白泉社の本

摩利と新吾―ヴェッテンベルク・バンカランゲン

摩利と新吾―ヴェッテンベルク・バンカランゲン 木原敏江

70年代少女マンガといえば「ベルばら」や「ガラスの仮面」「エースをねらえ!」「ポーの一族」・・・フランス革命・スポ根・少年愛・果てはSFまで・・・、あげはじめたらキリがないほど、それまでの「女の子による女の子のための女の子主人公マンガ」とはまったく違った、革新的で、その後のマンガ界に多大な影響を与えた名作が数多く存在します。 当時の少女マンガ界を牽引した「花の24年組」の中でエレガンスの女王として人気を博したのが本作の著者・木原敏江(通称・ドジさま)です。 本作は「あ~らわが殿!」(同著者)という少女を主人公にした作品に登場する少年たちを主人公としたスピンオフ作品で、「これ、少年たちだけでお話ができるな~しかもどんどん出てくる~」という現代の腐女子たちがBL二次創作に至るに近しいパッションで、全8巻を描き上げてしまうのだから天才と言う他ありません。 舞台は明治末期、全寮制の名門旧制高校・持堂院に共に入学したクールで美しい摩利と純粋な日本男児の新吾が同窓の「愛すべき五目飯たち」との出会いと別れなど人生の悲喜こもごもを経験し成長する青春浪漫作です。 1巻では幼馴染の2人の主人公が花の16歳になり持堂院に入学する場面から始まります。作風も学園ドタバタと言った体で、登場人物たちもみなイキイキと楽しく描かれています。 当時のファンたちに人気のあった自他共に認める硬派(同性愛グループ)の夢殿先輩も最初から登場しているものの少し性格が違っている点はクスッとくるポイントですね。 ネタバレを含んでしまうと、1巻を含む序盤では全編を通して展開される「青春の光と影」の、光の部分をさまざまなドタバタエピソードを交え描いています。 この眩しい時代があるからこそ、その後の動乱の物語がより際立ち「あの頃は良かった・・・」という描写、そして感動のラストシーンが心底に響いてくるのです。

王女の条件 2

王女の条件 2 磯谷友紀

本当にヤバイのはお兄様ではなかった…!!ヤバイ、こいつヤバイ!って何回も思う展開。ただの不憫キャラだと思ったシドニオが存在感増したり(少し)1巻のラストで出てきた彼の過去がアレだったり。 お姉ちゃんは強がるだけじゃなく、妹ちゃんも天真爛漫なままではなく、少しずつ着実に成長しているのを感じる。

31☆アイドリーム 6

31☆アイドリーム 6 種村有菜

展開についていけない… 種村有菜、昔は好きだったのになあ。 画力も崩れてきたのが悲しい。 種村有菜と言えばりぼんに革命を起こした華やかな画風がウリだったのに。

ウラカタ!! 6

ウラカタ!! 6 葉鳥ビスコ

葉鳥ビスコのお家芸とも言うべき群像わちゃわちゃ系は今回も遺憾無く発揮。蘭丸はもはや誰だよ、ってくらい覚醒した。笑 設定が面白いので深夜の連ドラとかで実写化されないかなー。こういうの好きだな〜。

インヘルノ 5

インヘルノ 5 マツモトトモ

アネララで毎回心待ちにしていた作品。 本誌がいきなりの休載で途方にくれていたらコミックスでちゃんと最終話までやってくれて本当に良かった。そして先輩が買っていたおかげで気づいた。本当に感謝! 一緒に生きていく という一択 これは稀に見る名シーンである…。 普通に泣いたわ…。 本当の姉弟のラブストーリーなので、漫画によくある「そう思っていたけど実は血縁関係は無かった」というご都合主義ではないところがまた好き。 まともに生きる方がよっぽどしんどい、 どこへ逃げても、自分からは逃れられない。 この2人は罪を背負って生きていく。 そして、 何が正しくて 何が間違ってきたのか 人生の終わりに判る その日まで 割り切れない思いを そっと 視界の外に置いて 生きる人達もいる その歪で脆い世界を ただ壊さぬように ただ 中には、例外もいる と、いうモノローグからの古庄くん登場シーンは震える。。真打ち登場感、、 更の「もう棄てなさい」の言葉に対して、 壊れた時計、己とのリンク。 離れようとするのに、狂って同じ場所を巡る ならいっそ貫く、気が済むまで。 修理が不可能なら可能な店を探し出す。 無駄と言われようと、どうするかは自分で決める。 闇深いけど、彼にとってはそれが正義。 男だったら古庄くんみたいな生き方を選べたのだろうか。

ナイーヴ 完全版 1

ナイーヴ 完全版 1 二宮ひかる

初読時は主人公の男・田崎の身勝手さ加減にむかっ腹が立って仕方なかったが、ヒロイン麻衣子の目線で読み直すと、彼女の無意識であろう飴と鞭の使い方に唸らせられた。 「私、よく知らない人とゴハン食べるの苦手なんです」は某タラレバ娘的に訳すと「ちょっと寝たくらいで彼氏ヅラすんじゃねーよ、ボケ!」である。 しかし、何度「麻衣子、田崎殴って良いぞ」と思った事か……。田崎に水をかけられて苦笑する麻衣子は、かなりしたたかだ。

動物のお医者さん

動物のお医者さん 佐々木倫子

小さな頃のミケとか、犬が苦手な小泉さんとか、合鴨を孵す話、ドクターウィッチ、毛刈りされたハーレー、ももんが、超能力者菱沼、オペラに出た日。 今回のお気に入りはオペラメイクのママ。 幼いハムテルとヒヨちゃんもいいなー ハムテルの犬ぞりも!

動物のお医者さん

動物のお医者さん 佐々木倫子

大学に行く前にはわからなかった面白さがみっちり。講座の秘書さんとか。 チョビが切り株を掘って帰ってきた姿は、全編中最も感動しました。 獣医学部や医科歯科の前での事故の危険性や、ハムテルの学会発表(未遂)とか、無心な加藤さんとか、今回も面白さみっちり。

あそびあそばせ 6

あそびあそばせ 6 涼川りん

6巻。ここが分かれ目な感じかなぁ。 副会長の過去編など内容は濃いはずなんだけどなんだろう前ほど笑えなくなっちゃった。 でもやっぱり思う。 アニメより漫画が断然好きです。 最近の息抜きにしてるので頑張って欲しい。 次巻楽しみにしてます。

王女の条件 3

王女の条件 3 磯谷友紀

最後は、ハッピーとは言えないけれど、救いのある終わり方でした。 たくさんの悲しいこと辛いこと理不尽なことを乗り越えた二人の王女は、この後もしなやかに乗り越えて行くのだろうなーと感じられる、いい終わり方です。 個人的には、シドニオは時々ジョゼの前でこっそり恋のお悩み相談とかしてるといいなと思います。最後の作者様のあとがきイラストのコメントのような未来が来るといいね、シドニオ

にゃん! 鈴江藩江戸屋敷見聞帳

にゃん! 鈴江藩江戸屋敷見聞帳 あさのあつこ

何とも軽くて薄くて、あさのあつこ先生だよな?と再度確認。話は其々のギャグの応酬でじれったいけれど、単純なので思惑どうりに進んでいく。 エンターテイメントというより寄席の感じですかね?

宮廷画家のうるさい余白 1

宮廷画家のうるさい余白 1 久世番子

たまたま、上野でやっていたプラド展の帰りに発見して購入。 クピドを書き加えた回が好き。 それ以上に、最後の鏡の中のシルバを見つけるシーンが好き。 何を考えて描き加えたのか。二人の関係の微妙な変化の全てが凝縮されているようで、それは考え過ぎかもしれなくて…ただの励まし?それ以上のもの?友情?とは違う? いろんな捉え方感じ方ができそう。 あああ番子さん、パレス・メイヂのようにこれも素晴らしくなるのでしょうか…!

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桜の花の紅茶王子(12): 花とゆめコミックス

桜の花の紅茶王子(12): 花とゆめコミックス 山田南平

待ってましたの最新刊。 前作となる紅茶王子が大好きだからこそ、最近よくある同窓会漫画(前作ホイホイ)になったら嫌だと思っていたけど、これは本当に素晴らしい。別作品としてちゃんと成り立ちつつ、前作ファンも喜ばせる仕掛けがたくさん。 と、いう前置きはこのへんにしておいて。 サクラと吉乃の選ぶ道は、やっぱり奈子とアッサムとは違うんだろうな。切ない、、けどそれぞれの主人と紅茶王子によって関係性も選ぶ道も違って当たり前だよね。次回最終巻とのこと、寂しいけど期待。 個人的にはみんなにアッサムのこと話せる機会がここにきてやっときて、紅茶王子の最終回から早幾年…やっと報われた感あって良かった。 番外編のハルカのその後も良い。 普通にいい男だもんなー笑

動物のお医者さん

動物のお医者さん 佐々木倫子

ヒヨちゃんの病気、チョビと犬ぞり、屋上スキー漆原教授、菱沼さんの就職、高校生vs漆原教授、菱沼さんの英作文。 今回も目白押し。 一番のお気に入りのコマはヒヨちゃんの飛び蹴り!

動物のお医者さん

動物のお医者さん 佐々木倫子

二階堂のネズミの卵発言、チョビのポスターモデルデビュー、漆原教授と犬ぞり、二人の国試受験、不思議な語呂合わせ、そして卒業式。 お気に入りは足のサイズを図られるチョビ。 平九郎とよりそうチョビの後ろ姿もいいなー