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結婚した相手は、人生最愛の人ですか?ただ愛する人と一緒にいたかった。なぜ別れなければならなかったのか。恋の仕方を忘れた大人に贈る恋愛小説。 続き

コメント

「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」

とても印象的で、ここ最近で一番ハッとさせられた。装丁買いした本だけど、出会うべくして出会ったのか、今読みたい気分の本だった。

Before sunrise & Sunsetのような雰囲気の小説だった。終わり方の余韻もフランス映画的でいい。

“静寂の美”と対峙し苦悩する天才クラシックギタリストの男と、テロの生き残りという心の傷を抱えた女の物語。
「未来は過去を変える」という主題と、知的で洗練された会話の数々に魅了され、美しいフレーズを何度も読み返しては惜しみながら頁を捲った。
さらに着目すべきは、恐ろしく緻密な描写力である。思考を奥底まで掘り下げ、ふとした仕草や表情の奥にある感情までも抉り出すように描写している。
新聞連載時にも読んでいて、少しずつしか読めないのがもどかしく、10ヶ月間毎日身悶えていた。単行本化され、やはり素晴らしい物語だったと何度も頷きながら読んだ。

なぜこんなにも惹かれ合い、互いに唯一無二の存在であると認めているにも関わらず、すんなりと気持ちを通じ合わせることができなかったのか。
読んでいて、すごくもどかしかった。モデルがいると念頭に置いていたからこそ余計に苛立った。

読み進めるうちに、結局、互いへの想いが強すぎる故に起きた必然だったのかもしれないと思い直した。
自分の短い人生の中では到底感じ得ないものだったけど、長く生きるうちにいつか体験することがあれば、またこの物語を読んだことの意味が自分の中で変わるのだろうと思う。そしてその日がとても楽しみな反面少し恐い。

蒔野が洋子に魂同然のものを差し出すような場面が何度かあって、そこでは涙を堪えることができなかった。

豊かな時間と余韻をいただきました。

きっともっと大人になったら、痛いほど沁みるんだろうなあ。
だから今、全身で愛して感じて。。。
また大人になったら何回も読みたい。

久しぶりにグッと来る、大人の恋愛。

結婚した相手は、最愛の人ですか?

大人の恋愛小説。
2人の恋の行方が気になって、手が止まらなくなるのは間違いない。

更に戦争やテロ、PTSDに関する内容も興味深く、本当に読みごたえのある作品です。

私が一番心に残った、というか府に落ちた部分は、

未来は過去を変えることができる
という一説でした。

その具体的な意味は、是非本書を読んで考えてみて欲しいと思う。

久々に最近の邦書でお勧めの本として紹介したくなった一冊です。

第6章辺りから手を止めることなく一気に読了。

心理描写から、蒔野と洋子の台詞も含め、とても綺麗で美しい世界だった。
他の平野さんの作品を未だ手に取ったことのないことをひどく後悔。

これが10代、20代の話であれば結末は全く異なっていたと思う。
愛しているからこその、相手を慮り、ある種の諦念もみられる判断。

「過去は変えられる」という蒔野の台詞通り、2人が2人の過去を良いものとして未来へ進んでいけるのかなと示唆するラストまで、儚くも澄んだ世界観の物語。

天才ギタリストの蒔野と海外の通信社で働く洋子。互いに強く惹かれ合いながらも悲しい偶然が重なり、すれ違っていってしまう二人の物語。
「人は変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてる」
二人の関係を象徴するこの言葉が、読んでいて心に残った。過去は悔やみ続けるものではなく、幸福なものへと変えていける。
最後の1ページを読んだ時、この本を読んで心から良かったと思えるほどの感動があった。

胸に 誰かの面影をたずさえることは、なんと世界を鮮やかにすることか
たとえその誰かとの距離が、近くても遠くても
豊かに生きる とは、そんな存在を持てるか否かなんだな

こんな恋は、これからの人生でしたくないなあ。すごく苦しい。。

私が読むには向いてなかった…
でも、綺麗な表現というか素敵な表現が多かったり、個人的には深い言葉だなと思うところもあり、良かった。
大人は大変ですね

アメトークを見て、読んでみました。
40歳のハーフの才女と、2つ年下の天才クラシックギター奏者が出会う所から物語は始まります。
まさに、大人の恋愛小説でした。読んでる最中は大人が主人公なだけで、少女漫画を読んでいる様な気持ちにもなりました。尤も、登場人物はほぼ大人なので、起きる出来事も、不幸も、幸福も、少女漫画より重みがありますが。
こんなにもすれ違い、こんなにも切なくなる大人の恋愛があるのかと。最後はハッピーエンドと言っていいのでしょうが、2人がどんな形の幸せを選ぶのかは、私には想像し難かったです。
大人だからこそ、大胆に行動できることもあればできないこともある。子どもであろうと大人であろうと、恋愛は難しいです笑

本当に読んで良かった(この本のことを知らないままでいなくてよかった)と思える、とても美しい小説だった。感情がぶわっとあふれでて、とにかくとても好きな一冊となりました。ほんとに美しいな。

人の心の奥の、もひとつ奥の気持ちを垣間見る様な。
色んな登場人物の気持ちを、疑似体験したような不思議な感じがしました。
久々に、一生懸命に本を読んでくったくたになりました。
読んだ直後は、私は誰?ここは何処?状態でした。

又吉さんがオススメしていて購入。過去は未来で変えられる。今をどう生きるかなんだなぁ。

音楽の美と静寂の美の二項対立が、作品と読み手を一つにする。過去も常に変わりゆく中、未来を生きる故の後悔と哀愁が訪れる。

kindle unlimited だったので流し読みのつもりだったが、気づけば最終章は精読していた。

ストーリーが気になってどんどん読み進めてしまうのと、でも終わって欲しくないという矛盾と戦いました(笑)

文章はすごく綺麗だ、綺麗だけど、綺麗事過ぎて、何か違う気がしなくもないよな…

読者

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平野啓一郎の本

マチネの終わりに

マチネの終わりに

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しずか

本、読む人の横顔も好きです

喜怒哀楽 全てを見せられた様な感覚。 切ない。それだけでは無いのだけど。 恋愛小説でありながら人生観について考えさせられる。 過去は変えられる。その言葉が胸に刺さりました。 過去を変えながら未来を変えずに居られるのか。 それは最後の2人へのメッセージだと思います。

4か月前

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ある男

ある男

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渡辺洋介

神田村経由専門書版元

亡くなった夫は全くの別人であった。夫はどこの誰なのか。物語はその謎に迫るべく進んでいく それがあくまでも軸となっているが夫婦とは何か?一緒に暮らしていても実は解らないことだらけであり、そもそもわかり合うことは不可能であるということを突き付けてくる。 また中年男性の都合の良い願望(あくまでプラトニックなのが肝)を通してエンターテイメントの枠内で反差別を唱えている。ストレートに語っても通じにくいこともあるが物語というフィルターを通すことで伝わりやすくする手腕にうまさが光る。 「そう、そういうのが強調されると、その人の持っている他の色んな面が無視されちゃうでしょう?人間は、本来多面的なのに、在日って出自がスティグマ化されると、もう何でもかんでもそれですよ。悪い意味だけじゃなくて、正直僕は、在日の同胞に、俺たち在日だしなって肩を組まれるのも好きじゃないんです。それは、俺たち石川県人だもんな、でも同じですよ。”加賀乞食”なんて自虐ネタをフラれても、そういうところがある気がしないでもないけど、何かにつけて言われるとね。 ………弁護士だろう、とか、日本人だろう、とか、何でもそうですよ。アイデンティティを一つの何かに括りつけられて、そこを他人に握りしめられるってのは、堪らないですよ。」P.146

約1年前

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日蝕・一月物語

日蝕・一月物語

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cobo

昔の記録に

「決壊」を読んだので、上手いとは思うのですが、もう少し痒いところに手が届くように、私が好きな作家さんになりうるのかどうなのか?を判断するために処女作を読む事にしました。私はたいてい最初の作品にその作家さんの何かが出ていて、それを読む事で好みや傾向が分かる気がするのです。これ以上追いかけるに値(もちろん私の嗜好にとって、という事ですが)するか否か?という点を判断するのには1番売れた作品よりも、最初の作品なのではないか?と考えます。 で、感想と致しましてはこれ以上強く追いかけたいとは思いませんでした。またオススメではないのですが、私の感想を。 15世紀のフランスを舞台にある一人のカトリックの僧がフィレンツェを目指す途中で立ち寄った村で錬金術師と出会うのですが...という滑り出しなのですが、古い漢字か、当て字なのか分かりませんが全編古い字を使ったことで情緒は出ていますが、読みにくい。時代感溢れる演出ですが、もう少し上手く出来ないものか?とも思います、読みにくいことだけが良くないのではなく、読みにくさがあったとしても得られる何かの方が大きければ何の問題もないのですが、私にはデメリットの方が多く感じました。また、どうしても「薔薇の名前」が頭をよぎる構成といいますか、展開でして、「なんかどこかでみた」とか「似たような展開を何かで憶えてる」とかを感じさせます。意図したものではないかも知れませんが、そんなちょっとした違和感や演出がどうしても「読ませたい物語」よりも「びっくりしてくれた?けっこう上手いでしょ、私」的なる自己顕示欲に見えてしまう(もちろん私にとって、です)のです。これは技術的問題で、最初から上手い人はいないのでしょうけれど、その加減が私には鼻につく作家さんである、という傾向を感じ取れたので、しばらくはもう良いかと。でも、誰かからススメられると読んでしまいそうではあります。特別毛嫌いする程、耐えられない程ではありませんが、2作品だけで私の中の平野さん桶の中には水がいっぱい溜まってしまった感じです。 なんとなくこうして自分の文章にしてみると、「決壊」で感じた違和感がここでも感じられるのは自分でもびっくりです。引き寄せるチカラ、読ませるチカラは間違いなく上手になっていますし、文体もまるで違うにも関わらず。でも、もしかすると、ただの私の好きな幅が狭いだけなのかも知れませんけれど。そうだと嫌なので、できるだけいろいろなモノを読んで行きたいと考えていますし、せめて読んでから批判したいとは考えていますが。 特にオススメではないのですが、「薔薇の名前」の世界が(映画でも、本でも)お好きな方に、ヤヤスメ(ヤヤ、オススメの略ということで)します。 ところで、帯に『三島由紀夫の再来』って形容されているのですが、それって凄いですよね、やるな、新潮社!と思いました。売りたいぜ!って鼻息が感じられます、ストレートで凄い。 2008年 10月

約3年前

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決壊〈下〉

決壊〈下〉

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tooo

本が好き。 最近は電子書籍が多め

20170121 コメントはまたゆっくり。

約3年前

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