筑摩書房の本

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心が宿る器官「脳」を思考によって分析、そして生きやすくする事を目的として書かれた茂木さんの本です。 茂木さんの本によく出てくる単語が詳しく、丁寧に解説されています。「偶有性」とか「セレンディピティ」とか「エラン・ヴィタール」とか「世界知」とか「生活知」とかです。 それぞれの解説については読んで頂ければわかるとして、これらの単語と意味が広まるのはとても意義ある事と思いました。特に「偶有性」「世界知」「生活知」については。 脳の整理を目的としながらも、私は素直に読めばいわゆる哲学の話しだと思いました。どうやってこのいわゆる『素晴らしきろくでもない世界』を生きていけば良いか?という事を茂木さんは脳を整理する、と表現しているではないかと。 また、中でも気になったのは『主語を入れ替える』事です。 話しが長くなってしまうので、思い切って省略すると、この話しはリベラリズムの話しなのでは?と思われました。公正さに根差したリベラリズムって奴です。またその事を実践する為の思考を構築する話しなのです。「社会のどこに生まれても自分は耐えられるか」という反実仮想を迫るものであり、機会平等と最小不幸を主張するというあの、リベラリズムって奴です。「公平さ」と置き換えてもこの場合良いと思います。 ただ結論近くに不安を乗り越える為に出てくる解決方法が少し気になりました。茂木さんは「根拠の無い自信」が大事だというのです。小さな成功体験を大事にチャレンジしろと。ここの所には少し違和感を覚えました。根拠の無い自信を持つ事が難しいから誰もが不安を覚えるのだと思います。私は「根拠の無い自信」より「覚悟」が出来るかどうかだと思います。 上手くいかなくても、自身がベストを尽くせば結果は仕方が無いではないかと。時間もお金も制限無くかけても人の世に100%はありませんし。また何事も上手くいかせ様とはちょっと虫が良すぎると思うのです。みんなちょっとづつ迷惑かけあってしか生きられないですし。結果を受け入れる事が責任を背負う事なのではと。良い結果でも悪い結果でも。あるいは深く傷つく結果であったとしても。私もそうできたらな、と思って生きているのですが。なかなか徹底できませんが。 2007 1月

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死刑という刑罰に対する何らかの思想を持つ人にも持たない人にも意味ある良書。特に宮﨑、宅間とのやりとりには深淵を覗く感覚にとらわれる。

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晶文社の編集者として活躍された津野さんのエッセイ集。執筆当時50代前半だった著者が、自らの生活や先達の作家・思想家の生き方に触れながらシングル生活について考えを巡らせています。独身者の部屋は棺桶に似ている、片岡義男の小説はユートピア小説である、などの指摘にハッとさせられました。巻末の関川夏央・山口文憲との鼎談が本書の山場。

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災害に対する近代以前の人々の対処法を辿ることで、日本人の心性史を探ろうとされています。水害、地震と津波、噴火・山体崩壊、雪害・風害。記憶に新しい出来事にも多く触れられるため、読んでいて辛くなる箇所もあります。古代から災害を経験するたび、生き残った人達はその土地その時代の習俗で災害を鎮めようとしていたこと。後世に向けて様々な形で伝承しようとしていたことがよくわかります。にもかかわらず我々が忘却・油断しやすいことも。

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奇術の解説も素晴らしいが、ディクスン・カーの問答が秀逸。

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面白かった〜〜!文化、政治、芸術、歴史のすべてが詰まってる(*^o^*)

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タイトルに興味を惹かれて。表紙が通俗的だったことから俗な内容かと思いきや風土記や日本書紀から遡った我が国の混浴の歴史を紐解くけっこう硬い内容であった。 禊に端を発する沐浴の歴史がそこらじゅうから温泉が出る国土と相まってなにかというと風呂に入る国民性を構築したことがわかる。 江戸になって支配に有利な儒教を取り入れた結果なんとなく真面目でお硬い社会のように思われているが中世までの我が国は性や身分もある程度は自由奔放な社会であったのだ。それがいいことか悪いことかは分からないけれど。 面白げなタイトルの割りに卒業論文のような硬さが気になったけどもなかなかに面白い内容ではあった。

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読了。

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P179 ①現在の諸宗教の姿よりも、過去の歴史的事件や、開祖(イエス、ブッダ、ムハンマド等)の生涯・思想を学ぶことが多い。つまり宗教は"今も生きている"ものではなく"歴史・伝統を作ったもの"として扱われる傾向がある。現在の信者を描くときにも、日本国内のヒンドゥー教徒やイスラム教徒ではなく、遠い国のそれらの信者が選ばれる。 ②キリスト教と仏教の分量が多い。たとえばイギリスの宗教科教科書は、キリスト教、仏教、イスラム、ユダヤ教、ヒンドゥー教、シーク教という国内の主要宗教に同じ分量ずつページを配分するのが普通だが、日本は「三代宗教」(キリスト教、イスラム、仏教)中心で、なかでもキリスト教と仏教の比重が大である。 ③「倫理」は「イエスやブッダという先哲に学ぼう」というスタイルをとっている。それは生徒側に特定の宗教に対するこだわりがないという暗黙の了解が教科書にあることを意味している。つまり、生徒はどの宗教からもその教えを吸収できるはず、という前提がある。クリスマス・パーティもやれば初詣にも行く、クリスチャンでなくても教会で結婚式を挙げる、というのと似た発想で、さまざまな宗教の教えが誰にでも役に立つものとして扱われている。実際には、自分の信仰とは違う宗教に見習えと言われたら、困ってしまう生徒もいるかもしれないのだが、そういったシチュエーションは想定されていない。

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アイデアいとおかし

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両国・浅草橋・千住・谷中・築地などをぶらぶら歩く紀行?文集。両国の回向院に立ち並ぶ墓碑の解読に始まり、この東京の地下に震災や戦争・罪人や遊女など数多の死者の遺体が眠っていることを、著者は町々の隅にある記念碑や墓を見つけ出しては示してくれます。地下鉄を掘れば骸骨がざくざく出てくるような土地の上に我々は暮らしている。そのことが繰り返し述べられた後、ぐるりと散歩した著者は再び両国に帰ってきます。そこで上空を見上げつつ、東京骨灰紀行はスケール大きく総括されるのでした。

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無声映画の弁士にはじまり俳優、作家などマルチタレントだった徳川夢声。昭和26年から8年間、週刊朝日に連載された対談集。豪華なゲスト陣の顔触れに注目!

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悪口の切れ味はとても良かった。吉本の評価はともかくとして、まさに共同で作られた幻想としての大思想家吉本を論じるといったもの。 が、そもそも価値って社会の構成員により自然と形作られていくものであり(ビジネスはその操作)、そしてそれに対するカウンターも社会の機能であって、今更感はある。そもそも影響力なんて若者には無いわけだし。(50代などで未だに引きずってる人は一部居るのでしょうが。 三浦つとむと時枝誠記はいずれ読みたい。

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ほのぼの系は飽きないね

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ホームズ物と人気を二分したソーンダイク博士物の2作目。科学的な手法で事件を解決するのでが、「CSI」とか見てしまうと時代の流れを感じてしまう。 ストーリーは面白いよ。

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駅のホームにあるキオスクで働く50代のおっちゃん、キリオ。冴えない彼のもとには、なぜかややこしい悩みを抱えた人たちが寄ってくる。 最初はキリオがばりばりの関西弁セリフだったので読み慣れない感じもあったけれど、次第に気にならなくなり、キリオワールドに吸い込まれた。キリオ自身、そして一緒に働いているヨシノさん、関わった人たちが次第に変わっていく様子も面白い。 深刻に悩む人たち。悩んでも悩まなくても時間は等しく過ぎていく。

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読書をめぐるお話。

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「この本の目的は、介護の面白さを伝えることにあります。」 今まで何冊かの介護関係の本を読んできましたが、心の底からなるほどなーと思えます

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