講談社の本

雪密室

雪密室 法月綸太郎

誇り高い美女からの招待で信州の山荘に出かけた法月警視だが、招待客が一堂に会したその夜、美女が殺される。建物の周囲は雪一色、そして彼女がいたはずの離れまで、犯人らしい人物の足跡もついていないのだ。この奇怪な密室殺人の謎に法月警視の息子綸太郎が挑戦する。出色本格推理。

動く家の殺人

動く家の殺人 歌野晶午

名探偵・信濃譲二は、とある小劇団にマネージャーとして参加し、万能ぶりを発揮し始める。だが、特別公演「神様はアーティストがお好き」の初日、惨劇の幕が切って落とされた。次第に疑心暗鬼になっていく団員達。六年前の稽古中の死亡事故と関係が?信濃が命をかけて謎解きに挑む、傑作本格推理第三弾。

沢庵 不動智神妙録・太阿記・玲瓏集 禅入門〈8〉

沢庵 不動智神妙録・太阿記・玲瓏集 禅入門〈8〉 市川白弦

一歩もださず、一歩も退かずして、ことごとく勝利の兆しをおさめてしまう境地がある。 本来は秘伝中の秘伝であろうが、それが書物になっている時代というのも良し悪しはわからぬが、おもしろい。 沢庵はご存知タクワン漬けを発明した禅僧で、武器を持たずに虎の檻にはいっては、それを手なづけたという男である。 洛書の図で云えば、不動の5の位置にいながら、陰陽回転をたしかにまわすといったところになるのだろうか。 ブランディングなる不毛な言の葉が流行りだしてから、人は存在感を求めるようになってしまったものの、たしかな人物というのはことごとく不在。 つまり氣配が無に近い場合が多い。 毎晩、睡りにつくまえに読みたい一冊。 #リジチョー。

ドーナツの穴の向こう側

ドーナツの穴の向こう側 上田慎一郎

映画『カメラを止めるな!』で 一躍時の人となった上田監督の 幻の小説作品の新装版。 この本を書くことになったキッカケの話も また映画の様なのだけど、 それはまた別の話。 少し長めの短編くらいのボリューム。 主人公の女子高生は、 父親の死を境に少しおかしな世界へと迷いこむ。 自分が今いる世界の常識だって、 他の星の人から見たらヘンテコなものかもしれない。 ありのままを受け入れて、 心を成長させていく物語です。

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綺羅の皇女(2)

綺羅の皇女(2) 宮乃崎桜子

ますます母親(?)の汀子が恐ろしい。ここまで冷酷になるのは何か、まだ物語に描かれていない裏があるに違いないと思う。 まだ従弟皇帝のことはあまり描かれていないけれど、実は結構いろんなことをわかっていそうだなーというのが垣間見えた感じがします。 サードがイマイチ掴めないところが、今後の面白みの一つだと思っているので、運命とともに流され続けている咲耶の今後と併せて楽しみにしています。 ところで。咲耶だけどうして「子」じゃないんだろう。皇帝一族に連なる者たちはみんな「子」の名前だから。何か意図が…?

忘れな草

忘れな草 佐々木丸美

おばあちゃんの家にあったのを小学生の頃に持ち帰った。その時は読んでも難しくてよくわからなくて、途中でやめた。中学生になってまた読んでやっぱり難しくて、最後まで読んだけど面白さはわからなかった。高校生になってもう一回と思って読んでやっとわかった。ドロドロの昼ドラみたいな小説、だけど何でか何度も読んじゃう。もう5,6回は読んだ気がする。古臭さがたまらない。

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教会堂の殺人 ~Game Theory~

教会堂の殺人 ~Game Theory~ 周木律

堂シリーズ5作目。この展開は好みではないけど、痺れる感じですね。あと2作で完結のようで、クライマックス感が漂っています。十和田はどうなるのでしょうか。。。

白い家の殺人

白い家の殺人 歌野晶午

冬の八ケ岳山麓の別荘で、深夜、可憐な女子高校生の死体が発見される。現場は密室状態で、不可能犯罪に見える。そこへ、青年探偵・信濃譲二が登場して調査を開始すると、それをあざ笑うかのように、またもや惨劇が。しかし、われらが探偵の名推理が冴えてー。新本格派、渾身の長編推理第二弾。

世阿弥―花と幽玄の世界

世阿弥―花と幽玄の世界 白洲正子

近代になって寂しくなってしまったものは少なからずあり、それに対して愚痴を云ってもはじまらぬが、そのなかでも異界に対して花を活けなくなってしまったというのは哀しみまで帯びる。 能舞台の正面に松がよく描かれる鏡板は、異界すなわち裏からそれを眺めると、松が『寿』の鏡文字であったことに氣がつく。 今ここに過去や未来はもちろんのこと、異界までも添えられる文化を編み切ったのが世阿弥であった。 秘すれば花。 萎れし花。 の簡素な華やかさのうらには、世阿弥の慟哭がある。 花は咲いたら花でなくなる。 #リジチョー。

観音さま

観音さま 鎌田茂雄

日本各地で目にする観音像だが、本質や概念はあまり知られていないのではないか。仏教学者である著者は、観音がインド、中国、から日本へ伝来し、国内に普及する過程を説明。経典の記述や玄奘三蔵ら実在の僧の逸話をもとに、慈悲によって多くの人々を救う菩薩としての観音の役割と意義をまとめた。最も身近な仏像への理解が深まる一冊だ。 (2018.12.1.土.日経新聞朝刊.読書欄 書評)

おおきく振りかぶって(30)

おおきく振りかぶって(30) ひぐちアサ

ひどいよー 埼玉戦まだ終わってない。28巻からプレーボールで、丸2巻使ってゲームセットしてないって、リアルと言うより遅すぎ。 他のところでも書いてあったけど、甲子園行くのにいつになるんだ?

結婚

結婚 遠藤周作

古本屋で購入。結婚に纏わる短編集。恋愛の中にあるなんとも言えないニュアンスが沢山詰まっていた。現代の誰もが思い描くようなものから、昔の結婚特有のものまで。散りばめられた表現もいい。作品、どれもひとつひとつが柔くささる。

論理爆弾

論理爆弾 有栖川有栖

本格ミステリ作家、有栖川有栖の書く、ジュブナイル小説「空閑 純」シリーズ第3弾! 母親の失踪の謎を追い訪れた村で、発生する殺人事件! しかし忽然と消え失せる被害者の遺体、当惑する純を他所に第2、第3の事件が…果たして純はこの謎を解き明かせるのか!? ジュブナイル小説らしく、シリーズが進むにつれ、徐々にその姿を見せる巨大な陰謀、母親の失踪の手掛かり。 有栖川有栖の描く登場人物は、実に存在感があり、ともすれば荒唐無稽にな架空の設定の中で、実にリアリティを持って行動しており、敵味方問わず魅力的だ。 さて、今作、漸く「私立探偵」として一歩を踏み出した純だが、まだまだ半人前未満、殺人事件を前にしても、思うように調査が進まない。 きっと読み手も、推理のピースがなかなか集まらず、やきもきするだろう。 しかし、それこそが、本作に仕掛けられた「作者からの挑戦」なのだ!(と勝手に私は思う) ===== 以下は、今作を「推理小説」として楽しむための個人的な意見です。 ネタバレは極力避けますが、閲覧は自己責任で! ===== 前述の通り、空閑純は半人前未満の探偵で、情報の収集も絞り込みも、行いきれていない。 その為、「本文中に描かれていない人物による犯人説」を払拭する事は出来ず、普通に読むと犯人を絞りこむ事は不可能である。 しかし、安心?して欲しい。 エラリークイーン式の「読者に対する公平性」は今作でも健在だ。 一歩視点を変えれば、本書で空閑純が遭遇した事件の推理は可能である。 ぜひ、皆様には本作に仕掛けられた挑戦に打ち勝って欲しい。 それが1回目の読書で、挑戦に破れてしまった私の願いである。 打ち勝った際には、何故本作が一見、本格推理小説としては不完全に見えるのか、きっと明らかになっているはずだ!