東京創元社の本

帝都大捜査網

帝都大捜査網 岡田秀文

いい感じのミステリーでした。個人的にはなかり好きな設定です。 最後の最後でまさかそんなことがわかるなんて!

開化鐵道探偵

開化鐵道探偵 山本巧次

現場では、次々と不審な事件がおこりエスカレートしていく。鐵道トンネルは完成するのか。 草壁は、淡々と事件を探っていく。 王道推理ものです。設定が珍しいですね。

冬雷

冬雷 遠田潤子

因習に縛られた古い港町。名家に後継として引きとられた少年代助。義弟の失踪事件の犯人に疑われ、人生は狂っていく。 弟の遺体が発見されたという報せをうけ12年ぶりに町に帰った代助は、真相を求め過去と対峙する。 閉塞感のある町って本当に、怖い。辛い悲しい事も代助が誠実に生きようと頑張る人なので、前向きに読み進められました。真琴との恋愛もロミオとジュリエットのようです。

穢れの町

穢れの町 エドワード・ケアリー

アイアマンガー三部作の第2部。第1部『堆塵館』がとんでもない場面で終わり「えー!この後どうなるの?」と気を揉みましたが、今作ではアイアマンガー一族のダーク過ぎる一面が明らかになります。読み進むごとにスピード感が増してハラハラしてしまいました。賢く勇敢な少女ルーシーと、弱いけれど優しい心を持つ少年クロッド、二人の恋は波乱万丈であります。ああ私もこんなスリリングな恋愛がしたかった……。第3部は12月発売予定とのこと。半年以上も先です!エドワード・ケアリーの他の作品を読んで待とうと思います。

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オーリエラントの魔道師たち

オーリエラントの魔道師たち 乾石智子

魔道士シリーズ④短篇集 地域は同じですが時代は其々違います。長編ものより、複雑さはありませんが、私は好きです。 コンスル帝国版図をみながら、カタカナって難しいなと、ページをめくりました。笑 何より巻末の年表が嬉しかった。

黒いトランク

黒いトランク 鮎川哲也

ミステリーの奥深さを教えてくれた名作!何度読んでもトリックの秀逸さに酔いしれられる!

白骨〈上〉

白骨〈上〉 M・ヨート

スェーデンのミステリシリーズの三作目。前二作が凄く面白かったので。主人公は凄腕の犯罪心理学者だが女たらしで協調性ゼロ、チームの嫌われ者、という設定。動機もいちいち不純で今回も一回寝たら家に居座ってしまった女から逃れるために捜査に参加する。 事件は人気のハイキングコースで偶然見つかった六体の白骨死体。四人は家族で身元が分からなくしてあり二人は着衣のまんまという複雑なもの。少ない手がかりから精鋭チームが核心に迫っていく過程がなかなか見事。このシリーズは二人のシナリオライターの合作ということもあってスピーディかつ分かりやすい展開が特徴でさらっと読めてしまう。そしてチームの人間関係も変化していくところが特徴。本作では主人公は殆ど捜査に参加しておらずチームの人間関係を複雑にしてるだけの役回りなのだがそれでもじゅうぶん楽しめた。終わり方がいろいろ含みを持っていて次作が早くも待ち遠しい

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月明かりの男

月明かりの男 ヘレン・マクロイ

ウィリング博士シリーズは刊行されたものをずっと追っているので、今回も散りばめられた伏線が収束していくラストは「待ってました!」といった所感で満足。ただ、犯人の言動で個人的に気になったところが謎解き段階で触れられなかったこと(私が見落としている情報があっただけか?)と、最後のウィリング博士の台詞にある言葉。ウィリング博士がそういう言葉選びをするだろうか?原著の言い回しを見てみたい……。

エクソダス症候群

エクソダス症候群 宮内悠介

宮内悠介の初の長編。火星を舞台にした精神病院のお話。宮内さんの作品は、自分の読書リズムと合っていて、スラスラ読めて心地良い。ストーリー自体は深くて重いのに、不思議です。これからも、追い続ける作家のひとりですね。

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行き先は特異点

行き先は特異点 大森望

日本SF傑作選の10作目です。今作はもともと好きな作家の作品が、やっぱり面白いという感想でした。藤井太洋、宮内悠介、上田早夕里ですね。7作目が販売好調だったため、まだ続けられるようです。SF好きな方は、良質なSFをこれからも楽しめるように、この傑作選の購入をお願いします!

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約束

約束 ロバート・クレイス

警察犬とその相方の警官を主人公にした前作が非常に良かったので手に取った二作目。これがちょっとびっくりしたのんだけど主人公は警察犬チームともう一組の私立探偵チーム。ん?と思ってあとがきを読んだらこの作者は元軍人の私立探偵シリーズを書いててこれは私立探偵シリーズとしては16作目になるらしい。私立探偵が頼まれた人探しに訪れた家に警察犬チームも手入れに行って偶然に出会う。その家に異常な量の爆発物があって…という話。一筋縄ではいかない悪役の設定が後半のドタバタ感につながっていてちょっと残念だったかな。主人公の視点が警察官、探偵、犬、に変わるところはなかなかいい感じの書き分けで犬のパートが特に良い。探偵のシリーズは元軍人チームということもあってちょっと能力が高すぎて感情移入がし難いからもういいけど警察犬のシリーズは次が楽しみ。できたら単独のシリーズで出してほしい。

フロスト始末〈上〉

フロスト始末〈上〉 R・D・ウィングフィールド

最も好きな警察小説のうちのひとつ。作者が亡くなったためこのシリーズはこれが最後。とても残念。 身なりはむさ苦しく事務処理能力ゼロ、口を開けば下品な冗談、勘や推理はことごとく外しまくる…けど一日24時間、並列して起こる事件に真剣に取り組み続ける主人公の造形が素晴らしい。 彼を忌み嫌う上司の署長はちょっと間抜けなところもあってまだ可愛げがあるのだけど本作では本当に嫌な奴が登場。面倒な仕事は全部主人公に丸投げ、おいしいところだけかっさらう上に署長と結託して主人公を飛ばそうと画策する。かなり陰惨な事件が立て続けに起こる中で奮闘する主人公が組織内の戦いもどうやって切り抜けるのか…最後まで楽しみながら読めた。これが最後とはなんとも残念。最初から読み返したいシリーズだ。

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優しい幽霊たちの遁走曲

優しい幽霊たちの遁走曲 太田忠司

編集者から ホラー作家を欲しがっている町を紹介され 引き受けた主人公は その寂れた田舎町に行き 町長から 移住してこの町のことを書き残してほしいとの依頼を受け 契約を交わす それが主人公の苦難の始まりだった 夢だったり現実だったり 話が飛んで分かりにくかったりした部分もあったが この世のものではないということで…