新潮社の本

大家さんと僕

大家さんと僕 矢部太郎

ずっと読みたくてやっと手に入れた。 大家さんと矢部さん、必然の出会いだったのでしょうね。矢部さんって体力はなさそうだけど優しそうだし、そして教養があって、そこがお二人の波長が合うところなのかなって思う。 ことさら強調はしていないけど、芸人さんの仕事のシビアな面も垣間見られて興味深い。個性豊かな登場人物も面白い。大家さんを通して昔の生活を知ることもできる。 本の中にそこはかとなく漂う、笑いと物悲しさ。 とてもいい本だと思う。

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医薬品クライシス―78兆円市場の激震

医薬品クライシス―78兆円市場の激震 佐藤健太郎

150829読了。 終戦直後、日本人の平均寿命は50年と言われていたが、現在はこれが30年以上伸びているのは、各種医薬品の力が大きい。 20世紀後半、製薬メーカーが著しく成長し巨大産業となったが、近年は新薬が生まれなくなり、世界におけるM&Aをはじめとする過当競争にさらされている。 国内の医薬品市場の売上は年間約7兆円だが、米国は約42兆円、実に日本の6倍。

親鸞と日本主義

親鸞と日本主義 中島岳志

P282 多くの親鸞主義者たちが、阿弥陀如来の「他力」を天皇の「大御心」に読み替えることで、国体論を受容して行った背景には、浄土教の構造が国学を介して国体論へと継承されたという思想構造の問題があった。浄土真宗の信仰については、この危うい構造に対して常に繊細な注意を払わなければならない。

おみそれ社会

おみそれ社会 星新一

昭和45年刊行だけど、内容は今でも通ずるものがあるというか、まさに今これなのではという感じ。 短編はどれも面白かったけど、今の世の中に置き換えるとまったく笑えない。

冷蔵庫を抱きしめて

冷蔵庫を抱きしめて 荻原浩

荻原浩、初めて読んだけどめちゃくちゃおもしろかった。 まず1話目のボクサーのお話。やられてばかりだった母親があるきっかけでボクサーになり、DV男にやり返す!展開がおもしろすぎて、、スカッとしないわけない気持ちの良いストーリー。かと思えば奇妙な世界観に引き込まれてしまう、???な話もあり全てカラーの違う短編集です。 20代、30代の独身女性を描くことに苦手意識があったので頑張りましたと解説にありますが、頑張ればこんなに同感できる女性心理を描けるのが凄い。

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オークブリッジ邸の笑わない貴婦人3: 奥様と最後のダンス

オークブリッジ邸の笑わない貴婦人3: 奥様と最後のダンス 太田紫織

サブタイトルで、奥様が亡くなるだとうことも、たぶん最後まで「奥様」を貫き通すこともなんとなく了解していたのに、やっぱり寂しくて泣けてしまった。 死を目の前にしたときに急に見えてくるたくさんの問題を、一つずつ丁寧に描き、奥様らしい最後を描いてくれた作者さんに感謝。それでこその奥様。 最後に出てくるエドへの贈り物にもう一度ほろり。 最高に笑えたのは、ユーリさんの全力交渉です。 ありがとうとおめでとうの最終巻でした。

運のつき

運のつき 養老孟司

養老孟司がどんな人かも知らずに読んだ。独特な視点で説いていく。”死”に関する考え方や向き合い方が変わる。生=死 をわかりやすく。

R.E.D. 警察庁特殊防犯対策官室

R.E.D. 警察庁特殊防犯対策官室 古野まほろ

スピード感のあるストーリー。 推理と警察もの、そして若干のファンタジーを混ぜた独特な小説。少し読み直さないと言葉や状況が掴めない。 過去の作品も含めて読み返してみたくなりました。

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アナログ

アナログ ビートたけし

短めの映画を観ているような感じ。情景が次々と眼に浮かぶ描写。ビートたけしさん、もっと小説たくさん書いて欲しい!

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迷宮

迷宮 中村文則

この作家さんの新刊が面白いらしいので、まず慣らそうかと1冊読んでみた。 結構どよんとした感じで…。 もしかしてこの方はどれもこういう感じなのかしら…。

沈める滝

沈める滝 三島由紀夫

血統の良いモテモテの男が俗世間と隔絶した場所にいく、というのは源氏物語みたいだと思った。三島由紀夫は綺麗だけどくどくない。

漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え

漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え 藤沢周平

元凄腕の岡っ引きで現在は暗い影を背負った版木彫師の伊之助大江戸ハードボイルド第2弾は前作を動とすれば今作は静の印象が強い、裏店から裏店へ江戸の町を歩き回り、すかしたりなだめたり数々のテクニックを使った粘り強い聞き込みから事件の全容を明らかにしていく。 『「しかし、ああいうときの男ってのは、みじめなんだよね」 言いさして、おつねは自分も笑いの発作に襲われたらしく、 肉の厚い頬をぴくぴくさせた。 「ほんとに、みじめ。あたしも気になるからさ。ウチのを誘ってあとで様子を見に行ったわけ。そしたら家ん中ほんとに何もないじゃない。そりゃそうだよ、引越しちゃったんだから。その何も ない家の中に、あぐらをかいたご亭主だけがいるわけ」 女たちは、またけたたましく笑った。おつねも腰を二つに折って 笑っている。女たちは、内心そのみじめな男に、七之助ではなく自分の亭主でもあてはめておかしがっているのかも知れなかった。』P129 裏店のおかみたちの生の躍動感が目に浮かぶこの場面いいなあ

ルビンの壺が割れた

ルビンの壺が割れた 宿野かほる

うーん、自分には合わなかったです。 書評を見て、読む前からハードルを上げすぎてしまったからかもですが。 もちろん、ルビンの壺がモチーフということで、いろんな観点から読むと違った発見があって面白い本なのではないでしょうか。 ネタバレしてしまうので詳しく書けないですので、なんともですが… プリントアウトはなんの証拠にすらならないんじゃないかなぁ… 親族はもちろん一通り調べてるだろうし、このプリントアウトの内容を読むと、容疑がかかるのはむしろ…

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ホワイトラビット

ホワイトラビット 伊坂幸太郎

ププっと吹き出しポイント多々。 ん?あれ?ポイント多々。 どんどん勢い良く進むので再読必須。 夢中で読んで小気味好く裏をかかれる。 本を閉じて「うん、面白かった!」と声に出して言ってしまった。 満足。

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カンパニー

カンパニー 伊吹有喜

リストラ候補となった総務課長と 選手に電撃引退された若手トレーナー 2人に下された業務命令は カンパニー(バレエ団)の年末公演を成功させること バレエの事はあまり詳しくなかったので バレエ団のことを カンパニーというのをこの本で知りました バレエを見てみたくなりました

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