文藝春秋の本

美しい距離

美しい距離 山崎ナオコーラ

がんにかかった妻と彼女をこころから愛する夫。 完璧なるラブストーリーだった。 山崎ナオコーラさんの小説を初めて読んだ。以前、西加奈子さんが、彼女を羨望しているような文章を書かれていて、どんな人なのかずっと気になっていた。 なるほど、と思った。 奇抜な名前に反して、案外やわらかい文章を書く。

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生涯投資家

生涯投資家 村上世彰

伝え方や手法は?も感じましたが、当時はわからなかった村上さんなりの思いはわかりました。

イントロの法則80's 沢田研二から大滝詠一まで

イントロの法則80's 沢田研二から大滝詠一まで スージー鈴木

86年という潮目を新潟市代ゼミで過ごしていた自分はラジカセだけが日常メディアでテレビは見ていない日々だった。米米のエビスもこの年ラジオで知った。89年の「服部」は当時二人暮らしを開始した弟のアイワのプレイヤーで死ぬほど聴いていた。思い出に何かしらの刺さりがあるのは、多分あの時「そばにいてくれた」音楽たちに「理由」があったのだ。そんなことをほぼ同世代のスジ子が展開してくれている。

きみの正義は 社労士のヒナコ

きみの正義は 社労士のヒナコ 水生大海

シリーズ2作を立て続けに読みました。お節介な社労士ヒナコの働き方改革に共鳴するとともに、不遇の居酒屋グループ社員の五郎丸に勝手に自分を重ね合わせてしまいます。

べらぼうくん

べらぼうくん 万城目学

万城目さんひさしぶりのエッセイ。 浪人・大学生時代から就職へ、 そこから無職のビル管理人時代を経て 小説家になるまでの青春記。 なんでみんな自分の過去を こんなにおもしろく書くことができるのだろう? 記憶力というか、 人生の編集力がスゴい。 『バベル九朔』読み返したくなった。 ホントに管理人してたんだ!

督促OL 指導日記 ストレスフルな職場を生き抜く術

督促OL 指導日記 ストレスフルな職場を生き抜く術 榎本まみ

督促OLシリーズの第三弾。 3〜4ページ程の文書と文書が要約された形で漫画も載っているので、とても読みやすい。 仕事で分からないことがあると、コールセンターに電話をすることがあるが、とても丁寧にわかりやすく説明して下さる。分かりやすく説明して下さる背景には、たくさんの苦労があってのことだと思う。 知識の習得のみならず、自分の感情をコントロールしなければならない現状があるのはこの本から学ばせて貰った。直接会って対峙することはなくても、その分の理不尽な要望を浴びせられることもあるのだと思う。 全体的に感情労働と呼ばれる仕事は価値が低く見られる場合がある。もっと評価されなければならない。 コールセンターで働く人たちに対し、これまで以上に感謝の気持ちを持てるようになる本。

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グランドシャトー

グランドシャトー 高殿円

昭和を生きた人も、平成世代の人達にも読んで欲しい。こんなにも、強くはそ

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氷山の南

氷山の南 池澤夏樹

最高の冒険小説。 多種多様な登場人物、文化、マイノリティが、未来へ舵をきります。 ひとつひとつの事象が具体的に描かれていて(オーストラリア先住民の暮らし、氷山曳航作戦、宗教、隕石、カヤックなど)、このものがたりを読むことで、自分の興味の幅がぐんと広がりました。すばらしい。 具体的なので小難しいこともちらほらありますが、(これは池澤夏樹氏の作品によくあることで)読了後は、結局純粋に「ああ、面白かった!」と言わしめてしまうのです。本当に素敵な小説です。 たくさんの乗り物が出てくるところも魅力のひとつかなと思います。

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かきバターを神田で

かきバターを神田で 平松 洋子/下田 昌克

シリーズ全て読んでいるけれど、今回がいちばん食の好みや普段気になっているトピックが多かった。 食に関わることならば宗教的行事のラマダンまで平松眼で書かれている。 個人的に世界に誇る故田部井淳子さんエピソードも嬉しかった。

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ひよっこ社労士のヒナコ

ひよっこ社労士のヒナコ 水生大海

51歳にして今年8月に社労士試験を受験した者です。 そんなこともあり手に取りました。 同時代の労働問題を、軽妙だけれども真面目に取り上げていて、一気に読了させられました。 続編が出たとのことで、明日書店に探しに行こうかと。 私の試験結果発表もまもなくです。