中央公論新社の本

日本の地方議会

日本の地方議会 辻陽

今読んでますよ…。 (詳細は嫉暴露(ネタバレ)に伴う損害賠償の恐れが遭りますので、誠に勝手では遭りますが、控えさせて戴きます!けども…)やはりこの問題は(Caption(タイトル)は日本となっておりますけども、軍事、社会、共産という3つの独裁体勢を除いた)…議員報酬が無給(事実上のボランティア活動)のスイスを含めても、相当深刻な問題が遭りますね…。

抽斗のなかの海

抽斗のなかの海 朝吹真理子

私はこの作家のエッセイがずっと読みたかったのだとそう思わせてくれる内容。 彼女の中高生時代の過ごし方ががいかに現在の作家を作ってるのかがよく理解できる。

A365d493 3156 47d6 a808 50bed03c2682E3429d5e 1734 460e 8d95 f9e374d2854aB81813b6 473e 46cd 90d2 a98ad0bc98f4
少年は死になさい…美しく

少年は死になさい…美しく 新堂冬樹

残虐極まりない少年犯罪で 妻と子供と胎児を殺された主人公 だが彼のやったことは復讐ではなく「作品」を作ることだった 黒新堂 やっぱりえげつない

よこまち余話

よこまち余話 木内昇

長屋で暮らす人々と、あの世とこの世、いつかしらの時間が混ざり合う不思議な物語。 どこまでが現実でどこからがまやかしなのか、夢なのか、幻なのか、読めば読むほど分からなくなる。 それでも関わりやう人々はみな優しく人間味に溢れていて温かい気持ちになる。 これは一種のファンタジーなのだと思う。

22f12ffc cd73 46f4 b484 2de14c5797838faed6e7 d0b6 4eec 8253 f593fa0f3fbd00a6cf1a c5e2 4331 ad04 f26bd088f920
魂の沃野(上)

魂の沃野(上) 北方謙三

ありそうであまり読んだことがない、浄土真宗の独立国家へ移行する、戦国時代前期の加賀を舞台とした小説。目の付け所が流石です、。

藩とは何か

藩とは何か 藤田達生

信長、秀吉の時代に戦争で経済を回していたのが、関ヶ原の合戦で軍拡バブルが終焉に。 安土桃山時代の重商主義から、徳川の時代は農本主義に。 泰平の世に有り余ったマンパワーを、これまで開発してこなかった沖積平野の開発に振り向ける。かつては、峻険な難攻不落の地に築かれた城郭も平野部に移される。これが、近世城下町の始まりで、大部分の地方都市のルーツとなった。 外様大名の中でも屈指の親徳川で、卓越した外交力と築城技術で家康に高く評価されていた、藤堂高虎をモデルケースに、「藩」がいかにして成立したのかを概説していく一冊。 鎌倉期も、室町期も領土を巡る大名同士の合戦が絶えなかったが、江戸期はそれが全くなくなる。 それだけ徳川幕府の力か圧倒的であったこともあるが、大名の所領とは天下から与えられたものであり、大名はそれをたまたまた任されているに過ぎないとする、「預治思想」が諸大名に行き渡っていたからだと本書は説く。 一国一城制や、再三の国替えとそれに伴う土豪の帰農化。徳川政権の施策は、支配階級と地縁を切り離し、誰とでも代替交換可能な官僚集団へと整備してしていったのだとする指摘はなかなか面白かった。

雨上がり月霞む夜

雨上がり月霞む夜 西條奈加

『雨月物語』を題材とした友情物語だろうか。兎の遊戯の憎まれ口が楽しい。妖と不思議と人間が薄く交わりながら、その空気の中で『雨月物語』の話が推し進められる。連作短編集。

落花

落花 澤田瞳子

寛朝は、誰の味方でも敵でもない。 自分が出会って縁を繋いだ人と運命を共にする。僧侶だからこそ、高貴であればこそ地獄の戦場を、生き延びていく。 時代に翻弄されてるのに、真っ直ぐに生きてるように思えた。 音楽とは、僧侶らしい答えではあったが、納得するだけの悲惨な背景と現実があった。 「楽」は神の物なのかもしれない。酷かろうが悲惨だろうが美しかろうが、関係ないのだ。 総て平等に音は鳴り響く。

もぐら

もぐら 矢月秀作

モグラパート2 初回と変わらずぶれずにのめり込める様に読めた 最後の転結あたりも感心してしまう

つみびと

つみびと 山田詠美

山田詠美さんの作品とは毛色が違うとよく言われますが 私はあー、これを書いてくれたんだ。と思いました。 共感出来ない人がほとんどだと思う。 だけど、ボタンかけ違えたら自分だったかもしれない。 何かのせいにしてはいけないけれど、何かのおかげで無事に子供を育ててこられたんだと思う。 そこを忘れちゃいけないし。 人間の中にある甘えや、緩みがえがかれていて 読んで良かったです。

48a16577 8d97 4cdf ae05 8bc63985198256a03690 63b8 4975 853f fac13092849b69702578 ca7a 4bde bf76 46cd40bc5d0dIcon user placeholder0997e466 2fa0 4b04 879d 6de72f4a562d89e302dc 61e2 4acf b97e bf2a8c22fa0e376d857b 263a 4712 987d e1db28f8adba 16
ナポレオン四代

ナポレオン四代 野村啓介

初代はもちろん、あまり知られていない2世、4世についてもかなりのスペースを割いて言及している。 初代が凄すぎたが故に警戒されて、一ドイツ貴族として飼い殺された2世。普通選挙制の施行に伴い、民衆の圧倒的な支持を得て、皇帝にまで登りつめた3世。祖国を追われイギリスの士官として生を終えた4世と、それぞれが数奇な生涯を送る。 フランスでは20世紀、第一次世界大戦あたりまでは、ポナパルド家による帝政の復活を望む一派が居て、それなりに政治勢力を持ち議会で議席も持っていたらしい。 それだけ、初代ナポレオンの威光は凄かったのだろう。世の乱れるところに英雄待望論は生まれる。現在のフランスなら、またナポレオン人気が高まっていたりするのだろうか?

Icon user placeholderIcon user placeholder