集英社の本

炎の蜃気楼

炎の蜃気楼 桑原水菜

大人になって電子書籍で読み直し。やっぱりおもしろい。けど、この頃は普通の戦国ものと思ってたなぁ…。5巻まではサイキックアクション。以降は…嫌いじゃないけど、あんなにドロドロ腐らなくても良かったのに。

小説すばる2018年8月号

小説すばる2018年8月号 

荒木飛呂彦対談を読みたくて図書館で借りる。クリエイター間のスタンド合戦は面白い。絵金を荒木飛呂彦先生が知らなかったのには驚いた。そして、和服は描くの大変、って語り、今後の作品でどう反映されるか気になるところ。

終焉

終焉 ハラルト・ギルバース

おそらく三部作の完結編。ナチに職場を追われたユダヤ人敏腕刑事の物語。配偶者が支配民族だったので収容所送りにはならなかった彼が、ゲシュタポの秘密捜査のために使われる一作目、友人で自分を匿ってくれたドイツ人女医にかけられた殺人容疑を晴らすために奔走した二作目を経てついにソ連軍によってベルリンが陥落させられる本作。前作の結果、妻と二人で暗黒街の顔役が持つビール工場に隠れ住んでいる主人公。たまたまいわくありげな男も同じ場所に匿われたことからソ連軍がドイツの核技術情報を捜す手伝いをさせられることになり、一方で妻はソ連兵に暴行され、その報復をなんとか図りたくて…という話。陥落寸前、そして占領されたベルリンの様子が緻密に書き込まれていて迫力があり素晴らしく本筋よりもそちらに気を取られてしまう。本作ではミステリもさることながらアクションがより多くなっており迫力もあって読み応えがあった。この作者の作品は今後も読んでいきたいと思う。

鬼

鬼 今邑彩

ホラー寄りのミステリーだけど、もっとホラー寄りの方が好みです。作品としては、古いものです。でも、この世界感が私は好きなので、ホラーよりの短編集「よもつひらかさ」を読んでみようと思っています。

オーディンの末裔

オーディンの末裔 ハラルト・ギルバース

一作目が面白かったドイツのミステリ。評価が高かったみたいでいつの間にか邦訳も三作目まで出ていたのでとりあえず二作目を。ナチスの台頭で職場を追われたユダヤ人の敏腕警官が主人公。ゲルマン人と結婚していたので辛うじて強制収容所送りを免れていた主人公。前作でゲシュタポから連続殺人の捜査に協力を強制され、問題を解決しなければ殺される、解決しても秘密を知ったとして殺される、という状況から辛うじて逃れ、名前を変えて潜伏している。本作では潜伏に力を貸してくれている女医が強制収容所の医者をやっている別居中の夫を殺した容疑でゲシュタポに逮捕されてしまったため容疑を晴らすために奔走する、という話。ミステリとしても良くできているのだが敗戦間近のベルリンの雰囲気が実に良く書けていて素晴らしかった。三作目はついにソ連に占領されたベルリンが舞台のようで、これも早く読みたい。

絵金、闇を塗る

絵金、闇を塗る 木下昌輝

この異様な人物が実在の人物だったとは…… 絵金の生涯ではなく、絵金の絵に噛みつかれた人達の話です。 血飛沫を描いた残酷絵で、いったい天才絵師は何を私達に伝えようとしたのか。 「後世に残るのは作品ではなく、絵を見た人の心に残る」のだそうです。 暗闇と蝋燭に映し出されて、本物の絵になるという不思議な作品。現在、お祭りもやっているそうなので見に行きたいです。

年の差夫婦はじめました。 1

年の差夫婦はじめました。 1 綾乃かずえ

友人がそこそこ年の差のある方とお付き合いをしていて、実際のところどうなのかなって思っていたら、こんなコミックエッセイに出会ったので読んでみました。 正直、同世代の人と恋愛&結婚するより色んな問題もリスクもあるんだなと思いました。でも、それでも一緒にいたいのであれば、この二人のように一つずつ計画を立てていくしかないのだと思います。 決してただのラブコメではないです。結婚相手が同年代だって年の差だって、どちらにしろ結婚するうえで大事なことが書いてあると思います。結婚を考えてる人は一度読んでみてもいいかもしれません。

波の上のキネマ

波の上のキネマ 増山実

名作映画を知らないと面白くないか?と問われると「否」。 若き俊英は映画などそれほど興味が無かったからだ。その彼が、牢獄で映画に心寄せるようになる。 不思議な巡り合わせと、諦めない心。一期一会の恋。 俊英が映画館を創立した気持ちが、語らずとも染み入ってきた。 ちょっと町の小さな映画館へ、行ってみようかな。

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ROBOT×LASERBEAM 7

ROBOT×LASERBEAM 7 藤巻忠俊

これで完結してしまった。期待されていた割には、呆気なく終わった。やっぱりジャンプにはゴルフ漫画は無理なのか。 「プロゴルファー猿」ぐらい破天荒にいければ人気がでたかもしれないが、妙にリアル路線いってしまったのが没個性になって、面白くなくなってしまった。

るろうに剣心─明治剣客浪漫譚・北海道編─ 1

るろうに剣心─明治剣客浪漫譚・北海道編─ 1 和月伸宏

20年ぶりの続編。作者にいろいろあったので、ホントに出るかどうか不安でしたが、ともかく刊行されたようで一安心。 この作品の「その後」を描いた作品としてはOVA版の「星霜編」があるのだけれと、星霜というよりは「凄愴編」といった感じで、人斬り時代の剣心の罪と罰を残酷なまでに突き詰めた、ファンとしては受け入れがたい内容だっただけに、この世界線が改めて否定されたようで嬉しい。 (あ、ちなみに同じOVAでも「追憶編」は超名作なので未見の人は絶対見るべき!) で、本作の話に戻るけど、30代も半ばとなり(外見ほとんど変わらんが)、剣士としての衰えを自覚し始めた剣心が、かつての因縁に立ち向かうというお話。懐かしキャラの登場、お馴染みの必殺技、外連味のある敵と、かつてこのシリーズを読んできた人間としては、あの時代の「るろうに剣心」が帰ってきた感があって楽しい。 弥彦の扱いがちょっと気になる(ネタバレ回避)けど、この辺は新キャラにその役割を託したってことなのかしらん。登場がここまでだったら寂しいね。 ともあれ、せっかく新シリーズが始まったので、久しぶりのこの世界観を堪能したいところ。続きが楽しみ。

初恋宣言―自選青春小説〈2〉

初恋宣言―自選青春小説〈2〉 富島健夫

かつての集英社コバルトの星、富島健夫。のちに執筆の路線を官能小説に変え、元少女等から裏切り者だのなんだの非難されたようだが、さて。表題作の『初恋宣言』。併録の『星への歩み』。どちらも物語のテーマは共通しています。いつの世も人々は徒党を組む。男子は暴力で、女子はうわさ話で。烏合の衆。その群れから外れようとする者は男子はリンチにあい、女子は仲間外れにされる。そんなことがなんだ。誇りを持って我が道を行け。そう富島健夫は思っていたのではないか。媒体が少女小説だろうが官能小説だろうが、富島健夫はぶれてなかったのだ。

年の差夫婦はじめました。 2

年の差夫婦はじめました。 2 綾乃かずえ

つい先日読んだ漫画の続き。 本巻は、年の差夫婦ならではのお話で、メインは子育てと介護の同時並行です。 まあ、一つ一つ分かれて書いてあるのであまり同時並行感はないのですが。。でも、子育てをしつつ親の介護をっていうのは自分の年ではまだあまり考えられないかな、と。 いいなと思ったのは、どちらについても心穏やかに書かれているところ。どちらも実際はとても大変だと思いますが、自分がそうなった時この漫画のように心穏やかに対応していければと思います。