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若い頃は若い連中が読まないものを… |
白石一文氏は、どこへ向かおうとしているのだろうか?どうも、迷走しているように思われる。全く同じコートが、同時に別の場所に存在する謎。その謎を追いかけて読む進めていく作業は苦ではなかった。しかし、「過去も現在も未来も全部ここにある」と太字で表記されている(201ページ)氏のこの主張に共鳴できないと、モヤモヤが残るだけだ。
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若い頃は若い連中が読まないものを… |
白石一文氏は、どこへ向かおうとしているのだろうか?どうも、迷走しているように思われる。全く同じコートが、同時に別の場所に存在する謎。その謎を追いかけて読む進めていく作業は苦ではなかった。しかし、「過去も現在も未来も全部ここにある」と太字で表記されている(201ページ)氏のこの主張に共鳴できないと、モヤモヤが残るだけだ。
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5人 |
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ほかならぬ人へ
「ほかならぬ人へ」他一編。 人それぞれに愛は違うのだと思うと、愛の定義など無いに等しい。近道なんて絶対なくて、道を迷わせるのは「愛」だ。面倒臭くて悲しい。 |
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光のない海
孤独、圧倒的な孤独を扱った小説。人間はどこまでいってもたった一人。一人一人が奇跡のように存在している。人は一人では生きてはいけないから寄り添いながら生きるのか、霞のような存在を確かめたくて共に生きるのか。全ての人が、いつかは忘れ去られ、無に帰っていく。そこを出発点にして、人生を考えていこうとする筆者の叫びを聞いた思いがした。 |
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一億円のさようなら
20181028 週刊現代20180811 タカザワケンジ |
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愛なんて嘘
恋愛は言葉にできる感情だけじゃない 説明できる関係だけじゃない 愛「なんて」、 嘘とはフィクションなのか幻なのか。 みんな歪んでるけど、だからこそ理解らないところがわかる気がする。かなり刺さる短編集だった。 |