文芸

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雨やどり 半村良

昔の新宿、夜の世界。大人の馬鹿 人情物。 おさせ伝説が予想してなかったもんだった

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コンビニ人間 村田沙耶香

2017.09.19 何気なく読み始めたら止まらんので一気読み。 「普通」とは他人のために立てられたジャンルなんだな。 他人に迷惑にならないように「普通」を装わないと削除されるんだな。 気づかないうちに異端を排除し、他人の心に土足で侵入しながら「普通」を撒き散らしている自分に気づく。古倉さんごめんなさい。

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夢をかなえるゾウ 文庫版 水野敬也

自己啓発本のオススメとして有名な一冊。 この本は他の自己啓発本とは一味も二味も違う。 単なる自己啓発本ではなく、小説として読めてしまう点が面白い。 このままの自分ではダメだといっときは奮闘するも、すぐにいつもどおりの自分に戻ってしまうダメサラリーマンの主人公。 そんな主人公の前に突然関西弁をしゃべる謎のゾウ(自称インド神ガネーシャ)が登場する。 ゾウは主人公の変わりたいと思う気持ちを具現化するために、主人公へ毎日課題を出すのだが、その課題の内容が一見何の役に立つのか分からない。 しかし、ゾウが出す課題には必ず意味があって、主人公も最初は愚痴をこぼすが確実に課題をこなして成長を実感していく。 そして、全ての課題を終えたとき、主人公は大きな夢を成し遂げるといったストーリー。 ストーリーはさておき、ゾウが出す課題の内容と、キャラがとにかく面白い。2日で読み切ってしまった。 私も主人公と同じように、自己啓発本を読んで意識を変えても、結局三日坊主でいつも通りの自分に戻ってしまうのが悩みでした。 この本を読み終えたとき、「意識」を変えていたのが原因だったんだなと気づかせてくれました。 水野さんありがとう! (私がガネーシャに課された課題はこれで全て完了しました。)

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晴天の迷いクジラ 窪美澄

読了。 「ふがいない僕は空を見た」の次に読んだ本が今作でよかったなと思う。 前作もこの本も、みんな登場人物はどうしようもなくふがいない。何より由人があまりにも普通で、自分にどこか似ていて好きだ。由人の気持ちはすごく分かるし、野々花にも正子にも、抱える事情があって一生懸命生きてて愛しく思う。 そして最後の「だけど僕は死なない。たぶん。」という言葉にこの本の全てが表されてると思って、窪さんの文章は本当にすごいなと思う。 こんなに文章が生きてて、感情が入ってくるだなんて魔法だなと感じた。 窪さんの作品を読んでると、人間には希望が必要なんだなと思う。 日常の中には、つらいことや苦しいこと、悲しいことがあって、友達や家族に励まされて、またバカなことで笑って、ちょっとしたらまた他のことで悩んで……そういうものを抱えてみんな生きている。 人生はそのサイクルだ。それでも明日は来るし、一日を過ごしていく。 生きるということが希望なのかもしれないなと本当に思う。 だから、生きなきゃ。

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薬屋のタバサ 東直子

何もかもが曖昧模糊としているような、それでいてはっきりとした夢のような。現実なのか夢なのか、何が本当で、何が本当ではないのか。そんなことは瑣末なことでしかないような、不思議な感触の物語だった。 何とも比べることのできない雰囲気を持つタバサ。街。街の人たち。なんてことない日常の一場面、一感情を鋭く切りとって増幅器にかけたような描き方は、作品全体の彩度は鈍く、しかし何かが突き刺さるよう。 研ぎ澄まされた部分と鈍く光る部分とが混ざり合って、読了後、これは読んだ時々で違う感じ方ができそうだと思った。

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何者 朝井リョウ

理想を語るための100点満点の言葉を口にするだけよりも、30, 40点の点数しかつかないイタイ アウトプットの方がマシだ。 アウトプットしていきます。

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月の満ち欠け 佐藤正午

二種類の死に方。 自分は死んで子孫を残す道。 月のように、死んでも何回も生まれ変わる道。 愛する人に会いたい。想い。 受入る人と受け入れ難い人のそれぞれの人生。

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沈める滝 三島由紀夫

血統の良いモテモテの男が俗世間と隔絶した場所にいく、というのは源氏物語みたいだと思った。三島由紀夫は綺麗だけどくどくない。

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にじいろガーデン 小川糸

いつか、いろんな愛のかたちを、当たり前のように受け入れられる世界になれば良いな。少しずつ、理解がされつつあるけれど、まだまだ、本当にまだまだ。愛することに、葛藤や躊躇がなくなる日が、近い将来訪れますように。

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往復書簡 初恋と不倫 坂元裕二

いまどこの本屋でも文芸書の目立つところに置かれていて、売れていそうです。気になって買ってみたら最高でした。著者は脚本家、収められている二編も劇で上演された作品で、いずれも男女のダイアローグを書簡体小説にしています。ひとつは初恋、ひとつは不倫について。会話がいちいち面白く、あり得ないような発端と結末の恋愛書簡。

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満潮 朝倉かすみ

倒錯していた白猫が、倒錯していく ぼくに、長年の思いを成就させられる話。 先入観を持ってはいけません。

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風とにわか雨と花 小路幸也

突然 父親が専業小説家になると言って 離婚した両親 2人の姉弟が 父親の元へ 泊まりに行くひと夏の話 父親は一人暮らしを始めて小説を書き 母親は独身時代にやっていた建築設計の仕事を始めて ちょっと楽しくなっていて 子供達はそれぞれ いろんな大人と話をして成長している 離婚がいい事だとは言わないけど 必ずしも悪い事でもなく 誰もが幸せへと前向きになれるのなら いろんな形の家族があってもいいと思う

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BUTTER 柚木麻子

いろいろ中途半端で終わる印象。 謎解きでは無く、ひたすら作っては食べるお話でした。 ごめんなさい、後半だるかったです。

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八本脚の蝶 二階堂奥歯

2003年1月26日(日)その4 の日記。 「不在の神を追究しつづけたい。真理はさらに先にあると、あなたは神ではないと言い続けたい。」 この日記が私にとって、この物語の核です。 どの面に光を当ててもキラキラ輝く、宝石みたいな人。感受性のかたまりみたいな人。 でも、自分を磨いて磨いて磨ききって、少しでも曇ってると許されないと思って生きてきた人。 本、おしゃれ、美術、季節、世界、いろんなものとの向き合い方が全力で素直で真剣で、奥歯さんを見てると背筋が伸びます。 そして欲張りで背伸びかもしれないですが、奥歯さんの見ていた景色のもっと先を、いつか見れたらと思ってしまう。 この本を世に出してくれた、ポプラ社の斉藤尚美さんにも、大きな尊敬と感謝を送りたいです。

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よるのふくらみ 窪美澄

思っているけれどうまく言葉に出来ない事を窪さんはいとも簡単に言葉にして紡ぎだしてくれる。 正直なお話で後味は悪くなかった。

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