青幻舎の本

京都日常花 Vol.2 市井のいけばな十二ヶ月

京都日常花 Vol.2 市井のいけばな十二ヶ月 野口さとこ

余白の使い方がすごい。 花器もいろいろなものがあるし、飾る花もごく身近な花から雑草までいろいろ。それを自然に美しく見せるのがすごい。 光と陰のバランスも絶妙。 最後の方のページで、和のテイストの花とローマ字の共演。これがかっこいい。 いろいろ勉強になります。

Fairly Tale 老少女綺譚

Fairly Tale 老少女綺譚 やなぎみわ

グリム童話をモチーフににした少女と老女のエグい写真集がメイン。 おもしろいのは、老女役(?)は少女が老婆の仮面と特殊メイクをしただけで、身体は少女のままである。 老女の中の少女性。 それは儚くも残酷である。

金川 晋吾 father

金川 晋吾 father 金川晋吾

六本木のAXISフォトマルシェで購入。金川さんが藝大の博士論文を書いた時のテーマがこれ。 写真を通して「意味」を見出そうとしていたけれど結局いろいろそぎ落としていくと、彼にとっての写真とは「存在」そのものだという話。 この本は写真と、彼が父親について書いた日記から構成されている。 写真だけじゃなくて、文章と合わせて初めてひとつの作品となっているかんじ。 彼の存在についての思考や、活動が、とても気になって、次の作品も楽しみになりました。

MAINTENANCE

MAINTENANCE マーク・パワー

都営交通の主に車庫で働く人たちを撮り続けた写真集。裏方・日影で乗り物を支えているひとたちがいるからこそ、自分たちは安心して都営交通に乗れるのだと伝わる。勿論日向側の写真もあるので、都営交通に興味があれば、それなりに楽しめる本ではないかと。

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三沢厚彦 動物の絵 「Painting of ANIMALS」

三沢厚彦 動物の絵 「Painting of ANIMALS」 三沢厚彦

実際の動物を見ながら描かないという三沢さん。彼の心の奥にある動物たちが、作品となって表出していきます。人間の記憶の曖昧性や混沌とした部分も一緒になって、もやもやしながら生み出されていく様子が含まれた作品。だから三沢さんの作品は魅力的で面白いって感じるのかもも思います。それぞれの心の中にある掴めない霧が、動物の形を借りて見える化された感じ。彫刻も好きですが、絵もいいなあと思います。

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団地のはなし 彼女と団地の8つの物語

団地のはなし 彼女と団地の8つの物語 山内マリコ

装丁にひかれて手に取ったら、幼少期に育った所が団地町だったことをすっかり忘れていたことに気付いた。少子高齢、移民受け入れ、コミュニティへの渇望といったキーワードよりも、当時その周縁の借家に住んでいて、それは「団地」に対しての「分譲地」という言葉であったことを、これまたおもいださでてくれた。

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鉄火―佐内正史写真集

鉄火―佐内正史写真集 佐内正史

今、佐内さん写真はやはりいいなあと思っている。当時は男の子写真だなあくらいにしか思わなかったけれど、よい意味で変質的なような、でも王道のような男子の繊細さと好奇心がないまぜになっていてたまらない。

YOKAINOSHIMA

YOKAINOSHIMA シャルル・フレジェ

銀座での展示を観に行った。日本人の感覚とても全く違う、妖怪の捉え方、それをポートレートに淡々とおさめていっているのが、静謐で面白かった。

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