岩波書店の本

デザインのデザイン Special Edition

デザインのデザイン Special Edition 原研哉

0071 2018/10/06読了 分厚い…。 教科書で読んだのはどれだったんだろう。 内容はどれも面白かった。 愛・地球博の章は気になるなあ。 実現してほしかった。 基礎デの授業はやっぱり楽しそうだ。

カラー版 書物史への扉

カラー版 書物史への扉 宮下志朗

『図書』2008〜2014年の表紙とその解説がまとめられた本。歴史的な出版物がずらっと展示された美術展の図録のような内容。お気に入りは作者不明『第五の書』の「酒びん詩篇」。線画の酒びんの中に詩が書き込まれていて可愛いです。15Cにパリで出版された『羊飼いの暦』は、彗星が竜のように描かれていたりして、当時の羊飼いの生活が垣間見えます。19Cのエピナール版画「赤ずきんちゃん」組み立てキットは、小学館の雑誌付録みたいに紙でできたお家が作れるようです。もし手に入れることが出来ても、勿体無くて切り抜けなそう。

代表的日本人

代表的日本人 内村鑑三

5.日蓮 5世紀 伝来 聖徳太子 天王寺 奈良朝 9世紀 最澄 天台宗 比叡山と空海 高野山 仏教の華美虚飾 12世紀終わり近く 禅の導入と法然(源空)「南無阿弥陀」 13世紀 日蓮(蓮長)

俳句世がたり

俳句世がたり 小沢信男

月刊みすずの連載をまとめたもの。2ページほどのエッセイの最初と最後に俳句を並べてあります。取り上げられるのは芭蕉などの有名人からマイナー・ポエットまで幅広いです。でも選者の好みは一貫してますね。東日本大震災に多く触れられていますが、東京大空襲などの記述も多いです。神田駅ホームから見た焼け野原の描写が印象的です。一番気になったのは富田木歩の句。関東大震災の日の橋の上、炎に三方を塞がれた時に友人の背中を押し別れを告げた若者は、何を感じながら火に包まれていったのでしょう。この人の句集は読まないといけないな。

音・ことば・人間

音・ことば・人間 武満徹

1970年代後半『世界』で連載された、文化人類学者と作曲家の公開往復書簡。音やことばが一応のテーマになってはいるものの、まとまりはなく議論が深まらない。日本が経済的に豊かであった頃の連載であり、書簡が書かれた場所はアフリカであったりパリであったりニューヨークであったり。金あるなあ。豊かな資金を背景に海外に飛びながら、辺境である日本から西欧に赴く人類学者・作曲家というねじれに二人とも悩んでいること、日本の音楽やその他の芸術に対する愛憎の念が入り混じっていることが行間から伝わってくる。これが裏テーマか。