講談社の本

世界で一番、俺が〇〇(3)

世界で一番、俺が〇〇(3) 水城せとな

2巻まで読んであまりハマらなかったからもういいや、と思ってたけどレンコミで読んだら驚き。 何これ、めちゃめちゃ面白いじゃん!! アッシュが動き始め、たろちゃんとお弁当屋のふみちゃんの関係性も変わってきた。 これは読み続ける。

遠いリング

遠いリング 後藤正治

大阪にあるグリーンツダジムに集う有名無名のボクサーたちを追ったノンフィクション。第一章は「一瞬の夏」沢木耕太郎著でのカシアス内藤との師弟コンビも記憶に新しい放浪のトレーナー、エディ・タウンゼントと最後の教え子井岡弘樹の物語。湿っぽくならないぎりぎりのラインでエディの最後を書いているが拳闘に取りつかれた男の最後の姿にグッと来た。 プロボクサーといってもこれは格闘技全般に言えることだが 専業で食べていけるのは本当にごく僅か。生活の中でどう折り合いをつけて競技に向き合うか。第7章までに登場するボクサーたちの何かを成し遂げたもしくは成し遂げられなかったかもしれない人間模様が興味深い。

ぼくたち負け組クラブ

ぼくたち負け組クラブ アンドリュー・クレメンツ

主人公アレックがイキリオタク的な良い性格してて、面白いです。 それからこの本の魅力は、海外の実在する本が一杯出てくるところ。 ほんとはそれらをすでに読んでた方が楽しいのかもだけど… 僕が読む本は大抵、日本の児童書なんでね… でも僕の大好きな「宝島」が出てきた時に、クラブの女の子に「古典」だって馬鹿にされてて。 それをアレックが「本は古いか新しいかじゃない。中身が良いか悪いかで、良い本なら古くならない」って反論してくれて、さっぱりしたよ。 「パンは現代的な食べ物か?」 「パンは大昔からずっとあるし、おいしいもまずいもある。本と同じだよ!」 なんだか負け組クラブを読んでると、1つ1つの本じゃなくて、「本」そのものが好きだ!っていう気持ちが湧いてくるし、 この作者や、他にも色んな人がその気持ちを持ってるんだってことが嬉しくなる。

幕末ダウンタウン

幕末ダウンタウン 吉森大祐

ある意味奇想天外なお話で、馬鹿馬鹿しいっちゃぁ馬鹿馬鹿しいのですが。。。ダウンタウンがダウンタウンやったことが、なんやらもぅ笑えてきました。

カジュアル・ベイカンシー 突然の空席 I・II

カジュアル・ベイカンシー 突然の空席 I・II J.K.ローリング

Ⅰ 人は醜い。どこまでいっても醜い。 綺麗に見せかけているだけで誰も清い人などいない。 それでも人と人が交差する瞬間を眺めていると自然にそんなことを感じなくなってくる。 静電気のように見えているようで本当はそこにないみたいに。 描写がとても細かいから想像を掻き立てられる文章です。

エマージング(1)

エマージング(1) 外薗昌也

ホラー漫画と言えば、この外薗先生というくらいの大ベテラン。 今回は未曾有の殺人ウィルスが出てくるパニックホラー。 一巻の導入としては面白いのだが、パニックホラーがありふりれた昨今だと、ちょっと食傷気味。 勿論、年代を考えると、明らかに先見の明があるのは言うまでもない。

カカフカカ(6)

カカフカカ(6) 石田拓実

ずっと続き読んで無かったけど久しぶりに。 「相手の思考なんて違うと思ってたけど、ここまで違うのか」「これがあかりさんの思考、こうも違うとは」「最悪の状態をいつも考えて動いてるようだけど、その場合最善の場合も考えておくべき。じゃないと現実も言動も引き摺られる」なるほど、と思ったり。 寺田とあかりの相対するシーンは思わず膝を打った。そしてやっぱり私はあかりと長谷さんが好きだなあ。メイン2人にあまり興味がわかない。

世界で一番、俺が〇〇(4)

世界で一番、俺が〇〇(4) 水城せとな

水城せとなーーー!!! って感じ。エグい。ほんと、エグいくらいの共感と驚嘆。怖い。ここまでだとほんと凄い。面白い。 アッシュの歪んだ感情も、 たろちゃんの利用されてる空回り感も、 ふみちゃんの弱さも。 みんな辛い。。 水城せとなって心理学者か?ってくらい人の深層心理みたいなの突いてくるイメージ。 とくにアッシュの相手に合わせて馬鹿にしながら女を落とすところ、ふみちゃんの自己肯定感の低さとそれ故に追いつかず暴走してる感じ、このへんの心情、普通な人じゃまず書けないだろ…。 これ、絶対ハッピーエンドって難しいんだろうなー。事件起きてるし。次巻も期待!

架空取引

架空取引 高任和夫

久しぶりの経済小説。 経験を重ねた40〜50代、甲斐のように芯があり、仕事、会社にプライドを持って働いていたい。 裁判シーンは痛快。面白かった。

光二郎分解日記 西郷さんの犬

光二郎分解日記 西郷さんの犬 大山淳子

上野公園・西郷隆盛の銅像が盗まれた。元理科教師で、道具や家電の分解・修理が趣味の祖父・光二郎と、その孫で現在浪人中のかける君。光二郎が振り込め詐欺に遭ったことをきっかけに、二人が事件を解決していく。 「推理小説」としてトリックを楽しむ、というより心に栄養を与え温かい気持ちになるための本。家族の絆や老人の人生が再生していくというテーマは、光二郎の「分解・修理」にピッタリ。また、人の手助けをするためにも、「暇人は必要」という話もなかなか面白い。

AKB49~恋愛禁止条例~(29)

AKB49~恋愛禁止条例~(29) 元麻布ファクトリー

全巻読了。 片思いの少女の「AKBに入りたい!」という夢を応援するために、女装してオーディションに参加した主人公(♂)が、まかり間違って自分も採用されてしまい、性別を偽ったまま仕方なくアイドル活動をしていくうちに、まんまとハマり、ガチのアイドルを本気で目指していく熱血スポ根成り上がり物語。 そんなのバレないわけないじゃんというツッコミはスルーするとして、実在アイドルの人気に便乗した残念マンガかと思ったら全然違っててガチの名作だった。29巻も出てるだけはある。AKB好きならなおさら、知らなくても全く問題なく楽しめる内容かと思います。 改めてこの作品を読んでみると、AKB商法の仕組みの出来の良さに震撼させられる。システムとしてのAKB商法は無味乾燥とした現実に緊張感をもたらし、物語性を可視化、さらに受け手の感情移入の度合いまで高めてくれる最高の仕組みなんですね。 この話の凄いところは搾取される側のオタの皆さんを シッカリ描いているばかりか、その情熱を全身全霊を持って肯定してるところ。全編を通しての、最大の泣かせキャラが奥平先生だというのはものすごいコトですよ!

紺田照の合法レシピ(1)

紺田照の合法レシピ(1) 馬田イスケ

高校生のヤクザというパンチの効いた主人公がご飯を作る話。 まあ、これだけでも出オチ感があるが、 勿論、味の表現にも任侠モノあるあるが使われるという終始出オチ感。 ただ出オチ感もここまで徹底されていると心地よさすらある。 時間が空いた時にサラッと読むにはオススメ。