講談社の本

対岸の家事

対岸の家事 朱野帰子

飛行機に乗って遠くの国へはいけないけど、昼間の街にいたから出会えた人もいる。遠くの国へ行くのと同じぐらい得難い時間なのではないだろうか。

おおきく振りかぶって(32)

おおきく振りかぶって(32) ひぐちアサ

高校一年がようやく終わりそう(実際は冬になるんで春ではない)。長いよ、高校三年までは96巻になるのか?(笑) それはいいとして、裏ネタで崎玉戦のスコアブックが載っているのですが、これが小さいすぎて見づらい。雑誌掲載ならいいけど、単行本でこの企画はいただけない。

花合せ 濱次お役者双六

花合せ 濱次お役者双六 田牧大和

やっぱり!この間のは続編だったのね。 『「兄さんは、よく言っておいでだった。たまには男の格好をして男に戻らないと、女の立ち居振る舞いに慣れが出ちまう。慣れが出ると、緊張が失せる。緊張が失せちまったら、そこにはもう醜悪な女もどきがいるだけだってね」-中略- 言われてみれば、男姿に戻った後で女形の形をする時には、立ち方に始まり、指先の動き一つ、裾さばき一つにまで、たいそう気を遣う。』 同じ事を少女漫画でも見たな。 あまりにも昔のことで作品名とか覚えてないけど…歌劇団トップ娘役に育てる為に(敢えて明かさずに)男役としてスタートさせるっていう…。 このことは解説で高木秀樹(歌舞伎解説者)氏が、"女形の本質"を突く鋭い言葉として引用しています。 孤児だったから家族の情が分からない濱次として描かれてるけど、現代っ子にとっても時代物は心情的に添いにくいよね。回を重ねて漸く←私の場合

ヴァラエティ

ヴァラエティ 奥田英朗

奥田さんの短編集。対談も入った贅沢な一冊。 特に最後の夏のアルバムという短編が好き。自分の年代と近いのもありノスタルジーを感じた。子供時代は何であんなに毎日楽しかったんだろう。神社とかで缶蹴りしたなぁなんて ラストでホロっとさせられた。子供にとって死は遠いもので想像さえ出来ないものだと思う。けれど身近な大事な人が居なくなるということが死ぬって事だと気付く。奥田さんの小説はいつも心の琴線に触れる。

蒼のアインツ(1)

蒼のアインツ(1) 中村尚儁

久々にゴールキーパー が主人公のサッカー漫画。まだスタートしたばかりですが、主人公の今後の成長が楽しみです。 巻末の読切も良い話だったので、収録が嬉しいですね。

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とうざい

とうざい 田牧大和

『人形浄瑠璃の主役は、人形遣いでも三味線でも、ましてや人形でもない。物語を語る太夫だ。』 紋下の雲雀より、【氷の八十次】が看板と言われる江戸の浄瑠璃小屋一番の新参者、松輪座を巡るミステリ仕立て。 面白かった!! キャラが立ってるし、筋立てにも引き込まれた。読みさ時の本より先に読了(笑) 青春風味の三浦しをん著「仏果を得ず」とはテイストが違う。

国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか

国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか デービッド・アトキンソン

「身震いするような分析内容。明快で進むべき道に考えるきっかけを与えてくれる」 1964年体制の見直し(1963年に中小企業基本法が制定され、1964年に日本のOECD加盟があり資本自由化とその反発として外資参入に日本企業は株の持ち合い制度でムラ社会を築いた)は、東京オリンピックの裏で動いていた。TOKYO2020の裏で何が動くのか。大事な事は、いつも舞台裏で進行するのかもしれない。これからは中小企業経営者の大失業時代が始まる。日本に経営のプロがいないと言われた意味がわかった。さて。

さすらい猫ノアの伝説

さすらい猫ノアの伝説 重松清

小学校の教科書のような物語。 国語、道徳 懐かしい気持ちと、ワクワクする気持ち そういう不思議な猫に もしかしたら、支えられてきたのかなぁ。

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マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方

マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方 山崎 元/飛永 宏之

複利で増やす。 運用で増えた分は降ろさない! 72の法則 72÷利率=2倍になるまでの年数 外貨預金はだめ 投資信託 運用管理費用(信託報酬」の安いものを選ぶ 販売手数料の安いチャネル(ネット証券)で買う 毎月分配型を選ばない ファンドの資産規模、流動性を確認する 過去の成績で選ばない おすすめ 上場インデックスファンドトピックス ニッセイ外国株式インデックスファンド 一気に買う 手数料を低く、運用資金を最大にするために 楽天証券の積み立て簡単シュミレーシャン

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分断を生むエジソン

分断を生むエジソン 北野唯我

前作?天才を殺す凡人が凡人目線ならこの本は天才目線で世の中の仕組みを解いたあとに、本書の、というか人生のテーマが投げつけられる。 この問いかけに対する答えは、正解などない。 ただ、その問いかけに対して考え抜くことが正解に近いのじゃないかな、などなど。 天才を殺す凡人のようにスッキリとした読後感はないけど、その分、読み返すたびに刺さるポイントが違ってくるんやろうなと思う。

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赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ

赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ ハーヴェイ・カープ/土屋京子

赤ちゃんは3ヶ月早く生まれてきてしまったという説。 進化の過程で人間の脳は大きくなり過ぎてしまったため、子宮を通るために予定よりも3ヶ月早く出来てきた。そのため最初の3ヶ月は目もちゃんと見えないし、しっかり聴こえない。意味もなく泣いてしまうのは子宮に戻りたいから。なので子宮内と同じ環境を作ってあげると生まれて3ヶ月までの赤ちゃんは泣き止む。 そのためのステップは5つ。 1 まずおくるみで包む。その時に手を伸ばした状態で包み、手が自由に動かないようにする。 2 横向き又はうつ伏せに寝かせる。ただし夜中に寝る時は危険なので仰向けにする。 3 「シャー」と言った音を聞かせる。子宮の中は実はかなり音は大きく、赤ちゃんは大きな音の中の方が心地いい。実際に耳がまだよく聴こえないので、大きな音でも問題無い。 4 ゆらゆらと揺さぶる。特に初めは小刻みに揺らすといい、眠くなってきたら大きな揺れにする。 5 おっぱいやおしゃぶりを使う。3ヶ月頃まではしっかりと考えることも出来ないので癖になることはない。 以上の5つを組み合わせてみるといい。 ただし一日中ではなく、基本的に寝て欲しいときがよく、赤ちゃんによるが3ヶ月を超える前に辞めるのが望ましい。

ノモンハン 責任なき戦い

ノモンハン 責任なき戦い 田中雄一

ノモンハン事件については日本史の教科書にちらっと出てくるからなんとなく知っていたけど「ねじまき鳥クロニクル」にも取り上げられたという帯を見てそうだっけ?という興味が出たので手にとってみた。NHKのディレクターが番組の傍らまとめたものらしいけどちゃんとした本であった。地図で改めてみたけれどどう見ても戦略上意味がないモンゴルの平原で日本軍とソ連軍が戦い「事件」というには双方合わせて4万5千人が戦死したという戦い。しかも散々に負けた日本軍(戦死者数はソ連のほうが多いけど)は戦死者も全て回収しきれていないままなのだという。一部のエリート参謀が「国境を侵犯してくるモンゴルの弱い連中を懲らしめる」ために起こした戦闘は相手を見くびり、情報収集を怠り、自己の力を過信し、補給のことを考えず、精神論で戦った結果、日露戦争の結果から日本を警戒していたスターリンにいいようにやられる結果となった。その意味で当時の日本軍は独ソ戦におけるドイツ軍と酷似しているのだけど曲がりなりにもソビエトを植民地化するとともに英国との戦争を有利にする、という目的がドイツにはあったのだがノモンハンの日本軍にはそれもない。驚くべきは現場の指揮官と兵士には自死も含めた過酷な処罰を下しておきながらエリートの地位はすぐに回復させた結果、ガダルカナルを始めとする太平洋戦争においても同じ失敗を繰り返したことでこれが日本軍というか日本人の性質そのものであればとても嫌だな…と思った。この作戦を主導した参謀について「純粋悪」という評価があると遺族が憤っているということも紹介されていたが、個人的にはやはり「純粋悪」だと思う。私利私欲ではなく純粋に国益を追求した結果の悪事という意味で。精神論の恐ろしさもつくづく。作戦の甘いところは精神力でなんとかなるとした結果、敗戦の原因を精神力の無さに求めることになったのでは、と思いました。自国の軍人にこんなに残酷な国家も珍しいのでは、という思いが致します。嫌な話満載だけど一読の価値はありました。

アレンとドラン(3)

アレンとドラン(3) 麻生みこと

エドガーさんの新しい彼女登場! そして、タイラー先生の娘さんも登場! ニューキャラが増えても、主人公の姿勢がブレないのが心地良いです。 なんだかんだで、やっぱり楽しいです。

カナダ金貨の謎

カナダ金貨の謎 有栖川有栖

私的にはミステリーと言うよりは関西の街が出てくるのが面白くて、読んでる感じ。読みやすいので軽くサラッと読みたい時はアリスシリーズを選んでます。ただトリックは物足りない気がいつもしてる。

月下の犯罪 一九四五年三月、レヒニッツで起きたユダヤ人虐殺、そして或るハンガリー貴族の秘史

月下の犯罪 一九四五年三月、レヒニッツで起きたユダヤ人虐殺、そして或るハンガリー貴族の秘史 サーシャ・バッチャーニ/伊東 信宏

本書の副題にあるのは、1945年3月24日の夜に、ハンガリー国境沿いのオーストリア、レヒニッツという村で約180人のユダヤ人が虐殺された事件のことだ。 著者は自分の大伯母がこの事件に関わったのかを調べるため、ひとり調査を始める。 しかしその過程で著者は、戦時に彼の祖母が「別の事件」について書き綴った原稿を発見。 祖母はそれを破棄するよう遺言していた…。 その事件に対する祖母の後悔の念は、著者の父や自身の人生にまで暗い影を落とし続ける。 非人間的な暴力が子孫の人生にまで及ぼす影響。 自分の子どもを殴ってしまった自身を思い返して筆者が呟く一言が怖い。 また、繰り返される「自分だったら正しい行いができたのか」という問いが重い。 おそらく私も筆者と同じ答えをするだろう、「否」と。 取り憑かれたように戦時のことを綴る祖母と著者の「100年の絆」。 それは著者を過去へと縛りつけ苦しめるが、祖母の願いーー「なにも失われてはならない」ーーは彼が引き継ぐことになる。 それは呪いか、より良い未来への約束か。