晶文社の本

異教の隣人

異教の隣人 釈徹宗

興味深い皆さんが話題に出されていたので手にとってみた。日本の特に関西を中心にいろんな宗教施設や団体を僧侶でもある宗教学者を中心としたメンバーが訪問し対話する、というもの。とりあげられている宗教団体はイスラム教、ジャイナ教、ユダヤ教、台湾仏教、シク教、ベトナム仏教、ヒンドゥー教、正教会、韓国キリスト教、コプト正教、朝鮮半島の巫俗、で他に外国人墓地、修道院、ペルーのカトリックの祭、日本人ムスリム、ブラジル教会、ムスリムのファッション、ラマダン明けの祭、タイ仏教の終末ケア、イラン人の商人、在日クルド人、春節を祝う人達、なども訪れる。共通していることは異郷にあって同一の宗教体験を共有できることが人々の心を強くしている、ということ。文章は記者が手がけていて読みやすく、日本にもこれだけいろんな宗教が入っているのか、という驚きもあり非常に興味深かった。

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書店に恋して: リブロ池袋本店とわたし

書店に恋して: リブロ池袋本店とわたし 菊池壮一

リブロ池袋店閉店時の店長によるリブロ史、リブロ本は数多く出ているのだが、著者は元々書店畑ではなく百貨店からの入社なので経営に対しての冷静な視線が面白い。 東京時代の20年間は池袋店の新刊台?入口壁面のあの場所が大変参考になり、今の出版状況を一目で把握できるありがたい場所だった。

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樹海考

樹海考 村田らむ

樹海には人を引き寄せる魔力がある。樹海死体マニアのKさんを深く取材して欲しい。

毎日ワールド・ミュージック1998‐2004

毎日ワールド・ミュージック1998‐2004 北中正和

14年前の本だけど、世界中のワールド・ミュージックの紹介とそのアルバム。キューバのソンやフィンランドのヨイク、明るく爽やかな風のようなマリの音楽やボスニア・ヘルツェゴビナ、パレスチナの歌や地中海音楽。任意のページをめくり、アルバム全て買えないので、YouTubeで検索して聴いて楽しむ。目と耳でワールド・ツアーに出かけよう!(CMみたいだな)

無窓

無窓 白井晟一

建築の知識は無くても読めます。美意識やイズムにまつわる随筆集です。指針としたい本の一つです。

日本の覚醒のために──内田樹講演集

日本の覚醒のために──内田樹講演集 内田樹

対米従属、宗教、伊丹十三、国語教育、白川静先生、憲法、と「これは俺のための本」と関係妄想が爆発する主題。だけ。単純に内田先生の強い影響下にある、なら話はわからなくもない、が。少し前、Twitter の映画クラスタを覗いていた時、「タツラーは 100% 駄目な人間」という dis を目にした。読んで言ってるのかな? こんな理路立てた祝福の言葉を受けられないって不幸だよ。祝福の言葉を受けると泣ける。時々泣けた

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病気をしない暮らし

病気をしない暮らし 仲野徹

こちらはよく売れた人間がなぜ病気になるのかを説明した本の二匹目の泥鰌として出されたものらしい。タイトルのとおり、病気になりにくくするために日常どういう注意をすればよいか、という作品。前作と異なってこちらは専門用語も少なく非常に分かりやすく自分にもほとんど理解できたと思います。風邪とインフルエンザの違いや、どうして風邪に対する解決策がないのか、またどういう注意をするとよいか、についてが特に良かった。いや、知らなかったな。これは。他にアルコール依存の問題や癌についてなど興味深い内容でした。こういう内容を非常に楽しく読めるというのは意味があるなと思いました。

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声をなくして

声をなくして 永沢光雄

永沢は本来、人の語りを聴く仕事をする人だった。彼の遺した『AV女優』を読めば、語り手の気持ちをほぐし併走する稀代のインタビュアーであったことがわかる。癌となり喉頭を摘出し、彼は声を失う。インタビュアーとしての武器を喪失した彼は焼酎で薬を流し込みながら、自身一番軽蔑し書くまいと決めていた闘病日記を書き日々を過ごす。だけどどっこい彼は声を失ってもインタビュアーだった、、、自殺志願しネットで出会った者に自らの命を預けるような事件は、この本の出版時も現在も絶えない。永沢の、あの世からの声にならない声よ彼等に届け!

こわいもの知らずの病理学講義

こわいもの知らずの病理学講義 仲野徹

お恥ずかしい話、病理学って何?というレベルの私。正直に言うと半分くらいしか理解できなかったと思う。人間の体はどうやったら病気になるか、半分くらいは癌のメカニズムを平易に説明されているのだが用語がちんぷんかんぷんでなんとなく雰囲気が推測できる、くらいの理解度だったと思う。それでも基本的なところはなんとなくわかったし、昨今巷に出回っている怪しげな説に惑わされない、または惑わされそうになったときに何を参照すればいいかがわかった、と思う。非常にお話が上手く気さくな先生だったけどもほんとはもの凄く偉い方なんだなとわかったのも良かったです。さ

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謎床: 思考が発酵する編集術

謎床: 思考が発酵する編集術 松岡正剛

読了。「自分の頭の中にあるものの面白さをどうやって人に届けたらいいのか」「話が飛ぶと言われても自分の中では一気通貫の話を最後まで語りたい」といった内的な部分と「インターネットってこんなものだったっけ?」「他メディアの首長がそこの権威でのしていくのがインターネットだったんだっけ?個人の発信はどこにいくのか」といった気持ちを「持ち続ける」ことにも意味があるだろうと思える一冊。もちろん、本読んで、いろいろとりこんでとりこんで進んでいく、ということなしには語れないのだが。

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声をかける

声をかける 高石宏輔

引き込まれるように読んでしまいました。自分が感じていることを、男性がやっていて、男性目線で綴られていてとても興味深かったです。 最後にたどり着いた場所に、とても心を揺すぶられました。めちゃくちゃ泣いてしまった。「性」に関して感じることがある人は是非、手にとってみてほしい。そして、お話がしたいです。「なんとなく」で過ごしたくない。

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