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新潮世界文学 49 カミュ 2 カリギュラ・誤解・戒厳令・正義の人々・シーシュポスの神話・反抗的人間
反抗的人間(反抗にかり立てられた人by 森有正、バビロンのほとりにて、芸術論p.19) |
発行元から
母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。
カミュの本
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徹底図解東海道五十三次
江戸時代にタイムスリップして、東海道の約500kmの旅行を楽しんだ気になれる。 日本橋から京までの五十三次の旅路。 歌川広重の浮世絵と、わかりやすいカラー図解で当時の宿場町の事情と風情を感じながら、一宿場ごとに知識を重ねながら京に向かって読み進めていく充実感がたまんない! 弥次さん喜多さんの旅路の解説と並行しながら読めるのも楽しい。 これはいつか自分の足で確かめねば! |
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最初の人間
20181117 週刊新潮20181025 野崎歓 |
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転落・追放と王国
中村文則が課題図書として挙げていたので読んだ。『転落』は、こんなこと書かなくても…という読み難い告白小説。『追放と王国』は短編集、「不貞者」と「ヨナ」が気に入った。特に「ヨナ」は売れるほどに世間から注目され多忙を極め作品を産む時間がなくなり破滅する芸術家の姿が描かれており、強く惹きつけられぐいぐい読んだ。 |