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痺れる

痺れる 沼田まほかる

9話からなる短編集 なんかぞわぞわする感じが残ります 5話目の「テンガロンハット」みたいに 自分勝手に押しの強い人で 話の通じない人が現れたら どうしようと怖くなります

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勝手にふるえてろ

勝手にふるえてろ 綿矢りさ

拗れてる。 とっても拗れた主人公でしたが、よくわかる。 追う方が幸せか 追われる方が幸せか。 考えました。 二彼にだって、いいところもある。 多分、一緒にいれば、好きになって、幸せになれるんだろうけど。 主人公と年齢も近いが故に、先のことを考えた選択はハッピーエンドになりきらずとっても共感しました。

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博士の愛した数式

博士の愛した数式 小川洋子

博士が愛おしくてたまらない。このような関係性はほかには無いだろうと思うと同時に、これを書き上げた小川洋子さんの凄さが際立つ。

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興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権

興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権 福井憲彦

シリーズのようなサブタイトルがついているものの統一感が全く無いことが分かってきた一連の世界史もの、今回は近代ヨーロッパを手に取ってみた。大航海時代から現代に通じる国民国家ができてきて第一次大戦に至るヨーロッパの歴史を文庫一冊でまとめやろうというのはどだい無理な挑戦と思ったがコンパクトにわかりやすく説明されててすごいなと思った。ただ世界史の教科書のようで面白みに欠ける感じではあった。楽しくは無かったけど参考にはなった、という感じ。

夜までに帰宅

夜までに帰宅 二宮敦人

始めはオバケか怪物でも出てくるのかと思っていたけど、本当は、人間って怖いよねって感じられる本でした。 この本を読んでいたら、ルールはちゃんと守って夜遊びに出かけてはいけないと思いました。でもその反対に、夜遊び出てみたいとも‥‥。 この本の世界では、命をかける覚悟が必要だけど、多くの人が知らない体験って貴重です。 お気に入りの本の1つ。好きな作家さんの一人。

ホテルローヤル

ホテルローヤル 桜木紫乃

北海道、釧路の湿原を望む断崖に立つラブホテルを舞台にした話。 7つの恋愛チェーンストーリーで構成されていて、ホテルが衰退するまでの流れが、廃墟となった現在から建設された当初へと時代を逆流するように執筆されている。 生活に困窮し、理想とは離れても、自分の居場所や価値観を追求する姿はとても頼もしく儚く感じた。 一味違った恋愛小説を読みたい人にオススメです。 ★★★★☆

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僕は模造人間

僕は模造人間 島田雅彦

庄司薫に村上春樹的な主人公、そこに太宰治のナルシシズムを重ねて、あぁ模造、これは模造小説だ。 でも嫌いじゃない。

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氷菓

氷菓 米澤穂信

気だるさの中に面白みがある。 言葉の使い方が学生ぽくって良い。

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乱反射

乱反射 貫井徳郎

タゴールの「人々は残酷だが人は優しい」という言葉が思い浮かんだ。意味合いはちがうけれど。そしてお父さんの行き場のない怒りが切ない。。。

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舟を編む

舟を編む 三浦しをん

【再読メモ】2017年11月16日(木) 言葉を丹念に紡ぐ事務に従事し続けて、もう10数年。 人事異動の伝達に行き違い(?)があり、担当すべき事務ではない席に座ることになり、本来の異動前に告げられたミッションは果たせないまま。 ただ、瓢箪から駒。言葉の深淵に触れることができ、それもまた人生だと思っている。 …… 。。。… 。。。…… 小説『舟を編む』三浦 しをん 著 (光文社文庫)2015年3月 648円 ※2012年 本屋大賞受賞作 …… 。。。… 。。。…… 漫画『舟を編む』(上巻)三浦しをん 原作・雲田はるこ 著 (ITANコミックス)2017年7月 270円 (Kindleセール 60㌫OFF) …… 。。。… 。。。…… 本編から抜粋 「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」 魂の根幹を吐露する思いで、荒木は告げた。 「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」 「海を渡るにふさわしい舟を編む」 松本先生が静かに言った。 … ☆ … ☆ … ☆ … 不器用な人柄の出版社営業・馬締光也(まじめみつや)は、言葉への嗅覚の鋭さ故に辞書編集部へ異動となり、言葉の大海原を照らす新しい辞書『大渡海(だいとかい)』編さんに携わることに。 定年を迎えるベテラン辞書編集者・荒木と日本語研究に人生を捧げる老学者・松本。辞書編さんに情熱を注ぐ同僚たち。 辞書という小さな舟の海路の先へ、光を求める。 …… 。。。… 。。。…… 本編から抜粋 「言葉は、言葉を生みだす心は、権威や権力とはまったく無縁な、自由なものなのです。また、そうであらねばならない。 自由な航海をするすべてのひとのために編まれた舟。 『大渡海』がそういう辞書になるよう、ひきつづき気を引き締めてやっていきましょう」 … ☆ … ☆ … ☆ … 今年の夏、珍しく久し振りに小説を味わう。 漫画『昭和元禄落語心中』の作者・雲田はるこが原画を担当した物語があると、CMを観たことがキッカケ。 作家も本屋大賞も知らなかったが、ページをめくる度に、言葉のひとつひとつを丁寧に紡いである文章とテーマが清々しい。 原画だけでなく、漫画化されて今週SALEとなったため、さらにワンクリック。改めて櫂を手に、もう1つの舟に乗る。 …… 。。。… 。。。…… 本編から抜粋 たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。 歪みが少なければ少ないほど、そこに心を映して相手に差しだしたとき、気持ちや考えが深くはっきりと伝わる。 一緒に鏡を覗きこんで、笑ったり泣いたり怒ったりできる。 … ☆ … ☆ … ☆ … 少ない文字数の中に、いかに豊かで的確に、背景と想いを重ねて事実を伝えるか。 例えば、20字のスペースにどれだけストーリーとドラマを描き、斜め読みされても熟読されても、仮に見出しだけを眺められても、印象に残る読み応えのあるテキストを自然に散りばめられるか。 歪みない言葉を求めて、納得は訪れない終わりなき行間の波間に今も揺れ続ける。 …… 。。。… 。。。…… 本編から抜粋 言葉はときとして無力だ。 荒木や先生の奥さんがどんなに呼びかけても、先生の命をこの世につなぎとめることはできなかった。 けれど、と馬締は思う。 先生のすべてが失われたわけではない。 言葉があるからこそ、一番大切なものが俺たちの心のなかに残った。 生命活動が終わっても、肉体が灰となっても。物理的な死を超えてなお、魂は生きつづけることがあるのだと証すもの――、先生の思い出が。 先生のたたずまい、先生の言動。 それらを語りあい、記憶をわけあい伝えていくためには、絶対に言葉が必要だ。 … ☆ … ☆ … ☆ … 映画化された作品もあるとのことだが、原作で描かれた日本語の持つ、噛みごたえのある言葉の無限の世界が、いかに漫画のコマの中に過不足なく収められているのか。 まずは楽しみたい、読書の晩秋です。 … ☆ … ☆ … ☆ …

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氷

氷 アンナ・カヴァン

冬にオススメの一冊。寒さが増す。スリップストリーム小説というジャンルを初めて知った。心理学の視点からすると大層不安になる小説…作者、ヘロイン中毒で自殺(?)らしいし…少女と男の関係性もやばいし氷に覆われる世界の描写もやばい。

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禍家

禍家 三津田信三

面白いです! 読み始めは少し取っつきにくい感じがして、なんとなーく読み進めていたけど、すぐに「えっ? 次はどうなるの?」って気持ちになってしまいました。 その後は、もう最後までイッキ読みです(笑) ドアを開けたり、階段を登るだけの描写にもドキドキしてしまい、目の前に映像が浮かんでくるようでした。本当にしっかりしたホラーですね。 だけど、ただ幽霊が出てくるからホラー(怖い)という訳ではではなく、違う怖さもあります。 ぜひ続きを読みたいです。

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陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎

作中、文字を読んでいるだけなのについ緊張しては、手に汗握り、早く、早くとつい読み進めてしまう場面が多々あった。 自然に出てくる伏線が回収されるたび、にやけてしまう。 キャラクターの個性がよく滲み出ていて、好きにならざるをえなかった。

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