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キャンピングトレーラーが炎上し大爆発が起きた。放火の痕跡があり、男の焼死体が見つかる。刑事オリヴァーとピアは捜査を始め、トレーラーの持ち主がオリヴァーの級... 続き

コメント

邦訳が出るたびに手にとっているドイツのミステリシリーズ。毎回書いてるんだけどこのエピソードが好きで...ソーセージ職人と結婚した作者が夫の店を手伝う傍ら趣味で書いて店頭に置いていたものが出版社の目に止まっていまでは大人気シリーズになっているという警察小説。大都市フランクフルトの近郊の街を舞台にもともとその辺りの領主を先祖に持つ貴族階級出身の男性警官とそのパートナーの女性警官を中心としたシリーズ。思えば最初の頃はドイツ人で固められていた警察も気がついたらトルコ系やシリア人の刑事がいるのはどこまで現状を反映しているのだろうか...。さて、本作ではキャンプ場でトレーラーハウスが爆発し男の死体が発見される。そのトレーラーハウスが男性警官の知り合いの母親の所有でその母親も殺されて、爆発を目撃していたと思われる青年も男性警官の知り合いの息子で...といった具合で周囲の人間が次々と不審死やら不審な行動をとって、という話。あることがきっかけで村の秘密が暴かれて...みたいなのってミステリでは割とよくあるシチュエーションかと思うのだけどそこは手練の作者、かなり面白く読ませてくれます。登場人物がかなり多くあまり馴染みのないドイツ人の名前がたくさん、というものでも平気、という人にならお薦めできる作品でした。

読者

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ネレ・ノイハウス/酒寄 進一の本

生者と死者に告ぐ

生者と死者に告ぐ

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Toru Omae

欧米ミステリを中心に読んでいます…

邦訳が出るたびに手にとっているドイツの人気ミステリシリーズ。貴族階級の男性と同僚の女性刑事が主人公で舞台はフランクフルト近郊の街。まぁドイツに行ったことないからどんな感じかは分からないのだけど。本作ではライフルを用いた狙撃による連続殺人が発生、被害者は誰にも恨みを買いそうにない人たちで関連もなかなか見出せず無差別連続殺人への恐怖で市民に動揺が広がり…という話。地道な捜査で被害者間の関連性を見つけ出し…と言いたいところだけど犯人からのコンタクトがあってそこからヒントを見出していく展開。だからだめかというとそんなことは全くなくてむしろ天才的な閃きや偶然に頼ってない分リアリティがあるような気がした。連続殺人だけに登場人物も多く際どいところでストーリーの破綻を防いでいる印象。むしろこれだけの風呂敷をよく畳んだな、という感じ。犯人を犯罪に導いた動機を作った事件も醜悪でけっして読後感は良くないけども展開が気になって読まされてしまった感じ。やはり上手い作家。面白かった。

約1年前

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