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mm.ke26 from Mie |
映画を先に見てから、読みました。人間の哀しさと素晴らしさを感じます。命を宿す身として、どうか我が子が、主人公の村山聖のように、自らの生を、自分なりに全うできますようにと祈りたくなりました。
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mm.ke26 from Mie |
映画を先に見てから、読みました。人間の哀しさと素晴らしさを感じます。命を宿す身として、どうか我が子が、主人公の村山聖のように、自らの生を、自分なりに全うできますようにと祈りたくなりました。
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アルテシマ 本と本棚好き。 |
大崎善生の『編集者T君の謎』と『将棋の子』を読んでいたので、棋士について真摯に書かれてるんだろうなと思いつつ、実際にとても丁寧に書かれていて、久しぶりに一気に読了しました。良い小説です。
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あなご 教育と心理の仕事。1987生 |
村山聖の一生。生き様が純粋で熱い。病と闘いながらひたすら名人になること目指し続けた。かっこいい。そして、愛おしい。
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ぐーるど 半世紀、本を読んでる |
「自分には翼がある。
名人というはるかないただきにたどり着くための翼が。どんなに傷んでも、苦しみもがいても自分は諦めない。その翼を捨てるわけにはいかないのだ。」
5歳でネフローゼに罹患し、29歳で進行性膀胱癌のため平成10年にこの世を去ったA級天才棋士、村山聖八段。名人位を熱く希求する将棋と厳しい闘病に全てをかける短い人生、師匠の森や両親、同僚の棋士達との真っ直ぐな交流の記録につい、目頭が熱くなってしまうのだ。
彼は現在でも将棋界で活躍している第1戦の棋士たちの脳裏にも強く焼き付いている。YouTubeで検索すれば、ぽっちゃりと子供のように頬を膨らませたありしひの姿を見ることができる。彼の命をかけて打ち続けた将棋の棋譜も手に入る。観ていないけれど数年前に映画にもなった。
最近、60歳を過ぎて駒を動かすことを覚え、将棋教室にも通うようになったが、村山聖の人生は僕に新たな感動をもたらしてくれた。将棋を好きになって良かったと。
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イトウ 学生 |
真剣勝負、勝つか負けるかというのは本当に「生きるか死ぬか」ということだな、と思った。
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新田洋平 職業プログラマ。77年生まれ |
タイトル通り彼が「青春」を謳歌出来たのは、森信雄との稀有な師弟関係があったからだと思う。
羽生や谷川の天才性と異なり村山聖のそれは彼の死生観とダイレクトにつながっていて、手塚治虫と水木しげるの違いを思わせた。
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TigerJoe 好きな作家は京極夏彦、宮部みゆき… |
眩しすぎるくらい純粋でまっすぐな人生。
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34人 |
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角川つばさ文庫版 聖の青春 病気と戦いながら将棋日本一をめざした少年
イラストが可愛いという理由だけで角川つばさ文庫版を購入。 村山聖という棋士の人生は「驚きものの木20世紀」の頃からずっと頭の隅っこに存在していた。 勝手な想像だが彼にとって名人はもうどうでもよかったのかもしれない。 「僕は谷川さんや羽生さんに立ち向かう僕が好きなんです」とか天国から言ってそうな気がする。 |
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エンプティスター
3部作を完読。個人的には1作目が最高だけど、この3作目もよかった。最後の総括りで、かつ一作目に繋がるところが好き。内面の表現が複雑、組織との絡みは雑な気もするし、山崎が冷たく感じなくもない、そして、どう着地させるのか不安だったけど、引き込まれたし、最後の終わり方は見事だった。
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聖の青春
「東の羽生と西の村山」。そう評された天才棋士村山聖。その純粋さゆえ皆に愛され、難病と闘いながらも名人になるという夢に挑戦し続けた生涯を描く。 聖が勝ち続けていく様を読んでいて嬉しくなる一方で、彼の夢を阻むように立ちはだかる病魔が何とも切なかった。とはいえ、常に死を意識し続けたからこそ、彼は命を賭けて将棋を指せたのかもしれない。それでも彼が健康で、今も生き続けていたら思わずにいられない、非常に魅力的な人物だった。 |
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孤独か、それに等しいもの
久しぶりに大崎善生を読んだ、「恋をして結婚をして子供を作り、人間がそうやって何かに向かって登攀していく生き物なのだとしたら、いったいどこがその頂点となるのだろう」 「だらだらとこの坂道を下っていこう」の二行目。『パイロットフィッシュ』の書き出し数行のぐさっと来る感じを思い出す、どの作品もこうなのだろうか
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