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英国庭園の謎
6編の短編集 好みは「三つの日付」 オチが好き 「ジャバウォッキー」もユニーク こんな犯人いたら身が持たん 携帯電話を持ち始めた有栖が頑張ってる 「英国庭園の謎」 ロケーションが素敵だから 宝探し中心の長編にしてほしかった それなら学生アリスか 個人的には懐かしさのオンパレード テレフォンクラブ ワープロ ジャバウォッキーが2番目に欲しがったトランシーバー MO(光磁気ディスク) 航空写真やお土産品を店内に飾る喫茶店ナスカ 昔はごちゃごちゃした趣味の喫茶店が多かった みんな外資系カフェに変わった これも時代
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発行元から
有栖と火村の名コンビ、国名シリ-ズ第2弾! スウェ-デン館と呼ばれるログハウスに招かれた有栖川有栖が遭遇した驚愕の殺人事件!
目次
フラッシュ・バック
第一章 「童話作家の館なんですよ」
第二章 「それが不可解でして……」
第三章 「このパズルは簡単そうで解けない」
有栖川有栖の本
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ブラジル蝶の謎
『ブラジル蝶の謎』もいいけど 最後の『蝶々がはばたく』に尽きる 面白い始まりで内容も面白いが 終わりは胸が痛い 経済と科学が著しく進歩し 人類は凌駕したという奢った過ちが 神を怒らせたのかと考えてしまう そして今も尚 翻弄され続けている 作者あとがきで 携帯電話の格闘の歴史と書かれているが この辺りから時代が変わり 一気に不況へと冷えてゆく この先のコンビはどう活躍するのか 時代背景も気になるところです ミステリの評価としては正直な所、 他と比べて少し残念な短編集でした
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濱地健三郎の幽たる事件簿(2)
理由のつかない現象は、1つの要素であって、そこからどのように論理的にまとめられるか―を楽しみながら読みました。こういう風に導入され、こういう風に出てきて収束する、というようなパターン化にはほぼ皆無なので、触感が毎回違っていて新鮮に楽しめます。テレビドラマに向いていそうだけれども、われわれには見えないし感じられない霊的存在は、全く表現しないでほしいです。CG化してしまうと、もう完全にぶち壊しです。 ところで読み終えて一番気になるのは、多くの依頼者が探偵の存在を知るきっかけになる、仄聞して覚えてしまう…「語呂合わせの電話番号」です。どんなのなんだ⁈という。 と、この落ち着いた雰囲気だから、「えっ、まさかそれを電話番号にするの⁈」というような妙なのではないことを願いたいですが…。
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スイス時計の謎
有栖川有栖 7冊目 2020 6月課題本 ダイイングメッセージ、首なし死体、密室、犯人当ての四篇の短編集 どれも趣向が違うので短編集の良さが出てる やはりスイス時計の謎がいい 鼻につく優等生が作ったサークル こちらの劣等感も刺激して 行け!犯人を追い詰めろ!と思ったけど 最後は可哀想になってしまった… アレ?おかしいな… 殺人犯に同情の余地はないのに いつも犯人が憎めない それこそが有栖川有栖 それが分かってきて楽しく読めてます
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