医学通信社の本

市場原理とアメリカ医療―日本の医療改革の未来形 自由競争・医療格差社会を生き抜くアメリカ式医療経営入門

市場原理とアメリカ医療―日本の医療改革の未来形 自由競争・医療格差社会を生き抜くアメリカ式医療経営入門 石川義弘

少し前までだが、アメリカの医療制度の歴史が分かる本。 実際にアメリカの大学病院で働いた著者の経験に裏打ちされているだけでなく、文章が上手くて面白い。 読めば読むほど、中々にアメリカの医療制度が日本人からするとビックリすることばかり。 例えば、自らが契約する保険会社が認めた病院じゃないと、診てもらえなかったり。 医者も安い保険契約をしている患者は診察を断ったり。 新入社員募集をかける際に、企業が契約している保険会社で福利厚生を必ずアピールしたり。 マイケル・ムーアがシッコという映画で揶揄していたアメリカ医療のヤバさが伝わってくる。 ただ、著者はアメリカの医療制度に肯定派。 たしかに市場原理はもっと導入して、医療費は安くできる部分があるはずというのはご指摘の通り。 正直意表を突かれて面白かった。

これがMSWの現場です―医療ソーシャルワーカーの仕事 心に寄り添う技術ケーススタディ40

これがMSWの現場です―医療ソーシャルワーカーの仕事 心に寄り添う技術ケーススタディ40 菊地かほる

MSW=医療ソーシャルワーカーという仕事があることをこの本で初めて知った。 簡潔に言えば、病院と患者の調整役というお仕事。その体験に基づいたエピソードがいくつも書かれている。 そんな面白くなさそうと読み始めたのだが、衝撃的なにビックリ。 ひと頃に流行ったネット広告のマンガみたいな泥々の嫁姑や夫婦問題。 ドラマに出てきそうな高慢な医者や医療過誤(医療ミス)。 そして、それだけではないハートフルなストーリーも…。 介護ということだけがクローズアップされがちだが、その前に通過するであろう入院も中々に大変な現場だと思うこと間違いなし。

働くママ&パパの子育て110の知恵―子どもも仕事も愛したいあなたへ

働くママ&パパの子育て110の知恵―子どもも仕事も愛したいあなたへ 保育園を考える親の会

理想論だという部分もあるが、教科書のように定番な部分が抑えられている。 少し前のため法令が変更されている部分もあるが、共働きの子育てに読んで損はないはず。 特に、実際の家庭のモデルケースは面白かったので、もう少し分量を増やしても良かったような。 個人的には、下の子が生まれた時に、育児休暇を一年以上取ると、上の子が保育園を辞めさせられることがよくあるというのは盲点だった。

診療点数早見表 2015年4月増補版

診療点数早見表 2015年4月増補版 

友だちがいつも見てる。医師に行くと領収書に書いてある点数の表の本だ。医療関係者はこれがメニュー、これが行動規則、これが飯の種。2年に1回大改訂で今年がそれらしい。