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「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日... 続き

コメント

読み終わった後余韻にじんわりとぼうっと包まれる感じ。そうそう、この気持ちを味わいたくて最後まで丁寧に、ゆっくりと読んだんだ。読み終わった後、どんな内容か簡単に説明できない小説は素晴らしい。

その他のコメント

掴めないような、掴めなくていいような、なんだか地に足がつかない本。けれど それが心地よい。
読了2015/05/26

"
言いたいことが言えず過ごしてきた人"と"思ったことを言い過ぎてしまう人"の相対的な部分を表すと共に、冬子の三束さんに対する少しずつ芽生える恋心に温かくなりました。

読者

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川上未映子の本

ウィステリアと三人の女たち

ウィステリアと三人の女たち

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okome

japanese

◯ 建物が覚えている人の温度、というものがあるのかもしれない、と思う。主人公はウェステリアの寝室だった場所で、夢によってウェステリアの人生を追体験する。夢から覚める瞬間は、ウェステリアが死ぬ時、つまり、ウェステリアの体温がまさにゼロに向かって移り変わっていくその瞬間。主人公も目が覚めると悪寒がしている。夢でウェステリアが冷えゆくその時にともに主人公も寒いと感じているのだ。だけど、主人公は生きていくから、発熱して、熱を取り戻していく。   わたしたちが建物をみて、ノスタルジーを誘発させられるとき、建物もまた、人を、温度、によって思い出すのかもしれない。建物の記憶。 p140 壊されるときにしか聴こえない音の成分みたいなのがあるんです。 p141 ただ壊れていくことと、壊されるということは、別のことなんです。 p189 かすかな音    けれどもその音はわたしを求めていた。 p190 あるいはわたし自身の中から。

11か月前

夏物語

夏物語

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Kei Kawakami

I love books

序盤の話がイマイチピンとなくて、話に入り込むのにちょっと時間がかかってしまった。主役の背景を描き出すためのプロローグがちょっと物語が散漫になってしまった印象。 ただ川上未映子さんらしいテーマで、自分の生活、人生観について考えさせられることが多かった。心理描写や風景描写がとても豊かで、重たい話題も軽やかに読み進めることができたし、問題のところにはズバっと切り込む強弱の付け方は素晴らしかった。 関西人だったらもうちょっと印象違うのかも。

約2年前

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