中央公論新社の本

ナポレオン四代

ナポレオン四代 野村啓介

初代はもちろん、あまり知られていない2世、4世についてもかなりのスペースを割いて言及している。 初代が凄すぎたが故に警戒されて、一ドイツ貴族として飼い殺された2世。普通選挙制の施行に伴い、民衆の圧倒的な支持を得て、皇帝にまで登りつめた3世。祖国を追われイギリスの士官として生を終えた4世と、それぞれが数奇な生涯を送る。 フランスでは20世紀、第一次世界大戦あたりまでは、ポナパルド家による帝政の復活を望む一派が居て、それなりに政治勢力を持ち議会で議席も持っていたらしい。 それだけ、初代ナポレオンの威光は凄かったのだろう。世の乱れるところに英雄待望論は生まれる。現在のフランスなら、またナポレオン人気が高まっていたりするのだろうか?

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嘆きのサイレン 上-クラッシュ・ブレイズコミック・バージョン

嘆きのサイレン 上-クラッシュ・ブレイズコミック・バージョン 鈴木理華

新装版だったので思わず買ってしまったけれど… クレッシュ・ブレイズの方は手を出していないので、実はお話自体初読。 ダイアナは別シリーズで読んでいて、とても魅力的な子だったけど、やーこっちのお話ではさらに魅力的。 ルゥの登場は嬉しくもあり、寂しいお話への扉であり。

戦国武将

戦国武将 小和田哲男

いかにかっこよく死ぬかが評価のバロメーター、そんな価値観は戦後の日本人にはとても無理です。

回想 黒澤明

回想 黒澤明 黒澤和子

p48 「まあだだよ」の中で、百閒先生が言った、「みんな、じぶんが本当に好きなものを見つけてください。自分にとって本当に大切なものを見つけるといい。見つかったら、その大切なもののために努力しなさい」という言葉が、父の考えを集約している

ガウディ伝 - 「時代の意志」を読む

ガウディ伝 - 「時代の意志」を読む 田澤耕

ガウディが生きた時代のスペインで何がありどのように天才が誕生したのか。 ガウディの伝記、スペインの史実、延いてはカタルーニャ人を読む。 他のガウディ本のように芸術的観点だけではなく、ガウディの生涯を、ガウディを取り巻く環境と時代に沿って追っていく。 今なおバルセロナで根強く残るカタルーニャの問題に続く民族の歴史、対立も言及する一種の歴史本でもある。

幕末明治人物誌

幕末明治人物誌 橋川文三

吉田松陰・坂本龍馬・後藤象二郎・頭山満など十一人の人物伝。最初はいまひとつ読みどころがつかめなかったが、徳富蘆花を扱った章で、そうかこれは明治思想史なのだと気がついた。蘆花の「悲惨な初々しさ」。蘆花が共感していた乃木希典の自殺に潜んでいる国家論。『西郷隆盛の反動性と革命性』では、西南戦争に際して民権派の青年達がルソーの思想の元に西郷軍に身を投じたという、今の感覚からすると理解しづらい事実の解釈が行われている。

続 横道世之介

続 横道世之介 吉田修一

う〜ん。前作に思い入れが強い分、本作は蛇足に感じてしまう。世之介の交際相手の子どもが東京オリンピックのマラソンランナーとか、その交際相手と知り合うきっかけもご都合主義的。

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恋づくし - 宇野千代伝

恋づくし - 宇野千代伝 工藤美代子

尾崎士郎、梶井基次郎、東郷青児、萩原朔太郎…数多の男たちと恋した女流作家・宇野千代。艶やかなる官能の日々をたどる。『婦人公論』連載で話題騒然のフィクション「恋して、生きてー小説・宇野千代」が待望の単行本化!