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おなかすいた 2019から、とりあへずマイペー… |
3部作を完読。個人的には1作目が最高だけど、この3作目もよかった。最後の総括りで、かつ一作目に繋がるところが好き。内面の表現が複雑、組織との絡みは雑な気もするし、山崎が冷たく感じなくもない、そして、どう着地させるのか不安だったけど、引き込まれたし、最後の終わり方は見事だった。
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おなかすいた 2019から、とりあへずマイペー… |
3部作を完読。個人的には1作目が最高だけど、この3作目もよかった。最後の総括りで、かつ一作目に繋がるところが好き。内面の表現が複雑、組織との絡みは雑な気もするし、山崎が冷たく感じなくもない、そして、どう着地させるのか不安だったけど、引き込まれたし、最後の終わり方は見事だった。
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3人 |
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角川つばさ文庫版 聖の青春 病気と戦いながら将棋日本一をめざした少年
イラストが可愛いという理由だけで角川つばさ文庫版を購入。 村山聖という棋士の人生は「驚きものの木20世紀」の頃からずっと頭の隅っこに存在していた。 勝手な想像だが彼にとって名人はもうどうでもよかったのかもしれない。 「僕は谷川さんや羽生さんに立ち向かう僕が好きなんです」とか天国から言ってそうな気がする。 |
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聖の青春
「東の羽生と西の村山」。そう評された天才棋士村山聖。その純粋さゆえ皆に愛され、難病と闘いながらも名人になるという夢に挑戦し続けた生涯を描く。 聖が勝ち続けていく様を読んでいて嬉しくなる一方で、彼の夢を阻むように立ちはだかる病魔が何とも切なかった。とはいえ、常に死を意識し続けたからこそ、彼は命を賭けて将棋を指せたのかもしれない。それでも彼が健康で、今も生き続けていたら思わずにいられない、非常に魅力的な人物だった。 |
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聖の青春
タイトル通り彼が「青春」を謳歌出来たのは、森信雄との稀有な師弟関係があったからだと思う。 羽生や谷川の天才性と異なり村山聖のそれは彼の死生観とダイレクトにつながっていて、手塚治虫と水木しげるの違いを思わせた。
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孤独か、それに等しいもの
久しぶりに大崎善生を読んだ、「恋をして結婚をして子供を作り、人間がそうやって何かに向かって登攀していく生き物なのだとしたら、いったいどこがその頂点となるのだろう」 「だらだらとこの坂道を下っていこう」の二行目。『パイロットフィッシュ』の書き出し数行のぐさっと来る感じを思い出す、どの作品もこうなのだろうか
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