大月書店の本

ふるさとって呼んでもいいですか

ふるさとって呼んでもいいですか ナディ/山口元一

6歳のときに両親がイランから出稼ぎ目的で来日し、そのままオーバーステイ、途中、在留特別許可を得て晴れて正式に日本で暮らすことできるようになった著者の28年間を綴った本。文化や宗教の違い、自らのアイデンティティに悩むこと多々あり、これは多分、日本で生活する外国人やハーフ(ダブル)の人にもあるあるなんだろうと思う。ここ数年、日本は本当に外国人が増えた。その勢いはちょっとこわいくらいだ。この本を読んで、どう“隣りの外国人”を理解し、お互いに認め合って共に暮らしていくか、もう私たちは避けては通れない、後戻りはできなくなっていると思う。正直なことを言えば、私はまだ諸手を上げて前向きには捉えられないものも心の中にあるのだが、お互いが相手に対して敬意をもって理解しあえば、きっとうまくいくよね。そんなことを思わせてくれる本でした。但し、オーバーステイはダメですよ。

文化としての数学

文化としての数学 遠山啓

P35 ユークリッドもデカルトもヒルベルトも時代の区切りになったのは三つとも幾何学だというのは不思議だ。

育つ力と育てる力

育つ力と育てる力 丸山美和子

子どもの年齢別の発達や、子どもの目線と大人の関わり方が分かりやすく書かれている。 家庭での子どもの関わる方にはもちろん、保育士など未就学児と関わる仕事の方でも、『うん、うん‼︎』『なるほど‼︎』と思えるところがたくさん。 年齢別に書かれているので、読みたい部分だけさらっと読むにも良さそう。

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わたしたちが正しい場所に花は咲かない

わたしたちが正しい場所に花は咲かない アモス・オズ

2019年の初読書。「自分の主義主張だけが正しいんだ!」という狂信者的な一面は、程度の差はあれど、多分みんなが持っている。でもこの"狂信主義"が、世の中の様々な争いを生んでいる。そしてその解決には、想像力とユーモアが不可欠だと、文学者である著者は主張する。 著者が、ユーモアの要素のひとつに「自分自信を笑えること」を挙げていて、なるほどなぁと思った。そして自分自分を笑えるようになるには、他人が自分をどう見ているかを客観的に把握できてなきゃいけなくて、それにはやっぱり相手の立場を想像する想像力が必要で、その想像力を養うひとつの方法に、読書があるよ。とも。

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茶色の朝

茶色の朝 フランク・パヴロフ

静かに語りかける大人の絵本…と思いつつ、読みながら感じる既視感。そう、茶色(Brun)はナチスを連想する色。全体主義が浸透する様を静かに訴え、過去にフランスの選挙戦にも影響を与えたとされている。

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