太田出版の本

日本エロ本全史

日本エロ本全史 安田理央

エロ本を題材に取りながらも、雑誌の栄枯盛衰もまた描かれている。筆者が語る「余計なものがなくなった」コンテンツって「すべてをわかっていない」人間にとって出会う場面が無くなっていってるんだなあ、とため息が出てきてしまう。これ、エロ本だけの問題じゃないよね。鈍すれば貧する、この出口のないなかそれでも人生味わい尽くして死んでやりたいと思う。

ラカンの殺人現場案内

ラカンの殺人現場案内 ヘンリー・ボンド

フランスの哲学者、ジャック・ラカンが殺現場に 実際に居るわけではない。 彼はもう死んでいるし、生前、事件現場に 居たことなどないだろう。 しかし、彼の眼、彼の理論、感性を持ってすれば、 おぞましい殺人現場で常人とは違った視点、 あるいは証拠となる物を発見出来るかも知れない。 時代はかなり遡るが、 古ぼけた写真を『ラカン』と共に見つめる。 うっすらと、犯人の行動とその精神の在り方が 見えて来る。 事件現場に単に影響されているのか、 それとも、犯人の足跡を無意識に追っているのか。 いつのまにか、自分が追跡者になっている。

鉄工所にも花が咲く

鉄工所にも花が咲く 野村宗弘

ウチに帰らず会社で寝て暮らして働く男や、他人に怒りながらもサービス残業を黙々とこなす塗装職人のおばちゃん、会社を退職しても会社に来てしまう元工場長など、仕事の効率化から相当遠いところで働く人たちのマンガ。登場人物はたぶん皆仕事が人生の重要な部分にあるということ、そして不器用に見られても仕事は最後までやり遂げるという意志が強く伝わってくる。僕はこのマンガの面白さ、渋さはお酒やタバコの旨さみたいなところがあるのではないかと。内容に興味、又は実際に登場人物たちと同じような経験があればこのマンガを読める、色々思うことや感じることが出てくるのではと。

ここは、おしまいの地

ここは、おしまいの地 こだま

本の中に絶えず漂う哀しみと愛おしさ。 こだまさんの書く文章は本当に好きだなぁと。 本の中に私がいる。ずっと「どうして自分なのか」と迷う私のかわりに、こだまさんが言葉にしてくれている気がした。 こだまさんが幸せであったらいいな。

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子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法

子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法 ジャンシー・ダン

子供が生まれてからあんなに大好きだった夫が憎たらしくて仕方ない!そんな女性は多いはず。このイライラはホルモンから来るものなのか、それとも疲れなのか、それとももうどうにもならないのか… 著者も同じ悩みを抱え、子を持つ女性はおそらく共感しかない文章が続く。そして著者はこの問題を放置せず、考えられる全てのスペシャリストに専門的なアドバイスをもらいに行く。そうそう、うんうん、とうなづきながら、「私の気持ちを分かってくれる人がここに…」と本に向かって涙しながら、著者と一緒にカウンセリングを受けている気分になる小説。 子を持つ女性、今から子を持つ予定の女性、そしてそんなパートナーを持つ全ての男性に読んでほしい本。明日から取り入れていきたい具体的なアドバイスや考え方がたくさん盛り込まれている。

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田舎

田舎 山本直樹

安定の山本直樹。 エロ漫画はファンタジーである。

バンさんと彦一

バンさんと彦一 長尾謙一郎

BLというには薄毛と出っ歯なんだけど純愛だと思う。不条理と反復が面白い。わかんないよ、わかんないことねぇだろうよ、わかんないよ…。クスッとくるのにどことなく切ないという珍味な作品でした。

通勤の社会史

通勤の社会史 イアン・ゲートリー

通勤の歴史を通勤手段のみならず、それに伴う社会変革まで包括的にまとめた本。 とにかく面白かった。移動範囲の拡大による街の発展、人々の生活にもたらされた変化、それに伴い発達した他の分野、等々。

最後の晩餐の真実

最後の晩餐の真実 コリン・J・ハンフリーズ

欧米ではそれどうなの、と言われるとは思うんだけどカトリックの高校に三年、プロテスタントの大学に四年通ってたので信者では無いけどもそれなりに宗教、特にキリスト教には興味があるので手にとってみた。イエス最後の晩餐がいつで磔刑がいつだったのか、を解き明かした本。福音書で微妙に内容が異なるため、最後の数日については昔から諸説あるらしくこれを天文学や聖書以外の文献にもあたって追求した内容。かなり説得力のある展開で磔刑でこと切れた日付を西暦33年4月3日と特定し、それに至る行動も具体的に解き明かしている。その情熱がすごいし信者では無くてもある程度楽しめる内容だと思いました。

没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術

没頭力 「なんかつまらない」を解決する技術 吉田尚記

要するにミハイの「フロー体験」の解説を作者の独自解説と体験で劣化コピーした本。 「フロー」という心理学用語を知らない人なら、読んでも意味があるかもしれないけど、知ってる人からしたら読む時間が無駄な内容。 作者は、タレント的な活動をしているらしいので、ファンなら読みたいのかもしれない。

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神童は大人になってどうなったのか

神童は大人になってどうなったのか 小林哲夫

神童は大人になってとても偉くなった。 という結末が先にきて、単なる子どもの頃のことが書かれている。 頭の良さは遺伝であるようだ。 タイトルを大人になった神童の子どもの頃 とした方がふさわしいと思う。 読んでいてつまらなかった

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妄想中学ただいま放課後

妄想中学ただいま放課後 宮藤官九郎

宮藤官九郎さんが的場浩司さん、阿部サダヲさん、相田翔子さん、羽生善治さん(!)といった方たちと「学生時代はどんなことやっていたのか?」ということを話す対談集。羽生さんが「中学時代はジャージを着て通学が流行」ということを話されたり、相田さんと宮藤さんが自分の芝居の初舞台は何を演じたのかを語ったり、阿部さんの高校の帰宅部の人は何をしてたの? と聴いたら阿部さんが「江戸川で酒飲んでキスしてた」なんて話になったりと、フリーダムな内容。全体的に甘酸っぱい感じなのは喋っているのが思春期の話だからか。面白いです。