新刊

ひきこもらない

ひきこもらない pha

先日、phaさんの「ひきこもらない」を読みました。 あまり働かずに生活しているphaさんですが(本を出したり、ネット上に文章を発表したり、執筆の仕事はしてるけど。あと、たまにテレビに出たり)、そんなphaさんが、サウナに行ったり、漫画喫茶(ネット・カフェ)に行ったり、ゲーセンに行ったり、シティー・ホテルに泊まったり、深夜バス(高速バス?)に乗ったり、一人旅をしたり、などなど、タイトル通り、家にひきこもらずに、街をふらふらしたことについて書かれたエッセイといった感じでした。 それで、本の内容の本筋からはズレるんですが、phaさんは、大学時代に京都に住んでたらしく、例えば東京だと、渋谷とか下北沢とか、都心に行かないと、クラブやオシャレなカフェがなかったりするけど、京都はそういったお店がわりと近所にあるらしく、大学の先輩にクラブに誘われて、あまり興味がなかったんだけど、そのクラブが近所だったから、とりあえず行ってみた、みたいなことが書かれてあったんですけど、たしかに近所にクラブがあったら行きやすいよなあと思ったりしました。

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私の頭が正常であったなら

私の頭が正常であったなら 山白朝子

京都へ向かう電車の中で読んだ。私はこの作家さんの世界観が、文章が好きだ。登場人物は、悲しい出来事があっても悲観的になりすぎず、むしろいつも前向きで、少し非現実的な感じ。気軽に読めるけど、ふいに感動する瞬間もあって、面白いなんて一言で片付けられない。この人の文章で私の読書人生が始まったと言っても過言ではない、そんなすごい人の最新本でした。

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嘘八百

嘘八百 今井雅子

地元堺市を舞台にした映画の本ということで購入しました。 骨董品の世界のことはよく知らなかったのですが、こんなこともあるのかなあという感じ。 堺市内の地名が出てくるので、イメージしやすかった。 後半、茶器を苦心して作るシーンがあるので、陶芸をされている方はより楽しめるだろうなあと思いました。 少しですが、利休や半井瑞策、長次郎のことが勉強になりました。 コメディなので気楽に読める作品でした。

少女〈上〉

少女〈上〉 M・ヨート

スェーデンの人気ミステリシリーズ邦訳最新。主人公はエリート部隊である国家刑事警察殺人捜査特別班に雇われている心理学者。これが曲者で仕事は優秀なのだが周囲と軋轢を生むことなどなんとも思っておらず、さらにセックス依存症で手当たり次第に女性に手を出す要注意人物、捜査チームに加わっているのも邪な動機から、という設定。本作では子供を含む一家皆殺し事件が発生、解決を急ぎたい地元の警察の要請でチームが乗り出しやがて事件現場から逃げ出すことができた少女がいたことが分かって、という話。単独のストーリーとしても面白いのだがもチームの面々の私生活や人間関係もサイドストーリーとして上手く設定されていてシリーズとしても飽きさせない。早くも次作が楽しみ。

4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール

4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール 山田詠美

2018/02/17読了 タイトルの「人生の主役になる」とか帯の「主人公はあなた。人生の醍醐味、味わい尽くして。」に少し気が滅入ったけど、読んでいたら元気になった。2章目にして女性誌によくある自分磨きを一刀両断してて面白かった。美白とか透明感とか、たしかに何求めちゃってんだろう…という感じ。 定期的に読み直したいです。 文庫版の表紙イラストも素敵です。

アクシデント・レポート

アクシデント・レポート 樋口毅宏

久しぶりにとんでもない小説に出会ってしまった。 645ページ、二段組。カバーを外すと黒光りする装丁。 1995年、大坂発東京行き大洋航空420便と東京発沖縄行き461便が空中で衝突し、乗客672人が死亡した航空機事故の関係者のインタビューを集めたという小説。 もちろん、この航空機事故は架空だけれども、それでも昭和平成の時代について語られ、とくに95年以降の日本について関係者の言葉を借りて、著者なりの時代の見方が透けて見える。 厚くて、小難しそうな本だし、読みにくいように見えるかもしれないけれど、そんなことはない。インタビュー形式なので一本一本の短編小説として読める。どのインタビューも、すごく迫力があるし、起承転結があるからすごく引き込まれる。 上手くまとめる言葉が出てこないけれど、とんでもない小説に出会ってしまった。 平成の終わりに、平成とは何だったか振り返る良い機会になった。

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おもかげ

おもかげ 浅田次郎

寝たきりの意識不明の方達が、こうやって自由に(といっては、語弊があるが)意識を飛ばしているとすれば。私達は、心せねばならない。これは、奇跡の話だ。竹脇だけが知っている。誰も知らない奇跡。戦後の人生を隠して生きた男の、復活の話とでもいったらいいだろうか。

美女と野獣

美女と野獣 ボーモン夫人

ボーモン夫人の13編の短編集。 有名な美女と野獣含め、どの物語も人間の美徳をテーマにしたものが多く、面白い。 悪いことをしてもバレずに成功する人もいれば、ズルして幸せを手にする人もいる。 逆に、いい行いをして遠回りすることはたくさんあります。 でも必ず、人生の素敵なことは、物語の最後の方で起きるんです。 『良いことをして、報われないなんてことは無いんですよ。』 子供の頃に習った、誰もが知ってること。

惣田紗莉渚ファースト写真集「うらばなし」

惣田紗莉渚ファースト写真集「うらばなし」 惣田紗莉渚

今回AKB48総選挙で大躍進の惣田紗莉渚の写真集。 サイン本の握手会が当たってしまったので、何となく購入。 さすがイベント対応でのし上がったというだけあって、二回転目にもう顔を覚えているとは…さすが。 肝心の写真集の内容は、うーん写真集が専門ではないサイゾーということもあって、もう少し可愛く撮れたんじゃないかなぁという印象。 紙質ももう少しクオリティ上げてもいいんじゃない?という感じ。 ただ、宝塚音楽学校に本気で入ろうとしていたり、かなりの度合いで打ち込んでいたバレエの姿を撮影してたり、インタビューも中々に核心に迫っていたりと、写真にも見るべきところは多い写真集だと感じた。

棲月: 隠蔽捜査7

棲月: 隠蔽捜査7 今野敏

新作を楽しみにしているシリーズの一つ。キャリア警察官を主人公にしたシリーズ。もう7作目なんだな。キャリアというと現場が分からない頭でっかちの役立たずとかキャリアを鼻にかける厭味な奴というステレオタイプな描かれかたをイメージしたりするが本作では確かに現場経験は乏しいものの自らの信条をきちんと持った主人公の筋の通った生き方、やり方が結果を出していく様が描かれる。この作品は鉄道会社と銀行でハッキング事件と管内で起きた不良少年のリンチ殺人が並行して描かれやがてそれらが、という話。またペナルティで本来の階級からは有り得ない一警察署長に甘んじている主人公に異動話が持ち上がり、というサイドストーリーもあってちょっと結末が簡単にまとめられちゃってるな、という気もしたが楽しく読めた。

伝わる技術 力を引き出すコミュニケーション

伝わる技術 力を引き出すコミュニケーション 風間八宏

「はじめに」を読めば、この本のエキスはわかる!面白い。ドイツ時代の歯医者エピソードは大切。「治療は痛いけど、治るなら我慢しよう」→「直してくれるのは当たり前、どうして痛いのを我慢しなくちゃいけないんだ」という、両方を求めていく発想、いいね。風間監督の哲学満載!

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 ケント・ギルバート

もういい加減、お人好し、弱腰、自虐国家はやめましょうよ。 最後まで読むのが本当に苦しかった。だけど、読むべき本の一冊だと思います。 この本で紹介されている、スイス政府の冷戦時代に各家庭に配られた『民間防衛』という小冊子の「武力を使わない情報戦」の手順を読むと震撼させられる。まさにいま中国が日本に行なっていることではないか、と恐怖心すら抱いた。 しかし、この本がベストセラーになっていることが、救いの一つじゃないかなと思います。

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エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ

エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ 竹内純子

エネルギー産業もゲームチェンジして変革される。 IoTやブロックチェーン、そして利活用によって。 言われれば当たり前だが、ガソリンも電気も同じエネルギー、クルマが稼働時間が少ないからカーシェアが普及するのと同じく、家電製品も利活用モデルになってもおかしくない。 そういった発想は面白い。

家と庭と犬とねこ

家と庭と犬とねこ 石井桃子

装丁も石井桃子さんらしい雰囲気で良い。子どもの本を多く世に送り出した石井さんの人柄を初めて知った。多く共感できるところがあった。戦後間もなくの日本の暮らしを石井さんが語ると他の作家とは視点が異なり一等身近に感じられた。

春の庭

春の庭 柴崎友香

この装丁に惹かれて我が家の本棚に。あの写真集で見たものが実際に部屋の窓から見えたなら、なんて発想がとても好き。この装丁の写真を見てしまっているからか、作中に出てくる風景は全部少し褪せて光量が多くてでも少し薄暗い雰囲気で幸せな気分だった。でも終わりにかけて急に展開が読めなくて、少し困ってしまった。 この人の本、次は何を読もうかな。

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