ミシマ社の本

イスラムが効く!

イスラムが効く! 内藤正典/中田考

ムスリムの思考の理解に役立った。 分かりやすいところも、対談形式だからこそ、(あまりに口語すぎて)分かりづらいところもあったけど、こんなにイスラム的考え方をわかりやすく説明してくれたものが今まであっただろうか。 彼ら的会社のあり方、生のあり方、病気への対処、その他イスラムとその他の国際関係、などなど。いくらムスリムの友達がいても、彼らは彼らの考え方が当たり前だから、こんなに上手くは説明できない。 ちょっと理解できたところでイスラムを効かせるのは難しいけど、隣のムスリムと上手くやっていく助けには十分なり得ます。

数学の贈り物

数学の贈り物 森田真生

以前に森田さんの講演会に行き、数学者が集まる場では素数の番号から靴箱のカギがなくなるとか、楽しかったのを思い出した。 『数学する身体』の時はたしかお子様が生まれたばかりかその直前だったと思うが、この本では成長していくお子様のそばにいる森田さん、という視点で数学に絡んだ話も読める。 「言葉はもちろんコミュニケーションの道具だけれど、それ以前に自己を編む糸である。〜何かを伝えるだけでなく、世界を生み出すことだ。」 語学も数学も新しい発見があった。

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ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台 vol.4 「発酵×経済」号

ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台 vol.4 「発酵×経済」号 ミシマ社

毎号楽しく読み応えがある。 どうしたら、こんな魅力的な執筆陣を贅沢に揃えられるんだろう。 大好物と、よう知らんけど美味しそうなおかずがぎっしり詰まった弁当みたい。 今回は、(広い意味で)発酵がテーマ。

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奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの

奇跡の本屋をつくりたい くすみ書房のオヤジが残したもの 久住邦晴(くすみ書房・店主)

くすみ書房店主、久住邦晴さんによる遺稿です 町の本屋さんとして多くの人に愛されていたくすみ書房 それでも書店経営はとても大変だということがヒリヒリと伝わってきます 店主の死去は悲しい思いでいっぱいですが、学ぶべきことの多い一冊です

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きんじよ

きんじよ いしいしんじ

作家のいしいしんじさんがご家族と住む京都での暮らし、出来事を書いた本。お店に行く、お子さんの行動を見る、京都のイベントに参加するなど色々な出来事を時には緩く、またある時は男前な感じでいしいさんが語ります。不思議でつかみどころが見つからない本ですが、いしいさんたちはごきげんな毎日を送りたい、過ごしたいと思って暮らしているのかなと。感じたり思ったりしたりしていないわけではないでしょうが、いしいさんたちはためいきとか苦悩とかから、かなり遠いところにいるような感じがする。イベントの打ち上げでお子さんが横山剣さんに「GT」をリクエストする話、いしいさんのお父さんが塾をたたみまた塾をはじめる話など読んでいて気持ちがじわじわ盛り上がってくる話が時々出てきます。

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京都で考えた

京都で考えた 吉田篤弘

著者らしく、話はいろいろと跳びまくるのですが、どの一節も、その考え方や事象への感覚に、思わず頷かされたりは考えてみるような感じで、警句集めいてます。1冊の分量としてはそれほど多くないのも(100ページ程度)よいところです。なんとなくいろいろ考えてみたいときに、適当なページを開いてみて、という風にして、長く長く手元に置いておくのもいいかな、と思ってしまいます。

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大阪的

大阪的 江弘毅

この本の最初の方で小説家の津村記久子さんが大阪の観察、考察的なエッセイを書かれていて、その内容の真剣さ、際どさ。深く、ビターな大阪の話を読んで、やられたなーいいところ突かれてしまったなーという気分に。他の部分も大阪とは何なのかという真剣な考察の数々。今までの人生の中で真剣に大阪について考えたことがあったかを読みながら探ってしまいました(多分深くは考えてこなかったかも)。この本を読んだ大阪の人にこの本の感想と大阪について少し聴いてみたい、と思っています。

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昭和の店に惹かれる理由

昭和の店に惹かれる理由 井川直子

タイトルに惹かれて手に取ったわけだがこれが実にすばらしい内容。いわゆるグルメガイドではなく長く愛される店は何が違うのか、を追求した本。出てくるお店ではとんき、鳥福しか行った事はないけどもホスピタリティという言葉でくくってしまってはいけないこだわりがあることが分かる。それも肩に力入れて拘っているわけではなく「こうしたほうが美味しい」とか「こうしたほうがお客さんが快適だ」ということに尽きるということ。グルメガイドではないけども出てくるお店に一通り足を運びたくなってしまうところが凄い。果たしてこういう「ちゃんとした」お店に相応しい振る舞いができるか不安ではあるが(笑)

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ヨーロッパ企画の本 我々、こういうものです。

ヨーロッパ企画の本 我々、こういうものです。 ミシマ社編

大好きな京都の劇団「ヨーロッパ企画」の、らしさがたっぷりつまった本。 上田さんのエッセイや各団員の担当ページなど、 ゆるさと濃さの配分が抜群。 我らが森見登美彦や 『水どう』の嬉野さんの寄稿もあり、 おなかいっぱい。 本を丸ごと小道具に見立てた書き下ろし戯曲『小さな出版社』は秀逸!

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胎児のはなし

胎児のはなし 最相葉月

医学の進歩を感じられる。病気じゃないけど、普通の状態でもない妊婦さんの状態も謎だらけで不思議だけど、のお腹の中で生きている胎児はもっと不思議。羊水が何処からくるのか、とか、胎児は何をしているのかとか。不思議ー 妊娠、出産、母子感染、出生前診断、生殖医療、などなど話題が豊富。脱線しつつ、楽しいお話ばかり。 そして、やっぱり産婦人科のお医者さんも看護師さんも助産師さんもすごいなーと思うし、世の中のお母さんたちはすごいなーと思います。

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生きるように働く

生きるように働く ナカムラケンタ

ナカムラケンタさんに会いに スロージャムでお酒を飲みに 公募ガイドを衝動的に買いに 行きたくなりました。 日本仕事百貨ができるまでに、ナカムラさんが会った人、その人たちの生業と、育ててきた価値観を丁寧に文字にされた本。 力や経験を活かして洗練された仕事をしている人たちが、 枠にとらわれずに考え抜いて生きているところにグッときました。 はやいうちリトルトーキョー行こう。

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日帰り旅行は電車に乗って 関西編

日帰り旅行は電車に乗って 関西編 細川貂々

地元に居ながら、近過ぎるのが災い?してか、阪堺電車くらいしか経験してませんが。日帰りでぷらっと出かける、そんな旅も良いですよね。

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うしろめたさの人類学

うしろめたさの人類学 松村圭一郎

しりとり読書6冊目。『逆行』からの「う」ではじまる本。 文化人類学の教授である著者が、自身のフィールドであるエチオピアへの滞在経験から得た観点を、文化人類学の視点を交えて解説。 身近なエピソードになぞらえてくれるのでわかりやすい。 あっという間に読めてしまった。 なんとこのブックデザインも尾原さん! ブックデザイン 尾原史和(SOUP DESIGN) 次は「く」からはじまる本。

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今日の人生

今日の人生 益田ミリ

何気ない1日だと流していた日々にも、面白い事やその日だから感じられた事があったのかもしれない。振り返る事が自分を豊かにしてくれるチャンスであることを教えてくれる本。 今日の人生の積み重ねで今の自分がある。

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木のみかた 街を歩こう、森へ行こう

木のみかた 街を歩こう、森へ行こう 三浦豊

面白い! 「木のみかた」 三浦豊さん著。 私も2年くらい前に、草舟に通うようになってくらいから、東京の家の周囲の草木をより身近に感じながら暮らしてきました。線路脇のミント、水仙、野菊、彼岸花、朝顔、昼顔、おしろい花、菜の花、苔たちの動向が気になったり、道の脇の隙間から生えてる苔に夏の暑い日は水をあげたり、道の溝の下から生えている芝桜やスミレの様子に気を配ったり。 公園の階段の隙間から、手のひらサイズの草の集団が顔を出していたりすると、可愛くて立ち止まって挨拶します。 確かに、日本はいたるところ、”森”、”盛り”の可能性を秘めた草木が満ち満ちています。 私は何年か前まで草木や山に何か申し訳なく、人類として、と同時に無力感を感じていましたが、最近は彼らの生命力の強さを感じると同時に、彼らの明るさ、楽しさやワクワク感に焦点が向いてきました。これからの人間と草木、森、林たちとの関係の可能性を感じずにはいられません。 この本は、三浦さんの言葉のセンスを感じる本当に素敵な本です。 現代を生きる日本人の視点、草木に対する心の目が多分この本を読むことで変わるんじゃないかな。 三浦さんといつか森を歩いてみたいなと思いました。

愛と欲望の雑談

愛と欲望の雑談 雨宮まみ

死ぬ間際にでもならないと、家族への愛情って言葉にしないんじゃないか。に対して、今親が生きているうちに感謝の言葉を述べることが大事なのは分かっているが、なにか心理的なものがそれを拒む。社会学的に介入するのであれば、親に感謝の言葉を言う大事さというより、どうしたら親に今感謝の言葉を言うことが出来るのかを伝えることだ。90年代は、ヤってる人がチヤホヤされた。でもいまは、そんな事ない社会へシフトされた。これにも社会学的介入できる。カフェでトイレにパソコン持っていくか。日本人は、マナーが良くて安心できるが、一般的な他者に対する信頼は低い。犠牲者非難。

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