|
UD 読書好きの友達に影響されて、読書… |
2022.03.10
為末さんがTwitterで紹介していたので興味を持った本。
めちゃくちゃおもしろかった〜。
ビジャレアルでコーチをする著者によるビジャレアルの育成の仕方が細かく書いてあった。「コーチは選手のファシリテーター」という信条で行うコーチング。
正直、日本でサッカーをやってた自分には、すぐには受け入れられない内容でもある。だけど、確かに言われてみればコーチが答えを指示してそれに従う練習が多かったし、コーチが怖いとか怒鳴るとか普通にあった。そういうことって人間対人間のコミュニケーションとしておかしいなことよなあ。
徹底的に選手に考えさせて、主張させるコーチングを受けてみたかったなあ。日本の教育のあり方も徐々に変わってくといいのかもしれない。
禁止事項が多く、間違いに恥を感じる日本人は、自ら考え認識して判断する能力がほとんどない。
なぜ、日本の教育が変わらないのかを考えると、結局大人がそうやって育ってきたから、そう教えるしかないと思い込んでいるというのが大きそう。
子供には怒っていい。指示していい。そうしないとあらぬ方向に育ってしまう、と思っているんだ。
誰もが自分のきた道が過ちだったなんて思いたくない。
海外で生活して、視野を大きくしてみたいと思った。
あと、プロサッカー選手になれる確率はものすごく低く、プロになったとしても引退後に破産する選手が多いことから、育成ではサッカーだけでなくどんな状況でも適切に考え判断して生きていける人材を育てるというのは、サッカー業界全体として本当に大事なことでそれを実践するビジャレアルは素晴らしい。
あらゆる業界がこういうマインドを持つと世界はもっと豊かになりそう。