光文社の本

1日で学び直す哲学~常識を打ち破る思考力をつける~

1日で学び直す哲学~常識を打ち破る思考力をつける~ 甲田純生

古代から近代までの哲学史の中で主たる哲学者の思考を、それぞれが与えた・受けた影響を整理しつつ解説している。 古代の哲学者の思考はまだなんとなくわかるものの、近代になるとやっぱり難しくさっぱりだった。なんとなく魂は肉体に囚われているとか、その限りでは人は物事の真の姿を見ることはできないとかは理解できた(古代の哲学者の思考)。 マルクスとか経済の分野で聞く人が哲学者に分類されている理由もちゃんと書いてあってよかったが、これを1日で学び直せる人間なんているのか?

ショコラティエ

ショコラティエ 藤野恵美

望む前に与えられていることは、必ずしもいい事では無い。なんでも持っているからこその悩みというのも生まれる。なかなか考えさせられる内容でした。 お菓子の描写もリアルでイメージしやすく、チョコレートと一緒に読みたい本です☻

能面検事

能面検事 中山七里

日本の検察組織にいったい不破検事の様な検事は、存在するのだろうか? 不破検事が、能面検事と呼ばれるようになったきっかけは本作品中にありましたが、検事の内面は伺い知れません。是非、続編にて掘り下げて頂きたいです。

バッグをザックに持ち替えて

バッグをザックに持ち替えて 唯川恵

完全に装丁に惹かれて読んでみたくなった本。愛犬のセントバーナード犬のために都会から軽井沢に住み始め、その愛犬が亡くなりペットロスになったことがキッカケで山登りをするようになった。敷居の高い山登りの本ではない。エッセイとして気軽に読めるのがいい。

東京「裏町メシ屋」探訪記

東京「裏町メシ屋」探訪記 刈部山本

たまに興味深くブログを読ませて貰ってる方の本が出たので手にとってみた。タイトルからすると食べもの屋さんガイドのようだけどどちらかと言うと東京の観光ガイドというか紀行文というか。その土地の雰囲気を知るのに古くからやってる飲食店が分かりやすいから取り上げられているからであって、決してグルメガイドの類ではない。描かれている主な地域は板橋、銀座、日本橋、神田、上野、玉川上水沿い、北区、横浜、吉原、向島、葛飾、江東、品川、足立といったところ。徒歩か自転車で町を巡って特徴的な建物を見たり古くからの飲食店に入ったり、という内容。自分にとっては馴染み深い場所もあったり行ったことのないところがあったりしたけど馴染みあるところであってもこんなところがあったのか、という驚きがあったりでとても楽しかった。

白刃 鬼役

白刃 鬼役 坂岡真

ずっと読んでる時代ものシリーズの24作目。将軍の毒味役で裏の役目は悪を斬る凄腕の刺客である主人公。影の御用を指示してきた大物が前作で非業の最期を遂げてどうなるか、というところで本作。新たな大物が出てきたり影の御用に取って代わろうとする奴が出てきたりといろいろ大変。最後はいつもどおりバッサバッサと悪を成敗しまくってすっきり(笑)

雲の果

雲の果 あさのあつこ

鬼(木暮信次郎)の地獄の淵を覗いて見たくなる清之介の心中。鬼と隠れ修羅(遠野屋清之介)の共喰いの見届け役になるだろう親分の心中。二人の葛藤が複雑である。 事件に関わる登場人物達の心の声が、事件の謎を引き寄せてくる。その中心で薄笑いを浮かべているのが、木暮信次郎だ。この男を理解することは出来ないのだろうか、作者でさえも。。。 木暮の推理は、細かい。些細な不合理に正確な理由を見つけてゆく。真実の為には容赦はなく、正義もない。 事件の解決よりも、3人の心情の方が強く描かれている。なんなら、事件は「チョットした面白い事」って感じる程に。。。イヤイヤ、これは既に木暮の術中にはまっているのか?! シリーズ8作目

地団駄は島根で踏め

地団駄は島根で踏め わぐりたかし

語源ハンターが語源発祥の地に直接足を運んで、確かめ、新しく発見し、ついでに地元の美味いものを愛でていく紀行文。 地元の人との会話から出てくるものが面白い。

仏像ぐるりの人びと

仏像ぐるりの人びと 麻宮ゆり子

色々な事を抱え込んでしまった雪嶋君。籠もった自分の気持ちが、仏像修復のバイトを通して解放されていく。色んな人と出逢い感じていく。 黙々と修復をする不器用な門真先生は、ジッとそんな雪嶋君を見つめます。 仏像は彫物だと思う私ですら、頭を垂れる仏像とはなんぞや? 無宗教の私は、自身を見つめる鏡なんだと思い至りました。

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極め道―爆裂エッセイ

極め道―爆裂エッセイ 三浦しをん

2018/06/01読了 2000年頃のエッセイだけど、今読んでも面白い。本に出てくる漫画とか小説を読んで見たくなった。そしてまたこのエッセイを読み直して答え合わせしたい。 ボイルドエッグの人たちはみんなこういう文体なのかな?今のボイルドエッグのエッセイ読んでてもこんな感じ。

八月の光

八月の光 ウィリアム・フォークナー

逃走を続けるクリスマスに訪れる夜明けの夜と朝でもない空白の時間の一瞬をとらえたこの場面に救いを見た。「今まさに夜が明けようとする。鳥たちが一羽また一羽と眼醒めてのどかに囀りはじめる灰色の寂しい静止の時間。吸い込む空気は泉の水のようだ。彼は深くゆっくりと呼吸し、ひと息ごとに自分が曖昧な灰色の中に溶け込み、怒りや絶望とは全く無縁な静かな寂寥とひとつになっていくように感じる。『俺が欲しかったのはこれだけだ』と彼は静かで穏やかな驚きとともに思う。『三〇年間、欲しかったのはこれだけなんだ。三〇年かけてこれだけなら、そんなに贅沢とは言えないだろう』」p.476

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