あすなろ書房の本

一〇五度

一〇五度 佐藤まどか

親の支配が強く同級生は少数派を排除。抑圧された中3男女が、制限のあるなか努力し、好きな分野にもチャレンジし、自分を確立していく。

テーブルマナーの絵本

テーブルマナーの絵本 高野紀子

人間は餌を食べるんじゃない 食べている時間も空間も大切なんだ 最低限のテーブルマナーエチケットが周りを不快にさせず より美味しい食事になるんだ

ぞうのさんすう

ぞうのさんすう ヘルメ・ハイネ

すばらしい作品。まさかぞうのうんちに生きることを教わる日がくるなんて。本作でも象が生と死に気づく瞬間があるけど(しかもそれを幸せのと言ってのける!)、森羅万象を受け入れる大きさと強さを身にまとっている象が、私は好き。2017.2

ごんぎつね

ごんぎつね 新美南吉

小学校4年生の国語といえば、ごんぎつね。 もう何十年もずっと、掲載され続けている。 授業がもうすぐ始まるということで、新美南吉記念館にて読了。 もともとは、赤い鳥という雑誌に掲載されたものだそう。もともとの新美南吉の手書き原稿も見たけれど、結構手を加えられていることが分かった。 基本的な話の流れは変わっていないが、導入部分がもっとながかったり、ごんの心理描写の仕方が変えられていたり。比べて読むと、手が入ったあとの方が確実にいい。子どもにも読みやすく、深みがある。素晴らしい編集者の力よ。 ごんのいたずら心や、やってしまったことへの後悔。そして、気づいて欲しいという可愛らしい自己顕示欲。絶対にどこかで共感できるはず。 子どもたちにも、共感し、楽しんで読んでもらいたい。 そして、将来、自分の子どもが音読するとき少しでも思い出してほしい。

すべては救済のためにーデニ・ムクウェゲ自伝

すべては救済のためにーデニ・ムクウェゲ自伝 デニ・ムクウェゲ/加藤 かおり

2018年ノーベル平和賞受賞したコンゴの婦人科医師の半生を描く伝記。 アフリカ大陸の中心部にあるコンゴ民主共和国。 この国では女性への性暴力が最大の武器になっている。 それは女性自身だけでなく、その夫に精神的打撃を与え、家族の繋がりを断ち切り、やがて村や町のコミュニティを破壊する「効果」があるから。 被害女性が身体、特に性器にどれほど凄惨な危害が加えられているのかを読んで絶望的な気持ちになる。 人はどこまでも残酷になれるのだと思い知って。 その中で理性と医療技術でもって日々女性を治療し続ける著者。 彼は「女性を修理する男」と呼ばれている。 宗教でも信念でも何か拠り所のある人の強さと、危険を伴いながらも実り多き人生を生きることの幸せについて考えさせられた。

笑う化石の謎

笑う化石の謎 ピッパ・グッドハート

題名に反して謎は化石にないけれど、ストーリーは良くも悪くもハラハラとして楽しく読み通すことが出来た。 1860年代のイギリス片田舎の風情が生き生きと描かれていて、その時代の長閑さや陰鬱な雰囲気まで感じることが出来る。 実在した人物や実際にあったエピソードも混在していて、ちょっとした知的読み物にもなっている。

スピニー通りの秘密の絵

スピニー通りの秘密の絵 Laura Marx Fitzgerald

2018/11/5読了 中盤まで話の展開が遅くて読みにくかったけど、ジャックの過去を紐解き始めてからは面白くなってきた。戦時中のナチスの美術品掠奪と連合国軍側の美術品保護(という名目の再奪取ではないかという気もしたけど)のあたりは、史実でドキュメンタリーでも知りたいと思った。

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ゆうぐれ

ゆうぐれ ユリ・シュルヴィッツ

絵で語る素敵な絵本。 少し寂しげな始まりに、どうなるのかな?と思ったがページをめくるたびわくわくが高まっていった。 毎日起こる事だからこそ見逃してしまっている美しい瞬間を、クリスマス前の期待感とともに書き上げている良作。

ゆき

ゆき ユリ・シュルヴィッツ

雪、大人になって嫌いだったのに、魅力を思い出させられてしまった。ラジオに降らないでしょうと言われても、雪はラジオを聞かず、街を白く輝かせる。

はじめての哲学

はじめての哲学 石井郁男

ヨシタケさんだったので、なんとなく手に取りました。 哲学者をまとめて紹介してくれているので、バラバラだった哲学者が、頭の中で、時系列に並んでくれました。