新書

新書874「ネコ型」人間の時代

新書874「ネコ型」人間の時代 太田肇

がちがちの社会学論文ではなくて、先行論文やデータを根拠にしつつラフに書かれていて読みやすい。 私たちは会社や学校に管理されることに慣れてしまっているし、それを楽だと感じてしまってもいる。でも自由に動けて自分の意見がダイレクトに反映される組織なら、よりやりがいがあるだろう。目標管理制度やメンター制度はうちの会社もあるけど、その意義や報酬が見えないので今ひとつ頑張れないのも事実。 私も夫も仲の良い友人もみんなネコ型なので、共感できる部分が多かった。

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王様は裸だと言った子供はその後どうなったか

王様は裸だと言った子供はその後どうなったか 森達也

華麗なる屁理屈 原作の格調高さと加筆後の(もちろんいい意味で)低俗さが無理なくマッチしている様がフフッとなるシニカルな話の数々。蜘蛛の糸が好き。著者曰く天界にはバーミヤンをはじめその他チェーン店が充実していて、なんとも言えない良い匂いを漂わせているらしい。

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斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起

斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起 星亮一

戊辰戦争を巡る会津と長州の遺恨を大袈裟だと考えていた自分の無知を深く恥じる。会津の方が長州出身者との結婚を認めない・忌避する事態が今だにあり、それを前時代的なものとして批判的に捉えてしまう。しかし、その意識すら新政府によって統制された思想であることを思うと恐ろしさと同時に国民統合の難しさを感じずには居られない。

未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること

未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること 河合雅司

前作は年代ごとにどんな問題が発生するのかを説いてきた、いわば縦軸で未来社会を概観する一作であった。 本作はもうすこし卑近なところに降りてきて、私たち庶民の身の回りがどうなるのかを、住宅、家庭関係、職場、地域社会などの観点から予測していく横軸で読み解く一作。 巻末、あとがきの前に書かれた『「豊かな日本」を作り上げてきた"大人たちへ"」と題された一文は、逃げ切り世代とされる団塊より上の人々へ宛てた、痛切かつ、哀切な願いであり、この惨状を看過してきた責任を問う内容となっている。 次世代の負担を少しでも減らしていくために、こうした世代の協力は不可欠だと思うのだが、あまり期待は出来ないよね。 結局は自身で備えるしかないのかな。

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歴史とは何か

歴史とは何か E.H. カー

2018 年が岩波新書 80 周年でした。その記念誌『はじめての新書』より、いちばん読んでみたいと思った名著を。カーはケンブリッジ大学の歴史学の先生で、1961 年の連続講演全六回が名訳で読めます。ケンブリッジ歴史学は人文学最高の知性だ…、と惚れ惚れする。一文一文が決め台詞のようにビシビシくる。ご専門はソヴィエト史のようで、「まだ崩壊前ですね…」という気持ちにはなりますが、進歩というものをどう見ていくのかという歴史家の立ち位置を慎重に示そうとする態度がかっこいい

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おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?

おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? 池上彰

「自分はどこから来て、どこへ行くのか。自分とはどういう存在なのか」 こんな壮大な問いかけに、今まで真剣に向き合ったことない。 根源から自分自身を知るための、"現代の自由七科"の素晴らしい講義。 「宗教」「宇宙」「人類の旅路」 「人間と病気」「経済学」「歴史」 「日本と日本人」 池上先生と一緒に、人類の過去、現在、未来についてこの本で学ぶことで、間違いなく人生観が変わった!

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現代語訳 論語と算盤

現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一

昔の考えという印象を受けるが、確かにと思うところも多かった。知識力だけ付けるのではなく、精神力を身につけるための勉強、生きる為の学問をするというところは共感できた。

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天才の思考 高畑勲と宮崎駿

天才の思考 高畑勲と宮崎駿 鈴木敏夫

作品ごとに苦労話やエピソードが載っていて、普段では知り得ないことが書かれているので非常に面白かった。それぞれのパートのプロフェッショナルが集まり、一生懸命に作品に取り掛かる。作品に対する努力に感心した。 とても楽しい時間でした。

人生を面白くする 本物の教養

人生を面白くする 本物の教養 出口治明

「教養」とは。 「教養」をテーマにした本は多いが、本書では"知識=教養"ではなく、"人生を面白くするためのツール"という考え。 その源は、「本・人・旅」。 なるほど!と思える説明が、著者の経験でズバっと語られているのが気持ちいい。 教養はただの知識として蓄積しておくのではなく、行動のバネにしてこそ活きる。 「自分の頭で考えられる」ことが教養。 確かに!

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子どもの宇宙

子どもの宇宙 河合隼雄

クローディアの秘密、 秘密の花園、 ふたりのロッテ、 読みたい本が増える。 名作には名作たる所以があるのですな。 秘密についての記述はもっと早く読みたかった。 大人のなかの子どもの心にも響く本。 宇宙を潰さないように育てたい…

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世界史の新常識

世界史の新常識 文藝春秋編

ローマ帝国滅亡の理由は大規模な難民の移住というのは説得力があり、現在のアメリカやヨーロッパの難民報道を聴くと考えさせられるものがあります。

情報生産者になる

情報生産者になる 上野千鶴子

具体的な研究計画の立て方、情報のまとめ方などが書いてあって、これから論文を書く人にためになる。 でも所々、良くも悪くも考え方にクセがあるなー。 これが絶対のスタンダードではないことを知って読んだ方が良いと思う。

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