新潮社の本

なにを食べたらいいの?

なにを食べたらいいの? 安部司

今まで気にしたこともなかった、スーパーやコンビニに売っている食べ物がどこから来て、なんの材料で、どのように作られているのかをこの本でわかった。化学調味料で育った子供はその味が本物だと思う。どんだけ砂糖や塩が入っていても化学調味料によって味が調整されて美味しくなる。今の世の中、そんなものばっかりで周りを埋め尽くされてるが、躊躇するようになったし、気にしていきたいと思ったし、地産地消できたら1番いいなと思った。

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中国の鳥人

中国の鳥人 椎名誠

科学的根拠もなく、現実には起こり得ない世界を「さもありなん」と書く難しさ。 得るものなんて何一つないけど、空を飛べる気がした。

不連続殺人事件

不連続殺人事件 坂口安吾

研究会 10月課題本 用事のため不参加。 皆様スグに気づかれると思いますが、 登場人物多すぎ(笑) 読みながら関係図を書こうと悪戦苦闘。 結局、ネットで綺麗に書かれてる方の図を参考に 読み進めました。 書ききれてない人が何人かいました。 特に女性ですね。 やはり多すぎるということでしょう。 本中にもありますが小細工もなく、読者を見据えて書かれています。 引っ掛けや振り回しがないので、エンタメ性は少ないです。 そこが意見の分かれる所かも。 時に文章が純文学で納得させられました。 堕落論読んでみようかな。

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最初の悪い男

最初の悪い男 ミランダ・ジュライ

狂おしいまでに誰かを求めて、その気持ちがこじれて、ねじれて、間違った方向に暴走してしまった43歳の独身女性シェリルと、20歳のクリー。 年齢も性格も共通点のない2人が互いの中に同じ“真っ当でない何か”を見出し、憎しみと愛情を全身で交換しながら、つかの間の同居生活を送る。 頭の中で自分本位な空想をするばかりで、実は他人と関わることを避けてきたシェリルが、止むを得ず関わることになったクリーに愛憎が入り混じる生の感情を抱き、身悶えする姿が愛おしい。 他人と繋がるというのは格好いいことばかりではなくて、繋がればこうして滑稽で深く濃い感情のぶつかり合いを経ることは避けられない。 醜い自分が苦しく、つらく、悲しい。 でもそれは自分の頭で考えているだけではたどり着けない境地であり、誰か他人と関わることでしか得られない生の手ごたえだ。

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隣のずこずこ

隣のずこずこ 柿村将彦

ファンタジーノベル大賞。 ある村に突如現れた狸。一か月後に、村中の人を飲み込み、村がなかったことにしてしまうという。訝しがった村民も信じざるを得ない出来事をもとに諦観の境地。 なんとかしようとする人はほとんどいない中、中3の女の子は? 結論はまったく読めなかったなぁ。

ガルヴェイアスの犬

ガルヴェイアスの犬 ジョゼ・ルイス ペイショット

ポルトガルの小さな村が舞台、たくさんの人々のそれぞれの人生。 その土地に生きた記憶を読みながら想像する景色が楽しかった。 『誰にだって、運命の場所ってもんがあるのさ。誰の世界にも中心がある。』

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工場

工場 小山田浩子

阿部公房、カフカ的な不条理世界にシムシティの書き割り感、平行世界に存在しそうな不気味?な生物はスティーブンキングのホラーだろうか?何より怖いのは語り手である牛山佳子の自意識と他者の認識との乖離。ミザリーの看護師アニーを思い出す。 単行本刊行時から気にはなっていたのだが、なぜか読まずじまいのまま文庫化を機にようやく。これは読んでおくべきだった。

渋谷の神様

渋谷の神様 有吉玉青

そんなアホな!と思いながらもぐいぐい引き込まれて、ついついイッキ読みしちゃいました。そしてまた読み返したくなる1冊。この作者のお母さんが描いた「青い壺」もセットで読むとまた面白いです。

鍵のかかった部屋 5つの密室

鍵のかかった部屋 5つの密室 似鳥鶏

糸を使って外から鍵を閉める、という作品のアンソロジー。どの作品も短編ながらキャラの面白さがあって良かったです。個人的には、御手洗シリーズを読みたくて買ったのですがね。ちょっとあっさりした感はあるけど、また御手洗シリーズを読めて満足しています。

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公園へ行かないか? 火曜日に

公園へ行かないか? 火曜日に 柴崎友香

「そして日本語が話せない毎日の中で自分が話したいと思うのは、話したいと体の奥から湧き出てくるのも、いつも大阪の言葉だった。」P.268、この自分のアイデンティティを認識する、視界がスッと晴れたような腑に落ちる感覚の心地よさ。 アーミッシュの村を訪れた後遠く離れたロンドンで回想する『とうもろこし畑の七面鳥』散文詩的な「どこまでも続くとうもろこし畑、緑色と枯草色。地平線。密度の薄い空間。途方もない空気の量。人間の気配のない、広大な土地。」P.85、アメリカンの質感にグッとくる

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