朝日新聞出版の本

脳はなにげに不公平

脳はなにげに不公平 池谷裕二

「へぇ、そうなんだ」と思うと共に、これまでなんとなくそれが当たり前だと思っていたことに対し、「必ずしもそうじゃないんだよ」と優しく教えてくれるような本に感じた。 周りの人や環境を知ることは、自分を知るということに繋がっているのだと思う。

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知って感じるフィギュアスケート観戦術

知って感じるフィギュアスケート観戦術 荒川静香

氷上での自分との戦い。奥が深い! フィギュアスケートの観方が絶対に変わる! 今まで、もったいなかったー。 正直、ジャンプの成否ばかりを注目してたフィギュアスケート。 荒川静香さん自身の体験から語られる、解説と選手の苦労がリアル。 「4回転」「トリプルアクセル」… これからは、今まで知らなかった演技の背景や駆け引き、選手の想いを感じながらフィギュアスケート観戦を楽しめる!

杏の気分ほろほろ

杏の気分ほろほろ 杏

お仕事エッセイ。「花咲舞」や「ごちそうさん」「デート」などのドラマの話が面白い。清々しい気持ちで読めるのが良い。

新宿 「性なる街」の歴史地理

新宿 「性なる街」の歴史地理 三橋順子

極めて詳細な考証によって、平成の終わりの新宿から全く消滅した街を、かろうじて残る資料と痕跡で辿る。現在の新宿の「オモテとウラ」がひっくり返る驚き。こと都庁移転以来、新宿には「売春はあってはならない」が、「ないもの」であるかのようになり、関わる女性も「いないもの」のように扱われる。そういえば、タイムズスクエアやフラッグスができるまで、「あの辺」も郊外の子どもたちが近づくようなところじゃなかった(当時から漠とした概念だった青線の考証は、本書の読みどころの一つ)。キレイになって、良かったとも思う。けれども、いた人は、たしかにいた。こんな貴重な仕事は、いつか全て分かるようになったら我が子にも、読ませてやりたい。

傲慢と善良

傲慢と善良 辻村深月

高校生の頃、辻村深月には何度も救われた。そんな気持ちはもう味わえないと思っていた。 でも、この本は大人のために書かれた、間違いなく大人のための青春小説だった。 一番心強かったのは、主人公が周りの言葉に流されないこと。勿論、人の言葉に揺らいでいたが、人の評価は所詮あてにならないということを示してもいた。

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その先の道に消える

その先の道に消える 中村文則

ある意味衝撃的な一部の終わり。 二部は解決編でしょうか。 二部では手記の紹介や独白など色々な手法が使われていたので、目線が変わって一気読みしてしまった。 性描写が苦手な人はダメかも。 極端な登場人物達なので、びっくりすることばかりでした。

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プラスチックの祈り

プラスチックの祈り 白石一文

600ページを超える極厚本ですが、一気読みしました。 ブラスチックになってしまうという現象を除けば 自分の改竄された記憶を追って、過去の事実を突き止めるというものです。 何度か同じ場面が出てきますが、記憶というものを表現するのには必要だったのでしょう。 ラストの締め方としては個人意見として残念でした。 でも、とても面白かったのです。不思議。 プラスチックも不思議。 読者はこの物語をお腹の中でこねくり回して、意味を探さないといけないのかもしれません。 主人公が作家なのも意味深です。 プラスチックの意味も。。。

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あちらにいる鬼

あちらにいる鬼 井上荒野

「作者の父井上光晴と、私の不倫が始まった時、作者は五歳だった。瀬戸内寂聴」 この帯を見つけた時、僕は何故か慌てて本をつかみ、レジまで向かった。井上光晴は僕が高校生の頃、耽溺するように夢中で読んだ作者だ。まるで近親者の過去を知って慌てるように。 まだ、読んでない。読んだらもう一度ここに書くか。

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THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる理由

THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる理由 江上隆夫

本書でのビジョンの定義は公益性を有するもの。優れたビジョンを持つ企業が成長し、そうでない企業が衰退していく、ゆえに企業はビジョンを磨き続けなければならないとする主張に、賛成です。 ビジョン系の言葉・体系の定義については、ちょっとしっくりこないとこもありましたが、むしろこうした説を参考に、経営者自らが、自分たちはこう定義して整理している、ということを持つことが重要なのではないかと思いました。 私自身も自分としてのビジョン系の体系整理ができました。

キンモクセイ

キンモクセイ 今野敏

警察小説は実働隊がメインになることが多いが、今回は官僚達が大活躍だ。事件の内容も難しい。守っているモノも大きい。しかし、根っこは変わらない人間とその生き様が問われることになる。日本の国は私が思っているより数倍危ういのではないかと、不安になった。官僚隼瀬には出世してもらって、日本が間違わないように目を光らせてほしいものだ。

帰去来

帰去来 大沢在昌

大沢在昌の女性主人公モノは、苦手意識が有ったのですが 今回は、直筆生原稿も頂いたので 読みました。 感想はサクサク読めて面白かったですが 10年連載と長期連載からの発刊だからか ツッコミどころ満載です ʅ(◞‿◟)ʃ ネタバレ に成りますが 行きたい場所にワープできるなら 深夜の貴金属店に忍び込んで盗んでワープして 逃げれば良いのに 謝礼で人殺して謝礼で金や宝石を 貰うなんて遠回り過ぎますね

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記者、ラストベルトに住む —— トランプ王国、冷めぬ熱狂

記者、ラストベルトに住む —— トランプ王国、冷めぬ熱狂 金成隆一

前著「ルポトランプ王国を歩く」より2年、トランプ当選後のラストベルトを再び訪れる。 勤勉なアメリカ人をここまで追い詰めた希望の果てがトランプだったとは全く救いのない話だが対象に密着する取材方法で山師的なトランプになぜ惹かれるのかグローバル化に取り残された人々の心の隙間や不安に入り込むメカニズムが理解できる。トランプ支持者は無知蒙昧な白人ではなく 下記のようにまっとうに地べたで働く労働者たちである。 「私は毎朝2時半にぴったりに起きる。シャワーを浴びる。コーヒーを入れて、たばこを吸う。ネットでニュースを読む。朝5時に出勤する。店はもちろん無人。5時半ごろ、店の前のスタンドに地元紙が届く。小銭を入れて買う。スポーツ欄とおくやみ欄を読む。その後に調理用ソースを仕込む、ミートボールをこねる。この準備の時間が私のリラックスの時間でもある。一人きりの作業。静かな音楽をかけ、いろいろ考え事もする。朝9時になるとミシェルも出勤してくる。そうやって店が始まる。私がやっていることは40年、何も変わらない。 同じ儀式(same ritual)だ」P.144 「My Little New York Times」佐久間裕美子著と併せて読むと都市部と地方部の今のアメリカの状況を更に把握できる。 唯一、銃規制を求める高校生達の運動に希望を見た。

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50歳からの孤独入門

50歳からの孤独入門 齋藤孝

アラフィフに突入したので、参考文献を渉猟中。 カラダの衰えもそうだけど、いずれやってくる役職定年による、仕事上のポジションの地盤沈下はけっこう堪える。 ここで偉そうにしていると、この先十年を誤るので、どこまで謙虚になれるかは企業人としては大切な資質かと思われる。 いかに承認欲求を手離して「脱力」出来るか。 この辺りは中途半端に結果出せちゃってた人の方が難しそう。 本書では、この他にも、退屈との向き合い方、恋愛に夢を見ない、親しい人の死にどう接するか、そしていずれやってくる自身の死について、著者なりのアドバイスを収録している。 項目ごとに内容の濃淡があって、全部が全部刺さる内容ではないものの、50歳への備えとして、とりあえず読んでみるには良い一冊かと。

論破力

論破力 ヒロユキ

議論は事実の材料を持ってるかどうかで優劣が決まる。あとは議論の戦術を相手に合わせるのがいい方法。

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