CCCメディアハウスの本

東西ベルリン動物園大戦争

東西ベルリン動物園大戦争 ヤン・モーンハウプト/黒鳥英俊

これは東西に分割されたドイツの中でさらに特殊な環境にあったベルリンという街だからこその話かもしれない。第二次大戦前から威容を誇ったベルリン動物園もイギリス空軍の爆撃を受け大きな被害を受ける。ナチ党員でゲーリングの友人という園長が赤軍を前に逃亡、当時珍しかった女性の動物学者で一職員が瀕死の夫を抱えながら赤軍に暴行までされてもなんとか残った動物たちを守り抜く。戦後に園長となった彼女は西側に残された動物園を園内でオクトーバフェストを開催して予算を補ったりしながら必死で立て直していく。娯楽の少ない時代、動物園の人気は絶大で一方の東側も「動物園に行く」という名目で西ベルリンに行く国民たちをよく思っていなかったこともあって新たに自領に広大な動物園を作る。タイトルからしてこの東西ベルリンの動物園同士が冷戦の代理戦争をしていたかのような印象なのだけど...直接の争いみたいな話はあまりなく動物園を取り巻く人間たちのエピソード集、といった印象。ドイツ最古の動物園である西側とそれに対抗するために作られた東側、ベルリンのそれぞれの動物園長同士は仲が悪く交流も無かったようなのだけど他の東西ドイツの動物園同士はけっこう交流があったということが意外だった。ベルリンの壁が崩れて動物園同士の競争を世界の変化が追い越していってしまう結末も感慨深い。非常に面白い作品もでした。

やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術

やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術 ドナルド・ロース

アイデアはあるけど、時間がない。結構、根源の問題である。やることを上げまくるのではなく、やらないことを決めてしまう。いや、膨大な中から抽出して集中させる。そしてそれをすぐにやる。こうも簡単ではないにしろ、読んでいて気持ち良くなる時間管理。著者によるアプリも面白い!

Pen 2017年 9/1号

Pen 2017年 9/1号 

カッコイイ桑田さんに酔いしれたいときはソロを聴くことが多い。曲調にワイルドなものが多めというのもあるけど、たぶんやりたいことをやりまくってる姿がグッとくるから。それなのに完成した曲が独りよがりじゃなくて、聴く者に寄り添っているのが素晴らしいところ。2017.9

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バフェットとグレアムとぼく インドの13歳少年が書いた投資入門

バフェットとグレアムとぼく インドの13歳少年が書いた投資入門 アリャマン・ダルミア

インドの天才少年が書いた、投資の神様 ベンジャミン・グレアムと、ウォレン・バフェットの本 シンプルな説明でわかりやすく、納得できる本。 投資信託が流行っていますが、真逆のことが書かれています。何もわからないまま、ほったらかしは間違っているのかも… 考え方を広げられるので、是非一読ください。 学べた言葉は以下の3つ ・自分が何をしっているか知ること。自分で理解できない専門外の分野に投資するな ・分散投資は過大評価されている。十分に分析して、資金を有望な株に集中すること。 ・株価は、感情的に不安定な人からの申し出と同じ。それに影響されず、自分で事業を分析することが大切だ

ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ

ホワイトスペース戦略 ビジネスモデルの<空白>をねらえ マーク・ジョンソン

ポジショニングの話かと思ってたらイノベーション論。ビジネスモデルを顧客価値提案、利益方程式、経営資源、業務プロセスの4つの構成要素から成り立つシステムと捉えている。それぞれ影響及ぼし合う構造と捉えてるし構造ゆえにビジネスモデルによって行動規範や評価基準の視点まで囚われて既存企業がダメになるみたいな書き方してるの面白かった

ペンブックス7 美しい絵本。

ペンブックス7 美しい絵本。 ペン編集部

大人が絵本を楽しむ視点がたくさん。絵本作家に注目したり、あの人が選んだ一冊だったり、絵本美術館や図書館の紹介だったり…こどものための○歳児~でない絵本の魅力がここにあります。 もう少し、日本の絵本の紹介があってもよいのかな、と思いましたが海外の絵本をより知ることができるので、これはこれで良いのでしょう。

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アイデアはどこからやってくるのか 考具 基礎編

アイデアはどこからやってくるのか 考具 基礎編 加藤昌治

アイデアは既存の要素の新しい組み合わせである と、言われるものの、既存の要素を使える形に料理出来るようになるまでには、それなりの考え方の訓練が必要。 というわけで、発想法の基礎トレーニング集的なエッセンスが詰め込まれているのが本書。こちらは基礎編らしいので、もう少し整理が出来たら、その先にも進んでみるつもり。

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ぼくの花森安治

ぼくの花森安治 二井康雄

前に読んだ『花森さん、しずこさん、そして暮らしの手帖編集部』は、著者が花森さんが亡くなって数年で転職したため、その後の編集部を知りたいなと思って読んでみた。子どもの頃が読んできた暮らしの手帖の裏側が知れて、よかった。約50年前に書かれた記事や文章が古くなく今もし通用するであろう、そんな記事を書いた花森は凄いと思う。