム世界の教皇であるカリフをも名乗るもののかなり寛容でキリスト教徒やユダヤ教徒も多少イスラム教徒に劣後はするものの長い間共存していた社会であったのだそうだ。長く続いた秘訣はこの宗教面での寛容さと権力闘争を極力排除したシステムにあって特に後者は、有力な豪族の力を削ぐ、王が即位するとその兄弟は殺してしまう(後年はハレムに閉じ込める)、そして外戚ができないように外国の有力者とスルタンや王子が結婚しても子供を作らせないという徹底(殆どのスルタンの母親が奴隷身分だという)ぶりにあった。それにしてもローマ帝国以来の版図を誇った大帝國が近現代になって識字率の向上、各言語での出版物の出現により民族主義が芽生えた結果、帝国がゆるく抑えていた地域のほうぼうで離反が相次ぎクリミア戦争でボロボロにされ第一次大戦の敗戦で完全に崩壊していくところはなんとも物悲しい。そして領土も分割されてしまうところを盛り返して現在の共和国の形を作ったケマル・アタテュルクとはなんとも凄い男だな、とも思った。

4日前

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現代語訳 論語と算盤

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こーたろー。

C言語使ってロボット動かしてまし…

今の時代、渋沢さんの考え方は下手するとテレビやネットで批判されるような内容も含まれているのではないかと感じた。 しかし、それは目先の事象を捉えているだけで真実を見ていないから批判になってしまうのではないかと考える。 100年以上も前に書かれた本ではあるが今も変わらず大切にすべき考え方が詰まっている。 人間における大切な行動や考え方は時代が変わっても関係ないのだと感じた。 2020/09/22

5日前

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応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱

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シャルトリュー

日々マンガとライノベにうつつを抜…

 下賤な言葉で悪いのだが、応仁の乱って、ヤクザの権力闘争に似ている気がして。組長(将軍)が頭を押さえているうちは平穏だったけど、死ぬと(暗殺とか)手下が覇権争いをする。いつの時代も同じなのかと。

26日前

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

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図書館小僧

雑多にいろいろ読むけど、アメリカ…

主旨は戦時中の米軍資料から当時の日本軍の状況を読み解くというものなのだけど、日本側の資料ともきちんと比較されているし、筆者の意見も他の研究者がどういう見方をしているかまとめた上で紹介されていて、勉強の入り口としてとても良い本だった。 自分の中で「日本陸軍の狂気」としてひとくくりになっていた史実がひとつずつ分解されて解像度が上がった気がする。次は大本営で何が起きていたのか知りたい。関東軍についてと、日中戦争時の情勢はまた別に勉強しよう。 恒石重嗣の「人命の喪失は死を鴻毛の軽きにおく日本人と異なり、彼等(米軍)には深刻な問題であった。ことに世論を尊重する民主国家であるだけに、この点は対米宣伝上もっとも効果あるポイントであった」という、非効率な自殺攻撃も合理的な戦術とする理屈が印象に残った。

29日前