光文社の本

Mart 2018年 01 月号

Mart 2018年 01 月号 

マキシマムスパイスのよりよい使い方を知りたくて読みました。表紙写真で期待していたしっかりした料理レシピは今号には無く、ちょっとしたアレンジやホームパーティで出す一品に新しい調味料はいかが、というぐらいのものでしたが、こういう使い方もいいのかな、と参考にはなりました。

逃避行

逃避行 篠田節子

篠田節子さんの小説は大好きでいつもとは少し毛色が違う題名に惹かれて読んだら、またポロポロと涙が。始めは主人公の主婦妙子に共感し、家族の冷たさ世間の目に憤慨しながら読み、そのうち、もしかしたらこの主婦はエゴの塊なのかと思ったり、専業主婦でおっとり暮らしてきたであろう彼女の強さに驚いたり。その強さはただ一匹の大事な家族の犬を守るためのものであり、自分の存在を必死で守ろうとする姿であり。逃げ帰りもせず前へ前へと進む姿に心を打たれた。最期の方は、やはりもう涙。まさかの結末。しかし、妙子は自分と犬との終の住処で本来の人や動物が生きる意味を悟れた事は幸せだったのかと。感動の一冊でした。

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アンと青春

アンと青春 坂木司

『和菓子のアン』の日常ミステリーな感じが好きだったけど、今作は若者の悩みに和菓子が絡んでるという感じでしょうか。

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1日で学び直す哲学~常識を打ち破る思考力をつける~

1日で学び直す哲学~常識を打ち破る思考力をつける~ 甲田純生

古代から近代までの哲学史の中で主たる哲学者の思考を、それぞれが与えた・受けた影響を整理しつつ解説している。 古代の哲学者の思考はまだなんとなくわかるものの、近代になるとやっぱり難しくさっぱりだった。なんとなく魂は肉体に囚われているとか、その限りでは人は物事の真の姿を見ることはできないとかは理解できた(古代の哲学者の思考)。 マルクスとか経済の分野で聞く人が哲学者に分類されている理由もちゃんと書いてあってよかったが、これを1日で学び直せる人間なんているのか?

ショコラティエ

ショコラティエ 藤野恵美

望む前に与えられていることは、必ずしもいい事では無い。なんでも持っているからこその悩みというのも生まれる。なかなか考えさせられる内容でした。 お菓子の描写もリアルでイメージしやすく、チョコレートと一緒に読みたい本です☻

秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本

秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本 J・ウォーリー・ヒギンズ

昭和30年代から日本の鉄道風景をカラー写真で記録している著者は国鉄顧問から90歳を過ぎた今もJR東日本国際事業本部顧問を務めるという鉄道が本業で写真は趣味というから驚く。以前JTBパブリッシングから出版された素晴らしい写真集は予算上泣く泣く見送ったが新書でこの値段でまた出会えるとは!ノスタルジーというより過去を踏まえたうえで「いま、ここ」を知る為に。

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いま、暗闇でふるえているきみへ

いま、暗闇でふるえているきみへ 義家弘介

図書館で背表紙のグラデーションの綺麗さに目を止め借りてみた。 ヤマアラシのジレンマのお話と『自分の感受性ぐらい』という詩が心に刺さりました。 様々な境遇…重い相談、それに真摯に向き合った回答をみていく本。 上ばかり見ていても、手の届かない雲を摑もうとするように途方に暮れるだけ 下ばかり向いていても、底のない絶望しか見えない 横ばかり気にしても、いつも他人が自分より勝っているように見えてしまう いくつかヒントが得られた。

地団駄は島根で踏め

地団駄は島根で踏め わぐりたかし

語源ハンターが語源発祥の地に直接足を運んで、確かめ、新しく発見し、ついでに地元の美味いものを愛でていく紀行文。 地元の人との会話から出てくるものが面白い。