平凡社の本

見知らぬ記憶

見知らぬ記憶 小林紀晴

読んでるうちに、時間も場所も記憶も曖昧になっていく、不思議な文章。

共産主義者宣言

共産主義者宣言 カール・マルクス

翻訳家の仕事が素晴らしい。恐らく世界中の革命家達がこの躍動感溢れるマルクスの生々しい言葉に背中を押されたのでしょう。暴力という手段には反対しますが、あらたな産業革命が起こりつつある今、読み直すことで得られるものがきっとあると思います。

ゴーストライター論

ゴーストライター論 神山典士

いっとき世間を騒がせたゴーストライター。出版界では、ビジネスモデルとして成立していたのだそう。業界を支えるのは“職人”といった方が合いそうなプロのライター方。専門書を読み、周辺取材をし、著者となる人の考えにせまっていく。そこで、「あぁ、わたしの言葉にならなかった考えはこれだ!」と、著者も気づいていなかったようなことまで言語化していく仕事です。 もっと敬意を払われるべきでは、という流れである著者が言った「設計士」の考え方はぴったりきました。 『LEAN IN』のラストに著者の側でライティングに当たってくれたライターに感謝を示す言葉がある。そう、これでいいのだ。

桜は本当に美しいのか: 欲望が生んだ文化装置

桜は本当に美しいのか: 欲望が生んだ文化装置 水原紫苑

私は桜が嫌いだ。 毎年々々、開花を追いかけてはしゃいだりすることの意味がわからない。 胡散臭いと思う。 日本人が桜をどう見てきたか、あるいは何を見たがっているか、を考えてみた本。

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銀座にはなぜ超高層ビルがないのか: まちがつくった地域のルール

銀座にはなぜ超高層ビルがないのか: まちがつくった地域のルール 竹沢えり子

「GINZA SIX」の計画の背景には何があったのか。銀座街づくり会議・銀座デザイン協議会事務局長を務める著者が、会議の設立と、地区計画の改正の経緯を書いた本。 きっとどの地域にでもあるそれぞれの「らしさ」というものを、どのように認識・共有するか。「らしい」ものを安易に主導するのでなく、「らしくない」ものを弾くことによって結果的に「らしい」ものができる、という考え方は面白いなと思った。 -- memo ■小林一三(1873-1957):日露戦争後に大阪に出て、鉄道を起点とした都市開発、流通事業を一体的に進め、六甲山麓の高級住宅地、温泉、遊園地、野球場、学校法人関西学院等の高等教育機関の沿線誘致など、日本最初の田園都市構想実現と共に、それらを電鉄に連動させ相乗効果を上げる私鉄経営モデルの原型を独自に作り上げた。 ■芦原義信(1918-2003):建築家。ソニービル、東京芸術劇場などの作品で知られる。また『街並みの美学』で(戦後日本では)いち早く都市景観の重要性を述べた。 ■蓑原敬(1933-):住宅局、都市局で政策立案に従事。茨城県の住宅課長、都市計画課長として現場を経験。1985年住宅局住宅建設課長で退官。1989年㈱蓑原計画事務所を設立、主宰。2004年、都市計画と住宅政策を結びつけた業績により都市計画学会石川賞を受賞。 ■西村幸夫(1952-):専門は都市計画、都市保全計画、都市景観計画など。主な著書に『西村幸夫 風景論ノート』『都市保全計画』『西村幸夫 都市論ノート』『環境保全と景観創造』『町並みまちづくり物語』『歴史を生かしたまちづくり』など。

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遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか: 人生は何で決まるのか

遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか: 人生は何で決まるのか 橘木俊詔

2018/01/12 読了 ズバリ結論が出ると思っていたのに、期待していた内容とは違っていた。遺伝によるところが大きいことは意外であったが、結局、努力しないとダメ。当然といえば当然だけど、もっと違った結論を期待していた。美醜による格差とか、面白いネタはたくさんある。

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現代語訳 賤のおだまき: 薩摩の若衆平田三五郎の物語

現代語訳 賤のおだまき: 薩摩の若衆平田三五郎の物語 笠間千浪

0083 2018/12/11読了 現代語訳が分かりやすくて面白かった。 注釈も同じページに書いてあるのでよい。 お話自体は短いので読みやすい。 でもあっさり死んでしまってびっくり。 本編ももちろんだけど、解説も面白かった。女性の表現活動の歴史についても興味を持った。

暮らしのなかのニセ科学

暮らしのなかのニセ科学 左巻健男

水素水、水からの伝言、EM菌。もっともらしい理屈を並べ立て、学問を装いながら人を騙す数々のニセ科学案件。 ニセ科学が公教育や行政の場にまで浸透している事実には暗澹とさせられる。良い話だから、為になる事だからと広がって行くさまは、少し前に問題になった「江戸しぐさ」を連想させる。 ニセ科学は科学的な裏付けはないのに、実績を積む事で説得力が増し、更に不可解な欺瞞が広がって行く。 この手のインチキ案件は、自分に直接の関わりがないからといって見過ごさずに、批判的な目を向け続けて叩いていかないと、いずれ致命的な事態を招きそう。なんとかしていかないと。

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慶應幼稚舎の流儀

慶應幼稚舎の流儀 歌代幸子

ベールに包まれた学舎。 大変勉強になりました。 そこには理想の教育像がある ような気がした。

結婚

結婚 末井昭

読了

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稲垣足穂 飛行機の黄昏

稲垣足穂 飛行機の黄昏 稲垣足穂

平凡社のスタンダードブック。第2期の刊行が始まった。いきなりタルホ。そして、もう次が出ている。早い。このシリーズは全部当たり。久々にコンプリートしたい本達だ。