文芸

蛍川

蛍川 宮本輝

全体的に灰色がかった作品。 思春期の僕は運が良かったと思う。 死と生。 うーん感情が生まれました

浮雲心霊奇譚 白蛇の理

浮雲心霊奇譚 白蛇の理 神永学

浮雲の推理が冴えます。 土方や沖田の手も借りて、赤い目に映った幽霊達の無念をはらします。浮雲が謎解きをケチるので、八十八と一緒にソワソワしてしまいます。 幽霊は、存在するのみ。この考え方は八雲のときと一緒ですね。だから、怖くないです。 そろそろ浮雲の正体を暴くため、新撰組と一緒に京都へ出発!してほしいものです。時代劇版八雲です。

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに 川口俊和

この本を読んで、どう感じるかは読者に任せてくれてもいいなと思った。 でも、過去も未来も変えられないが、心は変わる。 そのメッセージは強く伝わってきた。 さて、どう生きようか。

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想像ラジオ

想像ラジオ いとうせいこう

急に命を奪われた人達の、最後のやりとり。 軽妙なDJ調のセリフのお陰で読み進めることが出来た。 常識の外にある小説なので、すべて正しく理解することは、難しい。ただ、リスナー(亡き人)が友人であったり、家族であったり、沢山の人々であることが、悲しくて……。 想像ラジオのリスナー達に悲壮感はあまり感じられません。読後は、ラジオから流れる音楽と共に最終ページを伏せました。

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億男

億男 川村元気

川村さんの、死、恋愛、お金についての小説のうち、お金についての本。 今、自分のお金について考えてる時だったから、深く考えながら読んでしまった。 明日を、未来を生きようとするとき、 想像と勇気と、そして少しのお金があればいいんだ。 お金が目的ではなく、お金をうまく使って生きていくことが目的であることを忘れないようにしたいと思った。

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時給三〇〇円の死神

時給三〇〇円の死神 藤まる

ほのぼのとした話かと思いきや、ガッツリ重たかった。 佐倉くんと一緒に考える。 何のための「死神」か、何のための忘却か、「死者」のロストタイムの意味は。 話は、パラレルワールドの多重構造です。深く考えず、神様の采配と思って読んだ方がいいと思います。 『この世には小さな奇跡がある。そんな優しさがあっても良いでしょう』と……。

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終わった人

終わった人 内館牧子

定年した主人公が自分を終わった人と認めずにもがくお話し。リアルな悲壮感を感じさせつつも、シニア世代の熱さに引っ張られて中盤から300ページは一気読みでした。 今読んでおいて良かったと思います。

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限界捜査

限界捜査 安東能明

作者の人事・総務を担当する警察官(警務というらしい)を主人公にしたシリーズが気に入っているので別シリーズのこれを手にとってみた。こっちは普通の刑事が主人公だが、ある事件で世間から叩かれ家庭も崩壊し、暫く左遷されていた、という設定。一作目のこれは行方不明になった少女の話。ネタばれになってしまうけどテーマがペドフェリアでそれはやはり読んでいて良い気がしなかった。ミステリとしてはそれなりにまとまってはいるので…いやミス好きの人にはいいかも知れない。次作が出ているようなのでそれはあらすじ見て大丈夫そうなら読んでみようかな。

天国旅行

天国旅行 三浦しをん

心中をテーマにした短編集。 死と生が、隣り合わせとはよく言うけれど、コレは引き寄せあってる感じだ。 「もう。なにもかも面倒臭くなった」そんな事はあるけれど。汚い自分を置いて天国に行けるなら、せまいベッドの列車に乗るよ。けれど、独り旅だ。 型が決まりそうなテーマだけれど、いろんな描き方があり飽きる事がなかった。 未来を感じるから「SINK」がいいかな。 サスペンスタッチの「炎」は、素晴らしい。

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月の満ち欠け

月の満ち欠け 佐藤正午

イッキ読み。相変わらず読ませる。不気味、謎からの安堵。 あらすじもなにも知らなくてよかった。

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華氏451度

華氏451度 レイ・ブラッドベリ

本は禁制品とされ、権力者達の都合の良い映像と音楽が溢れる世界。そんな中でさえ人は、本との出会いによって人生を動かされる。自分で「考える」という事を思い出させてくれる。 現代、情報をただ受けとるばかりになって、考える時間を私達は忘れてはいないだろうか。情報の上っ面だけすくい取って、理解した気になってはいないだろうか。 本は窓だ、自分で開いて覗き込まないと真実は掴めない。そして自分で掴んだものは心に種を蒔く。 権力者が怖がる訳だ。

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ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅

ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅 レイチェル・ジョイス

思いもよらず、ただ少し理解出来る形で、ハロルドの旅が始まった。旅にあって、まるで研がれるように変わっていくハロルドとその周辺。そして明らかになる本当のこと。作品そのものもまるで巡礼のように壮大。パラレルストーリーも読まずにはおれない。

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