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2012年に映画化された『温故一九四二』の作者にして、 現代中国きってのユーモア作家が描く人間喜劇! 開発ラッシュの北京を舞台に、自分の女房を寝取られた... 続き

コメント

本書は、北京に住む劉躍進(リュウ・ユエジン)という男のウエストポーチが盗まれたことを皮切りに、次々にまるでドミノ倒しのように事件が別の事件を呼んで巻き起こる大騒動を描く。
人はパンのみにて生きるにあらず、とは言うけれど、やはりこの世で一番大切なのはお腹を満たすパンであり、そのパンを買うお金である。
というわけで、その大騒動の渦の中心はすべて「お金」。
登場人物たちがそれを手に入れるために東奔西走するさまは、ただただ目まぐるしくて、そのズルさ、セコさ、惨めさはいっそ清々しいと言って良いほど。
自殺する気だった劉が、さまざまな人々に命を狙われるに及んで、絶対死なないと思うに至るくだりはユーモアとともに不思議なパワーに満ちている。

読者

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文芸