角川春樹事務所の本

春はまだか くらまし屋稼業

春はまだか くらまし屋稼業 今村翔吾

今回の仕事は少女救出です。 江戸の大きな闇の影は、チラホラ出てきますがそこは、まだ謎です。凄腕の「炙り屋」も登場。飛脚の風太さんも、素敵です。 情が厚くて優しい所を捨てきれない堤平九郎は、これからどんな依頼をこなしていくんでしょう。楽しみです。

北方版三国志 全13巻

北方版三国志 全13巻 北方謙三

今まで読んだ三国志の中で一番面白かったなぁ。 登場人物ひとりひとりがとても魅力的に描かれてます。 この作中に出てくる呂布や張飛に惚れる人が続出すること間違いなし!か否かはアナタ次第です!

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わたしの本の空白は

わたしの本の空白は 近藤史恵

記憶喪失になった主人公の話 目が覚めたとき ここはどこ? 私は誰? 状態ってめちゃくちゃ怖い 会いに来た家族を見ても 知らない他人に映るってことは 本人にとっても不安だし 忘れられた周りの人にとってもショックだと思う 主人公が少しずつ記憶を戻すキッカケになったのは夢でした あとは身の回りにある物や携帯を調べたり 昔の携帯に残っていたメールから 過去の自分を知ることとなった主人公が新しい人生を歩んでいくことにしたのは良かったと思いたい

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食堂メッシタ

食堂メッシタ 山口恵以子

二作続けて料理人の話。タイトル見て中身あまり確認せずに買ってしまった。てっきりドキュメンタリーだと思ったらいちおうフィクション。タイトルが前のお店名そのものだったけどシェフの名前など微妙に変名にしてあった。こちらは常連には程遠いけども前からたまに伺っていて移転された今でもポツポツ伺ってるお店。何年か前に同じくメで始まる亀戸の予約困難店に伺った時に、同じように予約が難しいお店が目黒にあってしかもそこは女性が一人で切り盛りされたると聞いて興味本位で電話したらたまたまあっさり予約できて以来のお付き合い。作品中に出てくる料理を思い浮かべることができたこともあってとても楽しかった。果たしてこの作品のどこまでが事実でどこまでが作者の創作なのか…できれば次に伺った時に聞いてみたい。たぶん答えてくれないだろうけど。作品中に自分も知ってる常連さんが出てきたのも含めてとても面白かった(笑)

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世界で一番美しい病気

世界で一番美しい病気 中島らも

若い頃大好きだった作家。 今では小説の登場人物よりもずっと年上になってしまったな。 らもさんはあの頃会った時よりもずっと、知的で大人でした。

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今池電波聖ゴミマリア

今池電波聖ゴミマリア 町井登志夫

タイトル買い。世紀末な今池、いいですね。大好きな町今池が電波でゴミで嬉しい限り。(今池を知らなくてもまったく問題なく読めます!) 2001年の小説なのに、ストーリー全体に漂う救いようのなさは、2017年に読んでも古さを感じさせません。。 ネットがストーリーの鍵のひとつになってますが、そこは古く感じるかも。 トラボー、ペラ、パタイなど独特の若者言葉がいい味を出してます。(時計じかけのオレンジのナッドサット語みたいな) 私は真紀派ですが、この小説のヒロインはマリアなんでしょう。 一般人は何もできず振り回されるけど、今日のところはひとまず生き延びるしかない(そして、そんな日を繰り返すしかない)みたいな諦念が根底にある気がする。 そして無力感の象徴であり、死ねるなら死にたいマリアは、作中なんども死ぬチャンスに巡り合うのに生き残ってしまう。 救いのない話なのにきちんとエンタメしてるし、全体的にはテンション高め。なぜか爽やかな読後感。

幻想古書店で珈琲を―招かれざる客人

幻想古書店で珈琲を―招かれざる客人 蒼月海里

新しい魔神もお話に加わって、少々の賑やかさは加わったけれど、でも止まり木にはいつもと変わらない穏やかで優しい時間が流れています。 今回の表紙もまた素敵。(完全に表紙イラストのファンです) ツカサの、ちょっと煮え切らない、一生懸命道を探す姿勢はきっと亜門には可愛く思えてるんだろうな、という亜門の視点も好きです。

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某には策があり申す 島左近の野望

某には策があり申す 島左近の野望 谷津矢車

地元の奈良では松永久秀と並び高名な武将。歴史のお勉強的には、前半生が不明で筒井順慶の重臣としていきなり歴史に登場、筒井家を出ていろんな武将に雇われたが最後に自身の所領の半分で召し抱えにきた石田三成に義理を感じ、負けると分かっていた関ヶ原で主君と運命を共にした、とされている男なのだが…。本作では武士としても強く戦術にも優れているがしょせんは田舎侍の悲しさで大きい戦に恵まれ無かった戦に飢えた男として描かれている。いわば関ヶ原もこの男が戦下手な三成を煽って起こさせたようなものだと。個人的には歴然の家康に戦下手の三成が挑んでしまったのは主人公や上杉家などに煽られた面もあるのでは、と思っていただけに興味深く読めた。簡潔かつどこか余裕のある文章も良くて面白かった。

くらまし屋稼業

くらまし屋稼業 今村翔吾

ノンストップエンターテイメント時代劇とはーーまさしく! 「くらまし屋稼業」平九郎一味は、一癖も二癖もある、其々に謎を背負ってる人達の集まりです。知恵を使っての「くらまし」も小気味がいい。 シリーズ敵役も堂々登場!これから、如何に話が進んで行くか、楽しみです。

キッチン風見鶏

キッチン風見鶏 森沢明夫

「キッチン風見鶏」で働く漫画家志望の翔平の悩みは、幽霊が見える事でした。 怪談ではなく、優しいお話です。 章ごとの目線の切り替わりがありますが、これは効果と仕掛けでしょうか。 読者に伝えたい思いがハッキリしているので、気持ちいい読後感です。 連ドラにして欲しい。翔平君は神木君で。

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幻想古書店で珈琲を6 それぞれの逡巡

幻想古書店で珈琲を6 それぞれの逡巡 蒼月海里

今回はアスモデウスの話しが中心。サラとの過去が更に詳細に描かれ、アスモデウスの心情を読み解いてゆくツカサと亜門。亜門の悲恋とは違うアスモデウスの悲恋の意味合いが姿を変えていく。

あきない世傳 金と銀(五) 転流篇

あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 髙田郁

店の外部には悪役の影がちらつきますが、基本いい人ばかり出てきて心地よい。 この5作目でも主人公の商売の知恵、アイデアが大当たりで痛快。 でもまだまだ課題もあり、これからの展開が楽しみ。 当時の大坂や江戸での商慣習を知ることにより、生身の生活を感じられて面白い。

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樹海警察

樹海警察 大倉崇裕

あまりの面白さに、一気読みしました。是非、続編を期待したいです。

風よ 僕らに海の歌を

風よ 僕らに海の歌を 増山実

関西でのお話。「勇者たちへの伝言」も関西のお話でしたね。 史実を取り上げているので、つい実在しているかと勘違いしてしまいそうに。宝塚の街にイタリア料理を運んできた!なんて、イメージピッタリですし。お店探しそうです。笑 第二次世界大戦時から親子二代にわたる軌跡です。

名刀伝

名刀伝 細谷正充

名刀にまつわる物語を描いた短編を集めたアンソロジー。一本目の浅田次郎「小鍛冶」が一番印象に残っている。元は黒後家蜘蛛の会的なシリーズの一編らしいので、そのシリーズも読んでみたい。

壊色

壊色 町田康

パンクロッカーで芥川賞作家の詩集。童謡の町田さんの新しい解釈は衝撃だった。言葉遊びを教えてもらえると思います。