淡交社の本

なごみ2019年1月号

なごみ2019年1月号 

高麗茶碗。なかなか細かく載ってそうで、読みやすい。バックナンバーがあれば。

南方録

南方録 久松真一

西欧の絶対美が黄金律で計算されるのに対し、日本のそれはカネワリによって比率をだされる。 カネワリはもともと聖徳太子の時代にはすでにあったとされる建築方法なものの、それを茶室に移し、茶室空間そのものを小宇宙にしたのが、利休になる。 おもしろきことに、東西の絶対美は計算方法が違えど、近似値になる。 つまり、西欧人も東洋人も美しいとおもう空間的比率は変わらないのだ。 因みにうえで近似値と申しあげたのは、三分がかりといって、絶対美の位置を識りながら、あえてそこから9ミリずらすという利休好みの編集術があるからである。 南方録は偽書という説も根強い。 しかし、これを再現するならば、たちまちそこには寳の山があらわれるに違いない。 #リジチョー。

且坐喫茶

且坐喫茶 いしいしんじ

お茶を長く習っていた、いしいさんの茶道エッセイ。お点前から生の本質に迫る、前書きだけでも必読!

野生めぐり: 列島神話の源流に触れる12の旅

野生めぐり: 列島神話の源流に触れる12の旅 石倉敏明

中沢新一×坂本龍一『縄文聖地巡礼』に近いものを、その20くらい下の世代(74年生まれ)の写真家(『東北』で木村伊兵衛賞、その前にデコトラとか)と人類学者(まさに中沢新一の弟子)が、旅し、語り、撮り、論じ、聞き書きしの本。すごく良い。立花文穂デザインも秀逸!

Ace3ec88 4479 4139 bbd2 ffad2a653c1c9c8c8cfe 3a93 40ed ba26 46e1ada383064471bbd7 18ea 4a71 8f77 66eb0355a4ac3a54a5ce 6490 4a67 9561 6cb5bc450f431ad2eff2 e094 424d a3a2 0c1ee0fa4fc17cf89040 903d 4577 9f5d 18ed1a8c7fa5
鐔・刀装具100選―鑑定と鑑賞の手引き

鐔・刀装具100選―鑑定と鑑賞の手引き 飯田一雄

刀の鐔に興味を持ったのは センターの過去問を解いてから。 過去問の小林秀雄の『鐔』があまりに印象的で、実際に紋様を見てみたくなり書店で立ち読み。 予想以上に鐔は奥が深く、美しい。

麻生圭子の京・花ごよみ

麻生圭子の京・花ごよみ 麻生圭子

イラストレーター三好貴子さんの絵が最高です。 京都の四季の移り変わりが、しっとりと伝わってきます。ステキ。 夏の蓮の絵は、先日ジークレーを買って、うちの壁にあります♩

禅とジブリ

禅とジブリ 鈴木敏夫

禅の和尚たちと鈴木さんの対話。 即今目前、仕事は道楽、夫婦の椅子(ガウディ作)は向き合っていない、そして喫茶去(お茶を召し上がれ)という境地 それにしても鈴木さんはお母さんが好きなんだなぁ。関心する語録がいっぱい。

6c297c28 f15b 4bd1 b046 0af57a8709c98af5ac60 e1d8 41ca ac24 2daef25d2efa90f78adc 7c7d 40ae 9a43 a1ece6016514Icon user placeholder726feabe f74a 4ba5 ba4e 571ef37c1012
実践!はじめての茶会

実践!はじめての茶会 入江宗敬

お茶の先生の本。 先生の、いつもの美しい立ち居振舞や佇まい、センス、丁寧な生き方がそのまま本になったような感じ。 ため息。と反省…

学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・ シンキング・ ストラテジーズ: どこからそう思う?

学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・ シンキング・ ストラテジーズ: どこからそう思う? フィリップ・ヤノウィン

アート作品をみながら、様々な意見を出し合うことで学力がのびる、というメソッドの本なのだけれど、アートとの向き合い方そのものを考えることができる一冊でもある。 様々な可能性を心の中にもたらしてくれるアート。 p.24「アートにおいて重要なことは、こうした視覚情報の内に感情が描き込まれているということだ。それが、作品とじっくり対峙する人々にさまざまな反応を巻き起こすのである。」 アートをみて自分の中にたくさんの「さまざまな反応を巻き起こす」ことを体感したい! だからアートが見たいって思うのかもね。

京都・異界をたずねて

京都・異界をたずねて 蔵田敏明

京都の神社、寺院の由来が書かれた本。 一般の観光ガイドでは、書かれていない事や、紹介されていない神社、寺院も多く興味深かったです。

茶の心 (淡交ムック)

茶の心 (淡交ムック) 千宗室

裏千家家元による、美しい本です。茶道のことを書いているのですが、一つ一つが生きる姿勢のようなものにつながっていて、とても深いです。 写真も静かで、美しいです。