光文社の本

笑わせる技術

笑わせる技術 西条みつとし

普段何気なしにテレビをみて笑っているものを、プロの方が言語化していて分かりやすい。 お笑い養成所では初めの一歩としてこういうことを教えているのかと想像出来た。 誰もが心の奥底にある笑ってほしいという願望はあると思う。 そういった方にはおすすめです。

美女と竹林のアンソロジー

美女と竹林のアンソロジー 森見登美彦/阿川せんり

竹林には非日常性を感じる何かがあるのかもしれない。 あとがきにも記されている通り、竹林的なものがだんだんと近づき、そして竹林的カタスロフィーを迎える。 竹林と美女が等価交換であるかどうかはさておき、両者共に幻影的で魅入ってしまう何かがあるのかも知れない。 どこまでも伸びる、根元は皆同じという不気味さ、残酷さは美女に通じる不気味さと残酷さであるのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。

6c297c28 f15b 4bd1 b046 0af57a8709c969882d68 bfd7 4905 8f0e 85a68304dd54Gqejsx n normalA26e4845 1e26 4848 be07 0d7579fc67ebC415a8f9 e461 40b8 80e0 f85c0cfd0715824c23c6 eb75 42e0 a260 6f8b6edf2a68Icon user placeholder 15
シネマコンプレックス

シネマコンプレックス 畑野智美

連作短編。シネコンで働く人びとのクリスマスイブの1日の話。なにか凄い特別な事が起こるわけではないけれど、読み進めていくといろんな人間関係が想像できて面白い。

Icon user placeholder0a8059b9 46b3 447c 8827 9a40f45dd94c
三毛猫ホームズの心中海岸 新装版

三毛猫ホームズの心中海岸 新装版 赤川次郎

思いつきで借りた本。 あと味がよくない。 登場人物が多いと分からなくなるが、それにしたってあらゆる所から一人の人が出てくるので、色々混ぜすぎではないかと思う。 あまりこういう事を考えるのは少ないのだが、物語を終わらせる為に無理やり最後に辻褄合わせをしたような感じ。 結婚しろ、と言ってた割にすごくあっさりすすむかと思えば、ひどい終わり方だった。 人に勧める気もあまりおきない作品だった

AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争

AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 庭田杏珠/渡邉英徳

 著者の先生にご紹介頂いた本、月並みな言い方しかできないが、祖父母の時代だからそう遠くはないけど実感がわかなかった過去をカラー化することにより歴史は地続きであり身近であることを認識する1冊。「溶接作業に取り組む女子挺身隊員」師範学校から川西航空機に勤労奉仕にいった祖母の姿を重ね合わせた。もっと話を聞きたかったな。 また日系の方々をとらえた写真の画質の良さ、(おそらくフィルムの質が全く違うのだろう)と服のセンス及び素材の良さに国力の差というものを実感した。これもカラー化したことによってより分かりやすくなっている。

08634c99 3a43 40c1 9ad5 6ba772150f2c9bdbba38 19e6 4b9a b7ef f8a7e4d7838b
侵略者

侵略者 福田和代

福田さんの久々の、飛行物。あれよあれよと、引き込まれて、最後の最後まで目が離せず読破しました。続編を期待したいです。

酔ひもせず

酔ひもせず 田牧大和

うーん、なんだろうな…。この作者、振り幅が大きい…。今回は残念な方向に振り切れてる。とても煩い語り口に辟易し、何度本を置いたことか…。何とか読み終えたが、スッキリしないわ。 奥付頁には『テンポの良い展開と生き生きとした人物描写に定評がある』とあるんだけどね