ポプラ社の本

マイブラザー

マイブラザー 草野たき

(あらすじ) 中学受験に失敗し、クサクサとした中学生活を送る2年生男子。  5歳の多動な弟の世話を自ら請け負うことや、大手の会社をやめパン屋での単身修行を始めた父親への蔑み•恨みなどを理由に、全てのことから逃げ、思考停止。 見下していたはずの友人が実はすごくがんばっていたり、妬みの対象だった友人が空っぽだったり弱気なことを知り、 逃げている自分に気づき、見ないふりをしてきた弱さや本音と向き合い始める。 (感想) 草野たきさんの本は欠かさず読んでいるが、とにかく心理描写が的確で分かりやすくて、共感しかない。 何かのせいにする事は精神の安定になるし楽だし、自分なんてダメだと憐憫に浸るのは心地よい。けれど、その代償にモヤモヤ、イライラがつきまとう‥。 そんな中2の登場人物たちの苦しみに、共感! 5歳児の素直で、欲望に忠実で、一点の曇りもない主張にも、共感! その5歳児を相手に、『このやろう』という気持ちと『愛しい』と思う気持ち、こちらにも共感です!

世界卓球解説者が教える卓球観戦の極意

世界卓球解説者が教える卓球観戦の極意 宮崎義仁

オリンピックでの活躍に感化されて、読まずにはいれなくなった! 世界卓球解説者が語る卓球の世界。 卓球は何気なく見ていても楽しいが、基本的な知識や、選手の個性や背景を知ることでもっと楽しく観戦することができる。 地味なイメージだった卓球が、関係者の努力と成果でここまで盛り上がる競技になったかは、興味深い。 今度卓球をする時に、この本で知った「チキータ」に挑戦してみよう!

かがみの孤城 下

かがみの孤城 下 辻村深月

辻村深月さんの作品はいくつか読んでいるが人にオススメを聞かれた時にあげる一冊だと思う。 エピローグでは驚く部分もあった。 最後は感動するのでまた読み返したいと思う

ニキ

ニキ 夏木志朋

読了。高校卒、89年生まれ。こんな小説が書けるなんて、才能の塊か。羨ましい。

猫は笑ってくれない

猫は笑ってくれない 向井康介

人間が分かり合うのって、難しい。 言わなくても自分のことを分かって欲しい、分かってくれているはず。自分は、相手のことを分かっているはず。 でもそれは、想像以上に、出来ていない。そしてそれは、「やっちゃった」と感じてから、失ってから、気付くことが多い。 今自分のすぐそばにある、小さな幸せ一つひとつを愛しく感じることができる本。 ***** 主人公と元恋人が別れる理由になった映画のエピソードの部分では、人間関係の儚さが感じられる。 同じ方向を向いていたはずなのに、小さな小さな違和感やわだかまりが重なって、いつの間にか気がつく頃には違う方向を見てる。 そんなことって意外と身近にあるかも、気を付けよう、とこの本で気付けたら、幸せかもしれない。

愛を知らない

愛を知らない 一木けい

青春小説かと思いきや、物語が進むにつれ不穏な空気に。 話のもっていき方が上手く最後までハラハラした。

三四郎はそれから門を出た

三四郎はそれから門を出た 三浦しをん

2021/08/15 読了 書店の中を2周3周しても読みたいと思う本に出あわないことが長く続くこともある。そんなときに手元にあると便利な本。久々に中井英夫とマルキ・ド・サドの名前を見た(^.^) 小説や漫画の紹介以外のエッセイも面白い。

死にたがりの君に贈る物語

死にたがりの君に贈る物語 綾崎隼

人気作家の死と、その作品によって生かされてきた読者。二人の関係性を突き詰めた作品。綾崎作品らしい、愛に溢れた優しい世界。 人間性と作品のクオリティは往々にして反比例する。物語は時として人を救う。 幸福な『推し、燃ゆ』的に読みました。

お探し物は図書室まで

お探し物は図書室まで 青山美智子

今いる場所とは違う「どこか」を探している人たちが、コミュニティセンターの司書の小町さんに勧められた本を通して活力を得て変わっていく物語。 でもそれは、小町さんや本にそういう特別な力があるからではなくて、もともと持っている自分の力。 自分がその本をそういう読み方をした、そういうことに気づいた、行動したっていうことに価値がある、と小町さんは言う。自分自身の力で探し当てた、自分だけの何か。 何かをしろ、変えろとぎゅうぎゅう背中を押しているわけではなく、自分のまわりにはすでにいろいろなものが「ある」んだと優しく気づかさせてくれる。あとは自分次第。 私は自分で選んでこの本を読んだ。自分で何かを感じることができた。もう何かが始まっているのかも。

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女と男はすれ違う!

女と男はすれ違う! 黒川伊保子

今まで著者の本を何冊が読んできたが、今までの内容の復習のような感じの一冊だと思う。