小学館の本

風光る (42)

風光る (42) 渡辺多恵子

総司の血痰を始末するおセイちゃんに、喜べない… セイちゃんの度胸も、愛情も全部感じるけど、もっと幸せなシーンだったらよかったのに。 でも幕末ももうすぐ終わる頃、みんなの命の終わりを知っているからこその切なさも相まって、だんだん読むのが辛く悲しくなる。 一方で、どう描かれていくのか、期待も高まる。

四辻屋骨董店主の嫁取り

四辻屋骨董店主の嫁取り 室たた

どうやらあたしゃ、室たたさんの描く男のヒトがツボなんだなとようやく気がつきました。 表題作はシリーズ化して欲しいー!! セクハラ、セクハラと説明書きにはありますが、そんなに書かれるほどでもないので、安心してくらさい。店主の求愛はそれは可愛らしく、時に真摯なものかと。

ルイ・ブライユ

ルイ・ブライユ 新井隆広

小学校図書室より拝借。 6点点字を開発したルイブライユ。 盲人に光りをもたらした というニュアンスの文章が印象的。 (印象的だったのに正確には覚えていない。) 学びたいという気持ちは、人生を豊かにしてくれる。今、当たり前に学べる環境にあることを感謝しなくてはいけない。 知ることの面白さを子どもたちに伝えていきたい。 決められた内容だけだなく、子どもたちの興味のあることを、もしくは、子どもたちが興味をもてるように伝えることを、大切にしたい。 ルイブライユから離れたが、ハンディキャップがあっても、努力と熱意次第でどうにでもなるということを彼から学んだ。

ミカドと世紀末―王権の論理

ミカドと世紀末―王権の論理 猪瀬直樹

トリックスターを自認していた故山口と、後に無残な道化芝居を演じることになった猪瀬の対談。大帝であった明治天皇を補完する道化・影として大正天皇がいた。昭和天皇はどちらの役割も演じたヌエ的な存在であり、次の天皇は必然的に大正天皇の役割を担うだろうと予言されてます。確かに今上天皇は昭和を補完する役割を担ってきましたが、自ら引き受けたところが違うのではないか。そして生前退位は完全にこの二人の予想外であり、「恩赦というのは、天皇が死んだことによる」祝祭空間だという主張も根底から崩れてしまうのでした。さて平成の次は。

英国紅茶予言師

英国紅茶予言師 七海花音

2018/7/26読了 まだこの1冊しか出てないけど、あらかじめシリーズ化が決まってるんだろうなー。 主人公の出生と特異な能力を縦軸に、英国パブリックスクールでの学園生活と友情を横軸に据えたラノベという意味では、特に目新しさはないんだけど(嫌味なライバルキャラもハリーポッターのマルフォイみたいな奴だし)すぐに読めるし、結構好きかも。 日本語でいう「よろしくお願いします」にあたる英語がなくて、無理矢理に直すと、何でこいつは会ったばかりの人間にそんな重いことを全力でお願いしてくるんだとドン引きされる、という部分にちょっと笑ってしまった。

しまなみ誰そ彼 4 (4)

しまなみ誰そ彼 4 (4) 鎌谷悠希

自分自身がセクシャリティーとは違うところでどうしても周囲に対する疎外感を拭えない人間で、鎌谷先生の漫画はそうした疎外感をそのまま、そっとしておいてくれるような感じがあって「隠の王」「少年ノート」と読んできたのだけど、「しまなみ誰そ彼」はいつも最初に本を開く瞬間が怖かった。3巻が特に読み始めるのが怖かったのだけど、読み終えたとき「本当に読んで良かった」と思って嬉しかった。そしてこの4巻で最終巻となって、一体誰かさんとは何者だったのか?と考えて、しかしすぐ「登場人物誰もが作中で描かれた部分でも変わっていったし、揺らぐ人間であり、それでも在りようだとか生き方を求めずにいられない、ただの人間である」という結論にとりあえず行き着いてしまった。誰かさんが何者かはおそらくまだ考えることはできるし、そうすることも赦されているとは思うけど、読み終わったばかりの今はこの結論を噛み締めていようと思った。性別だったり外見だったり、社会的所属だとか色々と人を分類したりラベリングしたりはできるのだけど、それはひとつの見方でしかないこと、まずは誰しも人間でしかないことをしっかり覚えておきたい。最後まで読めて良かった。

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天皇はなぜ紙幣に描かれないのか: 教科書が教えてくれない日本史の謎30

天皇はなぜ紙幣に描かれないのか: 教科書が教えてくれない日本史の謎30 三上喜孝

タイトルに惹かれて。有名な先生なのかな…自分は存じあげなかったけれど…の歴史エッセイ集。新書とかで日本史ものが流行ってたのでその流れかもしれない。タイトルになった話もさることながら、お寺の落書きにまつわる話とか、古代ではなく近世の木簡の話とか、義経ジンギスカン説とか、騎馬民族征服説とか、よく言えば縦横無尽に、悪くいうとまとまりなく(笑)書かれた話がどれも興味深く楽しかった。役に立つかどうかは別として…雑学好きの人にはおすすめかな。

子どもは「この場所」で襲われる

子どもは「この場所」で襲われる 小宮信夫

関係者から講演を聞いて、内容を忘れないうちに読んだ1冊。 「犯罪機会論」と「犯罪原因論」を考え分けることが、少しできるようになった気がする。 犯罪とは無縁ではないことを自覚して、地域を歩いてみようと思わせられた。時々強引なところもあったかな…

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出会ってひと突きで絶頂除霊!

出会ってひと突きで絶頂除霊! 赤城大空

杏仁豆腐で作ったクリスマスケーキ。なんだろう、ちゃんとしたストーリーなんだけどHって。でも悲しいかな、年を取るとこの程度のHさは、微笑ましく思えてしまう鈍さ。(笑) 「フレッシュ・ゴードン」みたいな本。「ピンクフラミンゴ」じゃないよ。

雪盲: SNOW BLIND

雪盲: SNOW BLIND ラグナル・ヨナソン

作者はアイスランドの弁護士兼作家で世評が高いシリーズということだったので手にとってみた。舞台はアイスランドでも首都ではなく北極圏に近い田舎町。そこに赴任した新人警官が主人公。時代的にはリーマンショックの直後くらい。金融立国アイスランドが不況のどん底にあった時期で主人公も稀有な就職先に飛びついたのだが周囲の理解もえられずアイスランドの主要都市の一つとはいえ人口千人強という住人が住居に鍵もかけない田舎町。何もない長閑な仕事と思っていたら街の劇団で不審な事故死があり、さらに街の住人が疑わしい状況で重体で発見されて、という話。今はいい時代でグーグルで町の名前を入れると景観が見られたりするがなるほどこういうところでこういう事件が、と思わせられた。田舎町の田舎臭い捜査の手法が現代ミステリを読んでる目からはかえって新鮮だったりなかなか面白い作品でした。機会があれば別の作品も読んでみたいと思います。

舞妓さんちのまかないさん 7

舞妓さんちのまかないさん 7 小山愛子

キヨちゃんの赤いリボンのわけとか、62ページの百はなちゃんとか、いいなぁ。 百はなちゃんは33ページもらしくて好き。 こういう、何気ないことを大事に描いてる漫画、好きだなぁ

逃げ

逃げ 佐藤喬

うーん、思っていたほど面白くはなかった。チャリンコ好きが読んでもおもろないということは、普通の人は全然おもろない可能性がある(泣)

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夜人 1 (1) (裏少年サンデーコミックス (1))

夜人 1 (1) (裏少年サンデーコミックス (1)) 岡部閏

怖いのかな?暗いのかな?って絵柄的にもそんな雰囲気で始まるのに、あれ?面白い! ゾクッとさせたり、変な間の抜け方で笑わせたり、この作者さんそのバランスが素晴らしく上手い 今のところ「マンガワン」ってアプリで読めますが、 発売されたら買います!続きが楽しみ!