岩波書店の本

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舞台観劇後に読了。久々の岩波文庫、かなり読みやすくなってる♡ Lea MicheleやJonathan Groffがブロードウェイで演じ、gleeのプロデューサーに見初められた伝説のSpring Awakening‼︎‼︎白井晃さんの演出が見事でした。がやはりミュージカル観たい‼︎四季じゃないやつ‼︎

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一気読み!中学の時に毛利さんの本を読んで大きな影響を受けた覚えがあるけれど、この本を読みながらも自分が考えてたことと近いな、と思い、それは毛利さんの影響を受けてこれまで思考してきたからなんだろうと気づく。ユニバソロジの考え方は自分にはすんなり入った。なぜなら自分の教育分野における取り組みもUniversalをテーマにしているからだ。教育にもこの流れが来ているということは人類が生き延びるために必然なんだろう、と毛利さんの本を読んで再認識した。

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P170 自動車のもたらす社会的費用は、具体的には、交通事故、犯罪、公害、環境破壊というかたちをとってあらわれるが、いずれも、健康、安全歩行などという市民の基本的権利を侵害し、しかし人々に不可逆的な損失を与えるものが多い。このような社会的費用の発生に対して、自動車の便益を享受する人々は、わずかしかその費用を負担していない。逆にいうならば、自動車の普及は、自動車利用者がこのような社会的費用を負担しないでもよかったからこそはじめて可能になったともいえるのである。

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私の仕事の取引の相手で、ひょんなことから『尚歯会』について話しが及んだことがきっかけで本について、あるいは幕末について、もしくは歴史について、さらに思想について、お話しを伺う方がいます。その方の本を読まれる幅の広さ、深さ、そしてそれを自分の知識として培うところまでいかれている方です。職業を伺ってびっくりの方でした。そんな方にオススメいただいた本で、まったくの初めて読む方なのですが、これまた物凄い方でした。この著者の知識の広さ、深さ、そして物事を冷静に俯瞰するチカラは尊敬できます。スゴイ本を読んでしまった、というのが最初の感想です。 例えとして良くないのですが、いわゆるマッチョな、態度で示せ、とか男気、断固たる決意、とかの短絡思考よりも、私は冷徹な(だからこその男気だと思うのですが...)思考と論理の積み重ねの結果の決断や、その後の紆余曲折を経た上での自身の決断を変える決意を持てる覚悟とかに、よりシンパシーを覚えます。ただ、短絡なマッチョの人を惹きつける魅力も、誇りとかプライドという単語が持つ強さが魅力的に見え、さらに必要な場面もたくさんある事も分かりますが。 日本が太平洋戦争(という呼称を私は使ってよいと今の私は考えます、いろいろあると思いますが)に敗北したのはある欠点、それは「科学的精神の欠如」があったからだ、そしてそれは「鎖国」というものが生み出したのではないか?との考察に至った著者の論文のような本です。序文にそう書いてありましたし、実際鎖国をしたことによっての影響を考察するのかと思った最初の章を読み始めてびっくりしました。それは鎖国が始まるずっと、ずっと前の事から理解していく思考の積み重ねで、それはとてつもなく広く、深く(距離的にも、そして時間的にも)読め手に見せてくれます。歴史という過去のことは比較的俯瞰しやすいことだとしても、現存する資料をあたりながらのここまでの俯瞰をした歴史的考察は(もちろん私のごく浅い読書暦では、ということですが)初めてでしたので、驚愕でした。 「鎖国」当時の世界的状況を理解するために、(それが理解できないと何故鎖国をするに至ったのか?を理解できないだけでなく公平ではないと考えているようです)ヨーロッパの歴史からはじまります。そしてポルトガルとスペインによる大航海時代が始まったことでの『世界的視圏』の成立(地球は丸くて、そして未開の地に対してキリスト教の布教という立場をとって異教徒への接触の仕方、中でも『十字軍的思考』の重要性)にどのような事実とその当時の権力者と実践者である冒険家の「科学的精神」の発露が見られたのか?を積み重ねて見せてくれます。その広さと深さが圧倒的でした。私は世界史を全く勉強した事がなかったので知らないことばかりでしたが、とても楽しく読めるとても読みやすい文章です。この『十字軍的思考』と『未知なる土地への冒険心』と『権力者による理解と公共性』とが重なり合ったことで大航海時代が生まれ、そして『世界的視圏』が成立できる土壌が出来上がるのです。東周りに進んでいったものと(代表的なのはバスコ・ダ・ガマ)、西周りに進んでいったもの(コロンブス)が東洋で出会うことによって(いわゆるマゼランの世界1周)成立した『世界的視圏』を私も理解する事が出来たと思います。 ここまでが前半なのですが、ほとんど世界史の知識を持たない私には、途中の分からない人、物、出来事、など調べながらの読書だったのでとても時間がかかりましたが、面白く読めました。こんな風に歴史を学べたら、とても楽しいと思います。ただ、私が知らなさ過ぎる為に時間がかかったので、普通に知識がある方なら、とても上手く要約されていると感じたかも知れません。 そしてキリスト教の日本における布教にともなって観察者(信頼に値すると考えられるため)の文献をあたりながら、日本が国を閉ざしていった過程を細かく見ることが出来ました。日本にももっと早く『世界的視圏』を受け入れる機会がちゃんとあったこと、それを自ら固辞した事、それが権力者の保守的な面から起こっていることを、ひとつひとつ検証していきます。和辻さんはその最初の歴史的事実として「刀狩り」を指摘しているのですが、この辺りは是非読んでいただくと面白いと思います。ある意味世界史と日本史の15~16世紀の授業を面白く受けた感じです。こういうものが世界史や日本史であるなら、本当にもっと勉強したくなります。 結論にはきっと様々な異論もあったと思いますし、私も100パーセントの同意をするものではないのですが、ここまで物事を細かく積み重ね、その上での結論に少々の強引さや割り切りはあって良いと思います。そして事実を含んでいると私には思われたのですし、こういう俯瞰をさせてくれる本が読めてとても楽しかったです。 みんなが知ってるフランシスコ・ザビエル(本書ではジャビエルと表記されていました)よりも、私には同時に日本の土を踏み、そして日本で生涯を終えたコスメ・デ・トーレス(本書ではトルレス表記)という人物にとても興味が湧きました。また有名な武将なのでしょうけれど私が知らなかった高山右近と小西行長、また和田惟政という人物も、そして当然ルイス・フロイスも興味あります。 世界の中の日本に興味のある方、そして保守的なものの閉鎖性を権力者が行使することで生まれる弊害に興味のある方にオススメ致します。 この本をご紹介していただいた方の職業は「裁判官」でした。お話ししたりするようになってからは随分経って知ったので、本当にびっくりでした。 2009年 2月

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「エネルギーにあふれた反応のいい身体と、文脈力のある知性。この二つの柱があれば、コミュニケーション力は万全だ。」「コミュニケーション力は、沈黙の感知力に支えられているのである。」 知徳体のバランスと、一定のテンションを保つことが必要。

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別の本で言及されていて興味を持ったので手に取ってみました。日本史では必ず出てくる刀狩りがいったいどこまでの武装解除だったのか、という本。我々が習った歴史だと「ほぼ国内の敵を倒し尽くした秀吉が治安維持のため身分固定を図り、その一環として農民の武装解除を行った」というものだったのだが、自分はこれにかなり疑問を持っていた。やはりというか…秀吉の刀狩りはイコール農村の武装解除ではなくあくまで帯刀制限、くらいのもので実際は江戸時代の農村には大量の武器があり下手をすると領主以上の鉄砲も保持していたのだという。 江戸時代に至るまで帯刀または刀を保持するというのは農民にとってもアイデンティティの問題であり、鉄砲は害獣の対処にも必要だったのだ。日本の農村の武装解除は実際にはGHQによって成し遂げられたものであるが、それだけの武器を保持しながら基本的に紛争は裁判を優先していた、という我らの祖先については認識を改めなければいけないと思う。どうも日本の歴史教育はマルクス主義に影響されているというか...武装解除され搾取されるだけの大多数の農民と一部の特権階級というふうな教え方をしているが、そもそもそういう社会が何百年も維持されるわけはないというのが自分の考え。いや、面白かった。

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ココはただの私の私的読書感想文なのですが、それでも誰かの目に触れる以上、出来ればオススメ本の感想を書こうと思っています。例外的に、これはあまりに「ヒドイ!!購入には注意が必要!!」というのも書いていますが。で、う~ん、そんなに読んでよかった!って本ではなかったですし、内容もそれほど目新しい何か、が含まれているわけではないのですが、そこから考えるキッカケになった事は確かですので、ちょっと感想を書いてみようかと。 香山さんが感じる違和感が何なのか?を考える本です。「泣ける」映画が流行る事を考えたり、「自分らしさ」を過度に考えたり、「ジェンダーフリー教育」を考えたり、「自己責任」を考えたり、「ナショナリズム」を考えたり、の話題をまさにワイドショー的な切り口で纏められていることに違和感を感じ、その心情を吐露しています。 多分香山さんは世を嘆いている、のだと思うのです。この「世」の範囲が、それぞれの人が想像する(私も含めて)誤差のようなものがあって、そこが読んだ後に違和感を感じさせるのだと思います。割合主張するところといいますか、現状の把握にはそんなに異論は無いのですが、それはテレビ的な、あるいは井戸端会議的な中での、認識ではないか?と思うのです。 テレビや新聞などのマスメディアに乗る論調は結局のところ、より分かりやすい支持されやすいものになってしまうものですし、それがより極端になっているという香山さんの主張は確かにそう感じる所も多々あります。国単位の大きな事からワタクシ事の小さな事まで、様々な「話題」があって、それぞれに対して、『いまどきの「常識」』として香山さんが極端に走りやすくなっている、と感じる事は、ある意味香山さんの自由ですし、そういう風に見えるマスメディアは確かに多いです(主にテレビの事を私は指しています、新聞は、最近全く見てないので)。 でも、香山さんもそのテレビに出ている方ですし、極端な意見に流されやすい(と私は感じるのですが)現場にいらっしゃるわけで、その場の「空気(=山本 七平さんの言う空気の事)」がどのように構成されていったのか(過程)や、どのように考え、香山さんならどうすべきか(対策や代案)が無かったところがやはり問題かと。どうしても香山さんの泣き言に聞こえてしまいやすいですし、「まえがき」で語られる香山さんに対する抗議や批判をされる人々には余計届かないと思います。 私は個人的には、マスメディアにあまりに左右される方々の方にこそ問題があると考えますし、そもそも考える事が、疑う事が無いのではないかと思います。あまりに情報に鵜呑みで有りすぎな方々が恐いですが、そんな方々が世の中の大半を占めるようであるならば、それが「常識」になってしまうわけですから(「常識」が社会一般の大多数の人が共通に持つ知識や意見であるならば)。それは恐ろしい事ですが、それがどのぐらい恐ろしい事かを考えてこの本を書いているのであれば、それは手段がちょっと甘いですし、この切り口や語りかけでは全く届かない人々を対象にしている事になります(と私は思われます)ので、徒労になってしまっていると思います。また、香山さんの考えるこの「世」があまりに「ワイドショー」的でありますし、そんなに簡単に情報に踊らされる人に問題があるのですし、そういう人は昔も今もそれなりの割合でいらっしゃいますし、仕方ないのではないでしょうか?それよりも、できればそのワイドショー的な、テレビ的世界の中の過程の話しをしていただければ面白かったのでは?と考えます。ニュース番組でさえ同局のテレビドラマの宣伝を絡める程度のレベルのメディアなのですから、またそれがこの国の中のジャーナリストといわれる人々のレベルなのですし。イチイチ古い話題で恐縮なのですが、分かりやすく例えるならば、テレビでは容疑者はいとも簡単に「メンバー」に変わって呼称されるのですから。 香山さんの考える「常識」に興味のある方にオススメ致します。でも、割合当たり前の事ではないか?と。 2008年 6月

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いろんな味わいの詩を書くなあ、という感じ。しかし、どれをとっても、言葉には一貫した彼の激しさがある どこからともなく彼らはやつて来た そしてどこかしらこつそりと帰つて行つた 大道の人びと より

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裁判官さならがらの読みやすい文体で法曹の苦悩と現実が綴られている。 すぐに読み終えた。

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ダークファンタジーを感じる絵が美しい。

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P121 短歌形式には呪力がこもるが、俳句形式にはこもらない。(中略) 短歌形式と俳句形式のこんなちがいは、おそらくその発生の事情に起因している。短歌形式は和歌の一体としてはるかな昔に起源を持ち、しかも雅へと上昇して俗(日常)と断絶した。ところが、俳句は元々、相手に開かれた唱和としてはじまり、滑稽化を強めて俗の要素を濃厚にした。

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あの日本の、辛い寒い暗い怖い部分。

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読書好きはボルヘスくらい読んでおくもんだ的な圧を勝手に感じ「伝奇集」などはハードカバーで持ってたりするんだけど正直に言うといまいちこの高名な大作家の作風に馴染めず…同じ南米の作家でもマルケスとかリョサは好きなんだけどな。 というわけで手を出してみましたのは伝奇集と並ぶ名作と言われているこちらの短編集。正直なところさっぱりわからないのが何編かあったけどまぁ面白いもののほうが多かったかな。 高い知識に基づく精緻なプロットって煽りにはあったから読みこなすにはこちらにも教養が必要ってことだろうね。その意味では俺にはちょっと荷が重い作家かもしれない。しかし、伝奇集も久しぶりに再読してみようかな、とは思った。

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読了。コピペを知ることで「コピーできないもの」の豊かさも見えてくる。脊髄ではコピペできない「正しいコピペ」は存在する。

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2016年に亡くなったウンベルト・エーコの中世を舞台にした歴史&冒険小説。史実をもとに伝説やらエーコの想像を巧妙に組み合わせた作品。ハードカバーで持っているのだけど、もう一度、読みたくて購入。カバーが二重になっていて岩波のやる気がうかがえる。

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本の未来の入り口になる本。 印刷本か電子本かとよく言われます。 が、大事なのは中身であり、読む人によって好みがあるわけです。 共存していけばいいと思います。 それぞれに良さがあります。

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P52 教科書が宗教の美しさだけを自己都合により切り取るほど、「実は本当のところは」という暴露話や陰謀説が勢いをもつ。

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やっと読み切った。数年越しに読み切ったけど、多少知識があるというか、思考する土壌が出来ていないとなかなか理解できない。少しでも基礎があれば、理解しやすい本だった。

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言葉は平易で明確。書かれていることは至極真っ当で的を得ている。 その簡単なことが難しく、試行錯誤するのだ。 それはいわゆる大御所と言われるような作家たちもみんなそうなのだ、ということに勇気付けられる。

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