宝島社の本

暗黒自治区

暗黒自治区 亀野仁

中国に支配された日本が舞台の警察アクション小説。緻密な横浜刑務所周りから鎌倉街道を経由して別所インターに至るまでの描写は旧南部及び臨海学区住民にはお馴染みの街並みだけに衝撃を受ける。「伝統的に荒事に慣れている京急電鉄の乗客」P.166、など著者は横浜在住なのか? 東京も冒頭出てくるけどほとんどは横浜市内で物語は進み、それも観光地ではなく新子安、野毛、羽衣町など地べたに接したダークサイドヨコハマなのが面白い。市営地下鉄は突貫工事で複々線化した混沌とした状況。第三京浜のカーチェイスも目に浮かぶよう。これは掘り出し物だ。 一つ疑問なのは冒頭、拉致部隊の185センチ男性と175センチ女性のペア、男性は両足肩幅に開いて腰を落として重心低め(タックル入るもしくはバーピーで切るイメージ?)で歩いているがこのペアが拉致するには目に付きすぎるかもと思ったけど、話が面白いから問題なし。 この種の話は、ヘイトもしくはむやみに煽情的かつイデオロギー的な内容になりがちだけどそのバランス感も絶妙。中国人捜査官の劉もナイスガイだし悪いのはシステムであって個人ではない。しかし全体主義と監視社会の恐怖感は伝わってくるし断固ノーだ。

ガラッパの謎 引きこもり作家のミステリ取材ファイル

ガラッパの謎 引きこもり作家のミステリ取材ファイル 久真瀬敏也

引きこもりと幼なじみが、 九州に隠れキリシタンがいた。ことを証明するために 鹿児島に向かった。 ガッパ=隠れキリシタンを証明するためにいろいろ な場所を訪れて、推理していくお話。 そもそも、隠れキリシタンについての歴史をよく知らないからなんとも言えない。 ただ、その今ある定説を覆す事は難しいよな。 と思いながら読んでいた。 エンタメ小説。

コロナ黙示録

コロナ黙示録 海堂尊

バチスタシリーズで コロナの医療現場ををどう書くのか と思っていたら 痛烈な安倍政権の批判でたまげた 一部は事実と知り、呆気に取られたけど コロナの医療現場を書きたかったのか 安倍政権の批判を書きたかったのか 一刻も早く現状を伝えたい熱意は伝わったが 医療寄りなら 情報が揃ってから熟考してほしかったし 政治寄りなら バチスタシリーズにする必要はないと思う 引き込まれて読んだのも確かですが ドキュメントでもノンフィクションでもない 小説と考えると あまり考えすぎない方がいいかな

99%の人が気づいていないお金の正体

99%の人が気づいていないお金の正体 堀江貴文

やはり著者には引きつけられる魅力がある。時代の先を読み、情報を持っていて、面白そうなことをやっている、からか。既知の内容もあったが、読みやすく、ページめくりが進む。「お金」<「信用」でいずれお金がなくなるかもとな、了解。あと「生涯現役」の話も納得だった。 (2020.4.21)

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そして、ユリコは一人になった

そして、ユリコは一人になった 貴戸湊太

選ばれたただ一人の「ユリコ」が特別な力を持ち、学園に君臨する「ユリコ様伝説」を巡る物語。 「ユリコ」が複数いる場合は、一人だけが選ばれ、残りは怪我や転校、退学などで淘汰される。 学校伝説、文化祭劇、◯◯の関与と、恩田陸『六番目の小夜子』へのオマージュを濃厚に感じるのだけど考え過ぎ?

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木曜日にはココアを

木曜日にはココアを 青山美智子

登場人物の関係性を辿りながら、『この前の人だ!』と楽しみました。とにかく暖かい物語です。次に喫茶店に行ったときはココアを頼みます。

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つまずかない、転ばない奇跡のくねくね体操

つまずかない、転ばない奇跡のくねくね体操 荒木秀夫

くねくね体操。 ここでは コオーデネィション理論。 自分に与えられた能力、上手く"統合"して、適応するそのための神経を鍛え刺激する。鍛えた神経を土台に、 体と脳をつなぐ神経の働きに効果がある。 体と脳を繋ぐ神経に働き方に着目した考え方。 抜粋。 人間の強みとは、能力を組み合わせて、足し算以上の 総合力で環境に適応するところです。 くねくね体操とは、 簡単に言うと神経を刺激する体操のことです。 目的は、 「体を自由に動かせるだけの筋肉」と「思考する脳」 「脳と身体を繋ぐ神経」が健全で目指すために作られた。体操のことです。 それとは別に 刺激を与える簡単な方法。 ・料理をする。 ・食卓、リビングで座る場所を変える。 ・食べ物の香りを味わう。 ・両手で同時にシャツのボタンを外す。 ・一言日記を書く。 ・部屋を片付ける。 ・ボランティアをしてみる。 ここらへんもおすすめされてました。 この本では7つの体操が書いてありました。 YouTubeに動画が上げられているので、 やってみようかな。

元彼の遺言状

元彼の遺言状 新川帆立

久々に「このミス」作品を読みました。選考理由にもなっている通り、各キャラがかなり尖った設定で軽く読み進められました。 作者は弁護士とのことですが、本作の主人公と同じく刑事事件はあまりやっていないようで、用語のミスが目立ちます。また地方警察の交番のお巡りさんに検事正の名前を出して、被疑者を目の前にして敬礼するというのもほとんどコントのように思います。この辺りを編集さんと改善してもらい、次回作に期待します。

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ラストスタンド 感染領域

ラストスタンド 感染領域 くろきすがや

まばらな伏線と、その回収といった終わり方だった。 前作はハラハラするような感覚があったので、次回に期待? 今度は別の世界がいいな...。

量子コンピュータの衝撃

量子コンピュータの衝撃 深田萌絵

量子コンピュータについて知りたいと思ったが、説明されてるのは少しだけ。 参考文献や出典がほとんどないため、本の中で語られている内容が事実なのか作者の妄想なのか分からない。 量子コンピュータの悪い面、良くない面を主張していたのかもしれないが自分は全く危機感を覚えなかった。 2020/06/24

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合唱 岬洋介の帰還

合唱 岬洋介の帰還 中山七里

中山さんの作品って、ズドンと、考えさせらる物がある反面、アレって思う作品ごあったりまだまだ、読みこなせていない自分です。 その中でも、岬洋介シリーズにはしっかりとハマってます。しかも、今回は、御子柴弁護士まで登場。面白く無いはずが無い。一気に読破しました。台詞の一つ一つに、重みがあって岬洋介シリーズまだまだ続きますよね。ね、!

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キツネ目の男はいなかった 昭和10大ミステリー新証言録

キツネ目の男はいなかった 昭和10大ミステリー新証言録 別冊宝島編集部

昭和の時代はバブルがあり、人も物も金も、 凄まじい勢いで飛ぶように弾けまくった。 親の世代からそう聞いている。 そんな動乱な時代ですら特異な、 というか異常という評価をされる事件をピックアップ。 読了。 確かに、弾けている。 人間の欲望に火薬とガソリンを詰め込み 2cmの導火線に火を着けて本人も跡形もなく爆散。 そんな事が定期的に起こっている時代だったようだ。 金が溢れているが、しかし、何処か人心は荒廃。 物質には恵まれても心は別の何かを求めていたのか。 現代とは逆な精神の在り方。 いや、どうだろうか。 現代も、同じようなものだろうか。 犯罪・事件に関してもっと知りたくなる。 もっと昭和の時代を知りたくなる一冊だった。

片付けない技術

片付けない技術 岩波邦明

何かすると気づけば、片付けからスタートしている自分がいる。どんなに片付けても終わりがなく、何度繰り返してしまう。 それならいっそ片付けなんてしないぞと読んでみた。整理整頓とは真逆な考えで、読めば読むほどそういう考えもあるなと勉強になる。片付ける、片付けないにしても大事なことは自分の居場所を作ることだと思います。 整理整頓ができないと悩んでいる人に薦めたい。