光文社の本

新聞記者、本屋になる

新聞記者、本屋になる 落合博

2021年大晦日。 来年に向けて新しいスタートをきりたい! そんな気持ちの時に見つけた一冊。 定年を待たずして築いた自分の城。 売りたい本が一冊でもあれば始めていい。 と語る著者。 組織に縛られない自由な生き方が羨ましくもあり、希望でもある。 やっぱり本は人を豊かにする力がある!

消えた断章

消えた断章 深木章子

今までの深木さんの作品よりも、重たくなく読みやすい感じ。でも、ページをめくる手が止まらなくなる。元刑事の祖父と大学生の孫のコンビなのも新しい。

一生つかえるメイク

一生つかえるメイク YOSHINKO

基本のスキンケア〜メイク方法まで分かりやすくまとめてあってスッと読めました。色々なメイク本みると本当に勉強になります。

コロナと潜水服

コロナと潜水服 奥田英朗

一夏借りた別荘で、左遷された工場で、占い師の部屋で、リモートワークする自宅で、赤いフィアットパンダに乗って、、、 小さな救世主は現れる! ファンタジーな短編集です。

狐と韃

狐と韃 朱川湊人

2021/01/13 読了 『日本霊異記』つながり。もっといえば、「率川」つながりで、古事記異聞から(^。^) 心温まる短編をありがとう。ここから、『日本霊異記』へ進みます。

平場の月

平場の月 朝倉かすみ

 本書は恋愛物語だが、取り立て特徴のない中年が30年に渡る失われた時代をいかに生きるかの物語でもあると思う。介護問題、自身に忍び寄る体調不良、重ねてきた歳月の分だけ積もる痛恨の過去。そんなどこにでもいるような中年たちの舞台となるのは都市でも地方でもなく東京にほど近い通勤圏の朝霞・新座・志木だ。 飾ることも必要なくなった年ごろだけに駅前の焼鳥屋での逢瀬は作業着と私服の区別もつける必要もない。 最近読んだ「まじめな会社員」の主役は30歳で本作の人物とは年の差20歳、そして青森・仙台・三重と様々な地方の出身で出没するのは洒落た場所だ。歳の差ということもあるけれど地方と首都圏近郊で育つことによる意識の差を考えてみる。 何かを成し遂げようとする力とある程度そろっているので特に気負わず生きることの差だ。 「平場の月」と「まじめな会社員」両者を比べつらつらと考える至福の時間。 須藤の暮らすアパートのつつましく暮らす室内描写が良かった。 そして苦い結末とはなったけどもう失うことしかなくなっていく年代で 一瞬のきらめきが見られたのは僥倖だ。もっとも一瞬だが、それはあきらめがついている。

神のダイスを見上げて

神のダイスを見上げて 知念実希人

復讐に捉われて大事なものが見えなくなっていたって事かな。 自分が本当に大切にしたいもの、守るべきものが有ったなら人生賭けてでもそれを成し遂げたいと思う気持ちが愛おしい。

彼女は死んでも治らない

彼女は死んでも治らない 大澤めぐみ

角川スニーカーで書いてきた大澤めぐみの、初一般レーベル作品。といっても、挿絵も入るし、キャクター紹介欄もあるからかなりラノベ、ライト文芸テイスト。 犯人を推理して当てると被害者が復活! 犯罪者引き寄せ体質でしょっちゅう殺されてしまう親友を救うため、毎回推理に明け暮れるヒロインを描いた連作短編集。親友の沙紀ちゃんが殺され過ぎ! 特殊設定を活かした解決策と秀逸なオチ。大澤めぐみ作品らしい、ちょっとダークな青春小説。

さよなら願いごと

さよなら願いごと 大崎梢

4つのお話は読みはじめ、別の時代なのかな?と思ったが、読み進めれば徐々に繋がりがどんどん明かされていって、最終話で「そうだったの⁉︎」と思わず声が出ることに。 難しい言葉はなく、とても読みやすい本だった。

三つのアリバイ

三つのアリバイ 鯨統一郎

なんと20年・9冊!になるシリーズの最終作になります。 なんだか話の本筋からの逸脱がうまくなかったり、妙に多い誤字が目についたり(伏線か⁈と思ったのですが…)、物足りなくしっくりこない消化不良ぎみでもありますが、果たしてどうまとめるか、そして20年に及ぶシリーズをどう終えるのかばかりが、後半は気になりました。 こう来るのか…というところで、まあ納得いくものではありましたものの、果たしてどの段階から作者は話の終わらせ方を考えてたのかな…。 でもやっぱり、登場人物が少なくて発散せず、酒の蘊蓄が効いてて話が適度な長さで中だるみせずにまとまっており、なにより各種の文学作品の新解釈と現実の事件が有機的に結びついてる、シリーズ中盤が1番おもしろかったかな……。

竹林の七探偵

竹林の七探偵 田中啓文

大酒飲みホラ話なのか、面白おかしく生きるための息抜きか.. 良すぎる頭をどう使うかと生きやすさは別の話でして。 虞姫だけが真実を知って翻弄するのは心地よい。