双葉社の本

破滅の王

破滅の王 上田早夕里

史実をベースにしたノンフィクションの限界を感じましたが、上田さんらしさを随所に感じました。 たたSFではない作品だからこそ、もっと人間同士の関わりの濃さを読みたかったと感じました。

乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(12)

乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(12) 大西巷一

15世紀の中央ヨーロッパ地域が舞台。 15年間に渡って戦い続けられた、キリスト教の異端、フス戦争の顛末を描いた作品。ついに完結。 信仰のため、生きるためにと始まった戦いも、窮すれば奪う側に、殺す側へと変貌していく。正しい戦争、良い戦争などというものは存在しない。 マニアックな時代のマニアックな事件をよくぞここまで描いた。 この戦いが下地となって、100年後の宗教改革へ繋がって行くのかと思うと、歴史の面白さに改めて気付かされる。 ヒロイン12歳から始まって、最後は26歳くらいかな?逞しく成長を遂げた姿が感慨深い。

無敵の人(1)

無敵の人(1) きづきあきら/サトウナンキ

この世で1番怖いのは見た目が怖い人ではなく、“無敵の人”ではないか?…というのを題材にしたマンガ。 “無敵の人”とは、社会から孤立し、信用や地位、財産など失うモノが何も無くなった人の事を言うそう。 確かにこれは、現代で起きる犯罪に繋がる考えでもあると思う。 この物語では、その“無敵の人”になる可能性のある人物を事前に察知し、ジャッジするのだ。 DEAD OR ARRIVEで…。 内容的には、結構エゲツない感じです。

極限の婚約者たち

極限の婚約者たち 新堂冬樹

記憶を失う前に愛してた人と記憶を失ってから愛した人 記憶が戻った時に思い出した気持ちがあっても 今の気持ちが消えるわけではない どちらかを選ぶか どちらも選ばないか 選択肢は2つ 時に優しさは残酷なものとなる

警官の目

警官の目 今野敏/五十嵐貴久

題名通りに警察小説のアンソロジー。メンバーも豪華で、短編でも面白い。誉田さんのは、これから刊行される作品の第一部らしく、そちらも楽しみ。

京都寺町三条のホームズ(13) 麗しの上海楼

京都寺町三条のホームズ(13) 麗しの上海楼 望月麻衣

海外編(清貴)面白かった!葵が出てこなくても安定のホームズさんでした。 話を読んでる途中、ホームズさんが犯罪に手を染めてしまうのかとドキドキしながら読んだ。 そして後半には、円生の本人も知らなかった事実が明らかになっていく。 ドキドキワクワクな1冊でした。

足利兄弟

足利兄弟 岡田秀文

安土桃山から江戸時代の小説はよく書かれているけど、鎌倉、室山時代のはあまりないので読んでみたくなった。面白かった。

乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(5)

乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(5) 大西巷一

フス戦争を描いたシリーズ五作目。 キリスト教の中で異端とされたフス派の中で、さらに過激化したアダム派が登場。 聖書の中でアダムとイブは当初は裸で暮らしていた。だから人間は裸で過ごすべき!と主張し、戦場にも全裸で現れるアダム派。一夫多妻を是とし、夜な夜な姦淫にふける、どうみても淫祠邪教の類なんですが、これフィクションでなくて、史実に基づいているってのが凄すぎる。 ということで、ひときわアダルティな要素の強い巻となっております。残虐描写も多いので読み手は選びそう。

乙女戦争ディーヴチー・ヴァールカ(3)

乙女戦争ディーヴチー・ヴァールカ(3) 大西巷一

15世期のボヘミア地方。宗教改革の先駆となったフス戦争の顛末を描いたシリーズ三作目。 フス派の拠点の一つであった、当時の欧州で最大級の大都市プラハの街並みが丁寧に描かれていて、これ相当丹念に下調べして書いてるなという印象。

アンサーゲーム

アンサーゲーム 五十嵐貴久

結婚式の夜 ホテルから拉致された新郎新婦 目を覚ますと別々に入れられた真四角の部屋のようなところ 画面に現れたピエロから アンサーゲームのことを告げられる 間違えていいのは10問中2問だけ 2人の答えが一致すれば正解ということだけど 簡単なようでとても難しいと思う 人の感じ方や捉え方で 答えは何通りにもなる場合があるから 相手の事を全て知ってるわけじゃないし 100%理解できるわけじゃないから そう考えると愛してるとか信頼してるというだけじゃ乗り切れないのかもしれない

パティスリー幸福堂書店はじめました(3)

パティスリー幸福堂書店はじめました(3) 秦本幸弥

シリーズ3作目(完結) 日向君の素性がわかり 創の生い立ちが明らかになり 安子の大学時代の友人が親との関係に悩んで 突然お店に尋ねてきたりと 安子は楽しくもあり 悲しくもありな日々を過ごしている 関わる人すべてが幸福になるようにという想いを込めて開く幸福堂書店 幸福は身近にあるもので誰にでも与えられたものなんだと気付かされる