双葉社の本

鑑定人 氏家京太郎

鑑定人 氏家京太郎 中山七里

氏家の仕事に対する向き合いかたは、嫌いではないし、反論するセリフは小気味がいい。 しかしながら、それは理数系の許容範囲であるので、 キャラクターが濃いというわけではない。どちらかと言うと黒木の方がアクがある。 鋭い観察力と真摯な姿勢は、民間の鑑定人であることの安心感をもたらす。 鑑定という職業の特化生をもっといれてもよかったのでは? 推理と真実がこの本の主旋であるので、犯人当てのスリルはない。 シリーズ化になりそうな気配。

ミイラの飼い方(11)

ミイラの飼い方(11) 空木かける

他月が子供の頃に助けてくれたモクレンとの約束 空とずっと一緒にいるためには モクレンとの約束を破るわけにはいかない それはモクレンの正体を空に明かさないこと ずっと約束を守ってきた他月は凄い

ミイラの飼い方(9)

ミイラの飼い方(9) 空木かける

みんなで大地のおじさんがやっているキャンプ場へ 大変な目に合ったけど 白狐と仲良くなったり空が昔お世話になったバアちゃんと再会したりして 結果的には楽しく過ごせたのではないか 異種の者と知り合いになるのもなかなか悪いものじゃないと思わせてくれる

ミイラの飼い方(7)

ミイラの飼い方(7) 空木かける

大地くんの呪いは昔仲良しだった悪魔が誤解して死ぬ間際に大地くんにかけたものだった 生まれ変わった悪魔は呪いをかけてしまったことを気にしてずっとそばで見守っていた ムクムクと悪魔の関係 呪いを解くのは「天使の涙」ふた粒 天使に会うことすら奇跡に近いのに大変

ミイラの飼い方(5)

ミイラの飼い方(5) 空木かける

またまた空の元に父親からの荷物が届く 次は木馬の付喪神 名前は「アーやん」 喋れる付喪神 いい奴で 空の友達やミーくん達とすぐに打ち解けた なんかほっこりする

ミイラの飼い方(3)

ミイラの飼い方(3) 空木かける

他月が何か秘密を抱えているだろうことを気付いているが 話さない他月を思って何も聞かない空 2人の付き合いの長さが 2人のわかり合ってる感を作ったんだと思うとそれだけで愛しい 新たな仲間となる大地もなかなかいいキャラ 飼うのは獏の「ムクムク」 人ならざる者はなぜかみんな可愛い

みつば君はあにヨメさんと。(1)

みつば君はあにヨメさんと。(1) イトカツ

21歳の日菜子と9歳の義弟みつば君 旦那さんが仕事が忙しく いつも一人で寂しい思いをしていた日菜子にとって 喘息のため東京から来た義弟と一緒に暮らすのはいいこと 持ち前のコミュニケーション力であっという間にみつば君と仲良くなって 一緒に買い物に行ったりピクニックやドライブにも行ったり みつば君がいい子すぎて 自分の弟にしたいくらい 気遣いもできて素直だし いい子のまま育ってほしい

夏の魔物(1)

夏の魔物(1) ノムラララ

オメガバースというかふたなりというか、両性具有の少年少女のジュブナイルもの。

探偵になんて向いてない

探偵になんて向いてない 桜井鈴茂

「探偵物語」(工藤俊作の)に憧れる雇い主から突然「ゴンちゃん、探偵にならない?」と強引に探偵にされてしまった権藤研作。 彼は「向いていない」とボヤきつつ、探偵として依頼人のために怒り、悲しみ、喜び、のめり込み、汗を流し、走り回って…。 まず看板や名刺で「探偵」という入れものを先に作って、後からその入れものに合わせて「探偵」らしく振る舞うというゴンちゃん。 しかしどんな仕事もその人の人間性が反映されるもの。 バツ2で無職でホームレス寸前だった彼の仕事は、どれもドラマや小説のカッコいい探偵とは違った終わりかたになってしまう。 ただゴンちゃんには、自分自身の情けなさを自覚している人特有の優しさがあって、読者も最後には依頼人同様、彼が好きになってしまいそう。 依頼人も関係者も死なない、そして不思議と誰もが前より幸せになってしまう探偵物語。 本家よりずっと好きだなあ。

ミイラの飼い方(12)

ミイラの飼い方(12) 空木かける

ムクムクが空に見せた悪夢は 大地が昔飼ってたペット「パック」の記憶 パックが悪魔だと知る空 神様やアーやんからのお告げ 悪魔のことやお告げのことを詳しく知りたい空は山姥の元へ

ミイラの飼い方(10)

ミイラの飼い方(10) 空木かける

空の父 モクレン帰国 ミーくんにエジプトに帰ろうと提案 仲間たちと一緒に生活する方がいいんだろうけど 空たちと一緒にいても守ってくれるから 空たちといればいい モクレンは保護官をしているから その目線での提案なんだろうけど 大地の呪いを解く方法は2粒の「天使の涙」 ムクムクと一緒にいられなくなるんじゃないかと思い 解くのを躊躇う大地に 怒るムクムク 2人の絆の強さを感じます

罪のあとさき

罪のあとさき 畑野智美

少年犯罪について。 現実はもっと厳しいのだろうけど、最後は救いがある展開。

乙女戦争外伝2 火を継ぐ者たち 下

乙女戦争外伝2 火を継ぐ者たち 下 大西巷一

フス戦争の顛末を描いた『乙女戦争』の後日談的なエピソード。1440年〜1467年まで。 ハンガリーと、オスマン帝国の抗争を軸に描く三十年史。クラーラちゃんの生涯が波瀾万丈過ぎる。 メフメット2世大好きっ子のわたし的には楽しく読んだ。

ミイラの飼い方(6)

ミイラの飼い方(6) 空木かける

大地くんの親戚の家に4人+ミーくん達でキャンプに行って 狐たちに騙されたことで大変な目にあうが 結局は仲良しに 空くんも昔会えなくなった山姥のばあちゃんに再会できたし どんどん味方が増えてくる

ミイラの飼い方(4)

ミイラの飼い方(4) 空木かける

ミーくんやコニーたちとの意思の疎通が普通にできてて可愛い ちょっと自分も欲しくなる ペットというより小さな子供みたい

残月記

残月記 小田雅久仁

月に関する3作品。 「そして月がふりかえる」 「月景石」 「残月記」 普通から突然違う世界に! このアイデアはどこから? 胸突き動かされるというよりも、発想に驚く。 月の裏側って神秘に満ちている。

夏の魔物(2)

夏の魔物(2) ノムラララ

彼らの脳や臓器は一体どうなっているのか気になって仕方がないのであーる。 どういうホルモンが分泌されているのか?とか染色体のかたちはどうなっている?とか。 それは、わたしが残念な読者だからでしょうか。

むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。

むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。 青柳碧人

昔話✖︎ミステリシリーズの新作が登場。帯を見ると累計30万部突破なのだとか。売れてますねえ。 今回は、かぐや姫、おむすびころりん、わらしべ長者、猿蟹合戦、ぶんぶく茶釜が作品のベースとなっている。 お馴染みのお話ばかりなので、ミステリ慣れしてない人でも、入りやすいかも。 昔話の意外な真相であったり、複雑なプロットを作っていたりと、今回も飽きさせない構成で作者のアイデアの豊富さに驚かされる。

青に、ふれる。(2)

青に、ふれる。(2) 鈴木望

相貌失認の神田先生と太田母斑が顔にある青山さん 2人のコンプレックスは人生を変えてしまうほど本人たちが背負っているもので 中学時代 青山さんが不登校になる原因を作った大橋くんが高校生になって突然現れ謝ってくれたことで はっきりと口に出して 自分が傷付いたと言えた青山さん 神田先生にとっては「ズルい」という言葉が傷付く一言 なぜ先生が今までズルいと言われ続けるのかわからない 青山さんは治そうと思えば消せるアザだからまだ救われるけど 先生の相貌失認は生まれつきのものだから一生付き合っていかなければならないもの これからもずっとズルいと言われ続けなければならないのか