集英社の本

小説すばる2018年8月号

小説すばる2018年8月号 

荒木飛呂彦対談を読みたくて図書館で借りる。クリエイター間のスタンド合戦は面白い。絵金を荒木飛呂彦先生が知らなかったのには驚いた。そして、和服は描くの大変、って語り、今後の作品でどう反映されるか気になるところ。

るろうに剣心─明治剣客浪漫譚・北海道編─ 1

るろうに剣心─明治剣客浪漫譚・北海道編─ 1 和月伸宏

20年ぶりの続編。作者にいろいろあったので、ホントに出るかどうか不安でしたが、ともかく刊行されたようで一安心。 この作品の「その後」を描いた作品としてはOVA版の「星霜編」があるのだけれと、星霜というよりは「凄愴編」といった感じで、人斬り時代の剣心の罪と罰を残酷なまでに突き詰めた、ファンとしては受け入れがたい内容だっただけに、この世界線が改めて否定されたようで嬉しい。 (あ、ちなみに同じOVAでも「追憶編」は超名作なので未見の人は絶対見るべき!) で、本作の話に戻るけど、30代も半ばとなり(外見ほとんど変わらんが)、剣士としての衰えを自覚し始めた剣心が、かつての因縁に立ち向かうというお話。懐かしキャラの登場、お馴染みの必殺技、外連味のある敵と、かつてこのシリーズを読んできた人間としては、あの時代の「るろうに剣心」が帰ってきた感があって楽しい。 弥彦の扱いがちょっと気になる(ネタバレ回避)けど、この辺は新キャラにその役割を託したってことなのかしらん。登場がここまでだったら寂しいね。 ともあれ、せっかく新シリーズが始まったので、久しぶりのこの世界観を堪能したいところ。続きが楽しみ。

初恋宣言―自選青春小説〈2〉

初恋宣言―自選青春小説〈2〉 富島健夫

かつての集英社コバルトの星、富島健夫。のちに執筆の路線を官能小説に変え、元少女等から裏切り者だのなんだの非難されたようだが、さて。表題作の『初恋宣言』。併録の『星への歩み』。どちらも物語のテーマは共通しています。いつの世も人々は徒党を組む。男子は暴力で、女子はうわさ話で。烏合の衆。その群れから外れようとする者は男子はリンチにあい、女子は仲間外れにされる。そんなことがなんだ。誇りを持って我が道を行け。そう富島健夫は思っていたのではないか。媒体が少女小説だろうが官能小説だろうが、富島健夫はぶれてなかったのだ。

年の差夫婦はじめました。 1

年の差夫婦はじめました。 1 綾乃かずえ

友人がそこそこ年の差のある方とお付き合いをしていて、実際のところどうなのかなって思っていたら、こんなコミックエッセイに出会ったので読んでみました。 正直、同世代の人と恋愛&結婚するより色んな問題もリスクもあるんだなと思いました。でも、それでも一緒にいたいのであれば、この二人のように一つずつ計画を立てていくしかないのだと思います。 決してただのラブコメではないです。結婚相手が同年代だって年の差だって、どちらにしろ結婚するうえで大事なことが書いてあると思います。結婚を考えてる人は一度読んでみてもいいかもしれません。

室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君

室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君 阿部暁子

生き生きした世間知らずの皇女の目を通して、泥沼化しつつ?ある南北朝時代と戦を描いたお話です。 清々しいほどまっすぐな気性だからこそ危ういし、見ていられない。すぐ周りに影響されたり感化されたりするし。 周りの同世代、鬼夜叉と義満も若さゆえのナンチャラに溢れていて。 青春小説の匂いもするお話でした。

鬼

鬼 今邑彩

ホラー寄りのミステリーだけど、もっとホラー寄りの方が好みです。作品としては、古いものです。でも、この世界感が私は好きなので、ホラーよりの短編集「よもつひらかさ」を読んでみようと思っています。

オーディンの末裔

オーディンの末裔 ハラルト・ギルバース

一作目が面白かったドイツのミステリ。評価が高かったみたいでいつの間にか邦訳も三作目まで出ていたのでとりあえず二作目を。ナチスの台頭で職場を追われたユダヤ人の敏腕警官が主人公。ゲルマン人と結婚していたので辛うじて強制収容所送りを免れていた主人公。前作でゲシュタポから連続殺人の捜査に協力を強制され、問題を解決しなければ殺される、解決しても秘密を知ったとして殺される、という状況から辛うじて逃れ、名前を変えて潜伏している。本作では潜伏に力を貸してくれている女医が強制収容所の医者をやっている別居中の夫を殺した容疑でゲシュタポに逮捕されてしまったため容疑を晴らすために奔走する、という話。ミステリとしても良くできているのだが敗戦間近のベルリンの雰囲気が実に良く書けていて素晴らしかった。三作目はついにソ連に占領されたベルリンが舞台のようで、これも早く読みたい。

年の差夫婦はじめました。 2

年の差夫婦はじめました。 2 綾乃かずえ

つい先日読んだ漫画の続き。 本巻は、年の差夫婦ならではのお話で、メインは子育てと介護の同時並行です。 まあ、一つ一つ分かれて書いてあるのであまり同時並行感はないのですが。。でも、子育てをしつつ親の介護をっていうのは自分の年ではまだあまり考えられないかな、と。 いいなと思ったのは、どちらについても心穏やかに書かれているところ。どちらも実際はとても大変だと思いますが、自分がそうなった時この漫画のように心穏やかに対応していければと思います。

バルセローナにて

バルセローナにて 堀田善衛

数年前に購入して、途中までしか読んでいない。 地勢上キリスト教とイスラム教の融合があって 独特な文化を築いた。 イスラムの青が好き。

時をかける眼鏡 兄弟と運命の杯

時をかける眼鏡 兄弟と運命の杯 椹野道流

マーキスに帰ってきたアスマとクリストファー。 久しぶりに出てきた王様と弟宰相のコンビが、前よりぐっと仲良しになったような感じがする。 案外柔軟な考えの持ち主の王様と、思いのほか保守的な(だからこその常識人。)な弟宰相は、時々ぶつかりもするけど、前のように危うさを感じないからかも。 いつか弟宰相がお兄ちゃんに甘えられる日が来るといいなぁ。