文学

魔眼の匣の殺人

魔眼の匣の殺人 今村昌弘

シリーズ第二弾。 比留子は、葉村の望むホームズにはなれない。それが今回はっきりと示されました。比留子の呪われた体質の症状は重いですね。 前作より、トリックに集中できました。班目機関の秘密にどんどん踏み込んでいく二人、次作が楽しみです。 沢山の布石を回収し、犯人の背景も納得いくものでありました。 サスペンスホラーという括りになるのでしょうか?

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現代語訳 古事記

現代語訳 古事記 福永武彦

あの「草の花」の福永武彦がこんなに楽しく読みやすい古事記を書いてるなんて、意外だった。それにしても、解説で山本健吉が本居宣長の「古事記伝」を延々と述べているのも楽し⁈かった。

金色の鳥の本

金色の鳥の本 石井ゆかり

自分を見失いそうなときは、家のことをする。 自分から逃げてばかりいる人は、一人でじっとひていることができない。 じっと自分だけといっしょにいる時間を持つということも「自分」と巡り合うための、ひとつの方法。 過去は今の自分にとって 大切な指標になってくれることがある。 バランスは人それぞれ違う。 果実を分かち合うより、苦労・負担を分け合うことの方が 人間関係を作り、長続きさへるために強力に作用する。 自分はどんな人間か? なにが好きでなにが嫌いか。 いろんな切り口なら 「自分はこんな人間だ」 と驚くほど沢山の条件が自分を作っている。 本当に愛情のこもった眼差しは、 悲しみや苦労や苦しさや孤独を 見ているものだろうと思います。 立ち止まり、振り向き、時にはしゃがみこむ。 そうすることで、 自分の中に眠っていた力やアイデアを 呼び覚すことができる場合がある。 あなたを大切に思っている人ほど、 あなたの心にきざしているものが理解できないとき、 大きな障害物となって立ちはだかる。 身近な大切な人に自分の歩む道をわかってもらう努力をする、 ということはなによひも自分自身のためになるのかもしれない。 達人の動作はらゆったりと、簡単にやっているようにみえる。

ひとんち 澤村伊智短編集

ひとんち 澤村伊智短編集 澤村伊智

短編8篇。 個人的に長編の方が好きです。長編の方がらしさを感じます。 だからといって短編が劣っているわけではありません。 十分気持ち悪かったです。いやーな話が8個も。。。「死神」が嫌すぎて良かったです。 日常のほんの少しの隙間にある、黒い隙間を覗き込まないように生きていきたいです。引っ張り込まれないように気をつけなくては。

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マスカレード・ナイト

マスカレード・ナイト 東野圭吾

自分の気になった点 *ウエストサイドストーリーの挿入歌 「one hand,one heart」 *紙での衣類の作り方、紙布と紙衣 *滅相もございません→滅相もないことでございます 二重敬語 プールをご利用になられる場合は→プールをご利用になる場合は *ラブ・アフェア、情事 *時計の話 正確な時計→ギリギリまで自分のための時間を使おうとして、時間に遅れがち ずれている時計→間違っているかもしれない不安から、早めの行動を心がける *スキージャンプの話 スキージャンプでは、高く飛んでいるように見えるが実は、下に向かってジャンプしている。 "高いところに向かうだけがジャンプではない" *M バタフライ 戯曲、愛人として付き合った女性が実はスパイで、しかも男だった話。 *疑い 怪しんで怪しんで、最後に疑問が解けた時、人は一切疑わなくなる。

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カインの子どもたち

カインの子どもたち 浦賀和宏

序盤から中盤は退屈な気分になる。 内面描写への違和感? 中盤からラストまでは面白かった。 こう落ち着きそうかな、と感じた部分が 二転三転する辺りが。 今まで読んだ事のないテンポだと思う。 将来が楽しみな作家さんといった感じ。

みかづき

みかづき 森絵都

(作中からの引用) 常に何かが欠けている三日月。教育も自分と同様、そのようなものであるかもしれない。欠けている自覚があればこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽を積むのかもしれない。

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シャーロキアンの宴と春の嵐-京都寺町三条のホームズ(5)

シャーロキアンの宴と春の嵐-京都寺町三条のホームズ(5) 望月麻衣

シリーズ5作目 今回の円生はちょっとやりすぎなような気がする 今まではどっちかというと ホームズに対して意地悪だって感じだったのだけど 盗みはさすがに引く ただ ホームズが命の危険に晒されて 自分の気持ちを葵ちゃんに伝えられたのは 円生のおかげ? 18歳まで待つとか言ってたけど 何が起こるかわからないから 伝えられる時に伝えた方がいいと思う ホームズは普段 大人な感じなのに 葵ちゃんとの恋愛はまるで子供みたいになっちゃうのね

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遠まわりする雛

遠まわりする雛 米澤穂信

古典部シリーズの4作目らしい。人のコメントで知りました。 あの事件やこの事件の合間にこんな事があったのか、と思うと色々面白い。ホータローの友人(名前忘れた)の「こだわりすぎずにこだわる主義」やホータロー自身の「省エネ主義」が、恋愛関係の前に壁となって立ちはだかる。 もどかしい!付き合っちゃえよYOU達!!と思いながらも、まだ先は長そう。古典部四人の先行きが気になるいい本でした。

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火を焚きなさい―山尾三省の詩のことば

火を焚きなさい―山尾三省の詩のことば 山尾三省

時折、表紙のデザインやタイトル、帯に書かれているコトバに惹かれることがある。 勿論、詩の持つ美しさが琴線に触れることがある。 だからぼくはこの本を手に取ったんだ。 山に夜が迫る。影が伸びる。夜が始まる。 だから火を焚かなきゃダメなんだ。 必要なものとそうでないものとの見分けがつかなくなったぼくは、そろそろ火を焚かなきゃいけないのかもしれない。 薪を絶やさず、焚き木がはじける音に耳をすませて、これから始まる夜に備え、久しぶりに火を焚こう。 夜はもうすぐそこだ。

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エムエス 継続捜査ゼミ2

エムエス 継続捜査ゼミ2 今野敏

小早川教授はやっぱり温厚で、元刑事だったとは思えない。 学生達と一緒に「考える」ことで、日常忘れがちな考察の大切さを思い出しました。 謎の解明が本筋ではなく、教授のゼミが核です。大切な事を一緒に学んでる気がしました。

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